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四災

さいやくぽけもん

『ポケットモンスター』シリーズに登場する4体の「さいやくポケモン」を纏めた俗称。「四凶」とも。
目次 [非表示]

災イノ ウツワ/ツルギ/モッカン/マガタマ


ココニ 封ズ


概要

四災とは、ディンルーパオジアンチオンジェンイーユイの4体の準伝説ポケモンの通称。

全員あくタイプを持ち、専用のあくタイプの技「カタストロフィ」を覚える。


レホール先生の歴史の授業にて、これらのポケモンのいきさつについて語られる。

かつての東の国から木簡勾玉の4つの宝が伝わっており、異国の宝が好きなとある王は、その国の商人から大金をはたいて買い取った。


しかしその宝の正体は、元々使われていた器物に人間の強い負の感情が宿り、周囲の自然を取り込みながら変化・誕生した、付喪神または怨霊のようなポケモンであった。


王が宝を手に入れた夜、彼の欲望に当てられたことでついに災いとして活動を始め、王城を一夜にして破壊。その後欲望のまま厄災を振り撒きながら好き勝手暴れ回っていたが、高名なポケモン使いによって鎮められてパルデア各地の4か所の祠に封印されたという。

ちなみに、このポケモン使いの血筋は今も絶えずに残っているようで、後にレホールは四災に関する情報を提供したとのこと。


それぞれの祠の周囲には8本の聖なる杭を打ち込まれて災いの力が抑え込まれており、対応する杭をすべて抜けば封印が解かれるらしく、レホールは主人公にこの災いの宝のポケモンの解放・捕獲を任せた。

ポケモン使いの子孫によれば、聖なる杭を抜くには「ポケモンとの絆」が必要とのこと。

ちなみに、本当は自らが解放・捕獲することを企んでいたが、教職を疎かにしていた事で校長に釘を刺されてしまい、そうもいかなくなった模様。


そして4体全てを解放・ゲットして彼女に見せれば、報酬としてわるだくみのわざマシンがもらえる。


なお、杭自体は序盤からフィールドの各地で見かけることができ、歴史学の授業を受ける前から引き抜くことも一応は可能である。ただし、物によっては特定のライドアクションを使わないと到達できない場所にある場合もあるので注意(一応すべてのライドアクションを解禁せずとも接触可能な場合もある)。

そういった意味では、ある意味『LEGENDSアルセウス』のともしび集めに近い要素と言えるのかもしれない。


なお、長い時を経て封印が弱まっているのか、聖なる杭は黒く禍々しい姿に変貌してしまっており、実際に主人公が抜いただけで、ボロボロになり跡形も無く崩れてしまった。


近年の準伝説としては珍しく、本作のメインストーリーには一切絡んでこないので、捕獲を後回しにすることも、逆に序盤から強引に杭を抜いて捕まえに行くこともできる。

厳選がしたいのであればジャッジ機能が解放されるストーリークリア後に挑戦してみるのがいいだろう。


災厄を齎すとされるポケモンたちであるが、ゲットした後は他のポケモン同様主人公たちと仲良くピクニック出来るという厄災らしからぬ和やかな雰囲気を楽しむ事が出来る。

器物に負の想念が宿って生まれたとされるポケモンとしてジュペッタが先例に挙がるが、彼ら同様に負の感情が元で生まれたとはいえ単純な善悪で分けられる存在ではないようだ。


封印時に祠を調べると、封印されているポケモンの宝に応じた冒頭の文章が出てくる。

捕獲後、祠をもう一度調べると、文章が変化する。

一体誰が何のために書いた文章かは不明。あらかじめ封印が解除されることを想定していたのだろうか…?


該当ポケモン

ポケモン名中国語祠の位置祠の名前
チオンジェン木簡南東/南1・5番エリア朽木の祠
パオジアン南西/西1番エリア凍裂の祠
ディンルー鹿北西/オコゲ林道(オージャの湖の北)塵土の祠
イーユイ勾玉北東/北2番エリア火難の祠

戦闘BGM

ポケモンシリーズでは非常に珍しく、オリエンタルでエキゾチックな雰囲気が漂う曲。

ウネウネした電子音と重低音が使われていて不気味だが、終盤には今までの曲調とは似つかぬトイピアノで主旋律が演奏されており、「無邪気な悪意」という印象を与える。


余談

  • 全員名前は中国語カタカナ読みしたものとなっている。
    • 本作の舞台はイベリア半島がモデルだが、彼らは名前やモチーフ、固有の戦闘BGMに中華要素が多分に盛り込まれており、明らかに不釣り合い。事実彼らは明確な国外の存在で、パルデアに運ばれた後封じられたという、イレギュラーな伝説(所謂外来種)である。
    • 急に中華的な要素が出てきて戸惑うプレイヤーも多かったと思われるが、パルデアのモデルの1つとなったポルトガルがかつて中国の一部植民地として支配していたことがあるため、強ちイベリア半島のラテン系国家と無関係というわけでもなかったりする。

  • 俗称の「四災」に関しては、湯桶読みの「よんさい」・音読みの「しさい」・中国語読みの「すーざい」等読み方が人によりまちまちで統一されていない。文字に起こす時は「四災」で問題ないが、口に出す時は「災厄ポケモン」辺りを使えば混乱が起きずに済むと思われる。

  • 元ネタは諸説あるが、4体いる災いを齎す存在という設定から中国の伝承に登場する四凶四罪が元ネタと思われる。
    • ただし、災厄ポケモンの生物モチーフはヘラジカユキヒョウ(あるいはサーベルタイガー)、カタツムリデメキンとなっており、必ずしも四凶や四罪の元ネタになった動物たちに対応している訳ではない。
    • 一方で四凶の饕餮を含む竜生九子が元ネタともいわれてる(竜生九子の中にはに似ている存在がいるため)。そうなると今後は二種類の竜獅子をモチーフにした災厄ポケモンも登場するのだろうか…?
    • また、五行思想ではがあり、チオンジェンの前の図鑑番号にはがねタイプで同じく宝がモチーフであるサーフゴーが居る事から、五行がモチーフとなっているのでは?という説もある(パオジアンはこおりタイプだが、氷は水が固体となったものではある為、一応の辻褄は合う)。(証拠ツイート)
    • 考察するなら『四凶と四罪を竜生九子と五行に当てはめて作った』と言えるか。
    • しかしその後三毒が登場。今度は七つの大罪三障四魔等が考察で挙げられる様になった

  • パラドックスポケモンと同じくランクバトル・シーズン1〜2のシリーズ1は使用不可。続くシリーズ2でも変わらず使用不可で、シリーズ3から使用解禁がされた。シリーズ2で一足先に解禁されたパラドックスポケモンに先を越される形となった。

  • 杭と祠の色は、チオンジェンが紫、パオジアンが黄色、ディンルーが緑、イーユイが青となっている。一見四災と対応していないように思われる色だが、杭が封印に使われていた事から杭の色は弱点を表しており、それぞれの複合タイプの弱点の力によって封印されたのではという考察がなされている。
    • 弱点と封印の色の対応は、紫→くさの弱点であるどく、黄色→こおりの弱点であるかくとう・いわ、緑→じめんの弱点であるくさ、青→ほのおの弱点であるみず、となっている。祠の場所も弱点となるタイプを意識していると思われる。

  • 四災のポケモンのタイプ一致だけで14のタイプに弱点を突くことができる。

  • 四災との戦闘時には専用のBGMが流れる。異国からやって来たポケモンということでパルデア地方とは雰囲気のかけ離れた、エキゾチックな禍々しくも躍動感のあるBGMに仕上がっている。
    • 出身である中国以外にもインドとアラブ系の要素が強調されているため、パルデア(イベリア半島)にやってくる過程でシルクロードを通ってきたことを表しているのではないかと考えられている。

  • 四災の鳴き声表記は全て宝の用途に因んだものになっている。

  • 四災の種族値はパイロット版SVではさらに高かったが、製品版へのアップデートによりナーフされている。


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

準伝説

厄災 四凶 四罪 竜生九子 五行 特級呪物


ポケモン関連




その他

  • 厄災ガノン:同じ任天堂作品での「厄災(災厄)」繋がり
  • トゥルトゥル ダダダ:BGMのリズムが似ていると評判で、マッシュアップ動画がいくつか投稿されちょっとした話題になっている。実際前述の通りインド要素も取り入れられている。




封印ハ 解カレタ

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