概要
京都府福知山市にあるJR山陰本線と福知山線、京都丹後鉄道宮福線が乗り入れる駅。
全列車が停車する。丹波路快速を含め普通列車は当駅で運行系統が分割されており、当駅を経て東西南北を直通するのは今のところ特急しかない。
福知山線と京都丹後鉄道宮福線は、起終点でもある。
1階の専門店街はビエラ福知山として運営されている。
福知山駅の場所は地図を見ると、ちょうどXの形に見える。そのため、山陰本線の城崎温泉駅〜京都駅と、宮福線全線と、福知山線全線を合わせて、「北近畿ビッグXネットワーク」と呼ばれる。この福知山駅はその中心で、特急が各方面から沢山やってくるようになっている。
福知山駅はその昔、福知山駅と河守町(現:福知山市)の河守駅を結ぶ「北丹鉄道」というのが乗り入れていた。しかし、赤字による経営不振によって、1971年3月1日休止し、そのまま1974年2月28日をもって廃止され、同時に福知山駅には乗り入れなくなってしまった。ただし、天橋立への観光需要がまだ高かったためか、その後の1988年7月16日に、新しく「宮福線」という路線が開業し、再度、福知山駅に乗り入れることとなった。そしてこの路線は、北丹鉄道が成し得なかった、宮津、天橋立との行き来が可能になった。つまり、北丹鉄道の夢は一度潰えたが、宮福線の手によって叶えられたということになる。
ちなみに福知山駅というのは、初めて福知山に鉄道が来たときからあったわけではなく、ほんの少し遅れて開業した駅であり、福知山駅が開業する前は、仮駅とでも言うような、そんな存在の駅が一時期存在していた。その駅の名前は、「福知駅」という駅名である。この福知駅という駅は、阪鶴鉄道が、柏原から当駅まで延伸した時に開業した駅で、当時は福知駅ではなく福知山南口駅という名前であった。その後、1903年にこの福知駅に改称し、1904年には当駅から福知山駅まで延伸をした。しかし、仮駅的な立場であったということだったからか、福知山駅延伸後も5年ほどはあったが、約5年後の1909年に廃止と、とても早くに廃止された駅になってしまった。そのためか、現在の福知山市民の中では知名度が低く、知らない人がほとんどである(なんなら鉄オタの中での知名度も低そうではある)。
JR西日本
駅番号は未表示だが、京都駅からの通算ではJR-E29である。
島式2面4線と単式1面1線の複合式3面5線の高架駅。
乗り場 | 路線・上下 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 山陰本線上り | 綾部・西舞鶴・京都方面 | |
〃 | 福知山線上り | 篠山口・宝塚・大阪方面 | 主に特急 |
〃 | 山陰本線下り | 和田山・豊岡・城崎温泉方面 | |
3・4 | 福知山線上り | 篠山口・宝塚・大阪方面 | 主に特急 |
〃 | 山陰本線下り | 和田山・豊岡・城崎温泉方面 | |
〃 | 宮福線直通下り | 大江・宮津・天橋立方面 | JR線からの特急 |
5 | 福知山線上り | 篠山口・宝塚・大阪方面 | 丹波路快速・普通 |
〃 | 山陰本線下り | 和田山・豊岡・城崎温泉方面 | 一部の普通 |
隣の駅
駅番号は便宜上付したもの。特急停車駅は「きのさき」「こうのとり」「はしだて」を参照。
※1909年10月1日以前は福知駅だった。
京都丹後鉄道
島式1面2線の高架駅。JRの北側に乗り場がある。
路線は宮福線という路線
駅番号はF1
特急『たんごリレー』、快速『大江山』、普通列車はここから発車。
利用状況
- 2014年度の乗車人員は、3,674人である。
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年度 | 3,912人 | 7,825人 |
2009年度 | 3,679人 | 7,359人 |
2010年度 | 3,715人 | 7,430人 |
2011年度 | 3,679人 | 7,359人 |
2012年度 | 3,784人 | 7,567人 |
2013年度 | 3,840人 | 7,680人 |
2014年度 | 3,674人 | 7,348人 |