概要
CV:やなせなつみ
誕生日6月2日。双子座。
血液型A型。
身長151cm。体重38kg。
スリーサイズ:B77/W53/H78。
瞳の色:金
第三章のメインヒロインで、蓮治が音羽の駅で出会った少女。
景の一卵性双生児の妹でもある。
天性の文才を持ち、姉の景とは性格が正反対で大人しく少々天然なところがある。
スタイルは景より若干いいが、料理が苦手なのは姉と同じである。
幼い頃、左目を事故で失明(作中ではむしろ左目がないような描写がされている)しており、普段は眼帯をしている。
また、事故の後遺症によりある障害を抱えており、その事が通学不能などの様々な弊害を起こし、彼女を苦しめている。
結果として、景の高等部二年進級と同じ時期に家族と離れて生活することが決まり、幼い頃の知り合いである火村により保護され養われている。
ただ、実家を離れても景とはメールでやり取りをしている。
後遺症の正体は、前向性健忘症(en:Anterograde amnesia)(ただし作中ではこの名前は出てきていない)という記憶障害の一種で、千尋の場合は彼女(TVアニメ版では火村)曰く、物事を思い出せないのではなく物事自体が記憶されない症状である。
記憶を保持できるのが13時間に限定されており、13時間以内に思い返さない限り物事を忘れてしまう。
それ故、事象が起こったという「事実」しか彼女には残らなくなった(例えば、事故後に知り合った知人が死ねばその時は深く悲しむが、後にそのことを聞かされたとしても何の感情もわき起こらなくなる。それが事故以前の知人であれば取り乱すことがある)。
よって、このような状況に置かれた千尋は、時に蓮治を恐怖させることとなる。
いつも手帳を肌身離さず持っているのだが、千尋が携帯する手帳は自分の周りで起きた物事を記すいわばメモリであり、千尋が歩んできた人生そのものといってもよい。
この前向性健忘症は実際に存在する症例であり、同じ症例の患者は千尋のように備忘録が必需品である。
ちなみに原作では蓮治より1つ年上だが、TVアニメでは同年齢の設定になっている。
どちらであっても、蓮治は出会った当初は千尋を年下と勘違いしていた。