概要
ペンギンコマンドとは、なかま亜咲作の漫画『健全ロボダイミダラー』シリーズ及び、『ダイミダラー』アニメ版に登場する敵組織「ペンギン帝国」の戦闘員である。
ペンギン帝王(CV.堀秀行)の指揮の下、諜報・工作活動・ペンギンロボの操縦まで幅広い任務をこなす。人数は約2000名、年齢はみな23歳。思考は基本的に鳥類のそれであるが、揃ってエロ本が大好きで人間のメスにも興味を示す。
最大の特徴は「雄雄しく反り勃った前尻尾」。
ぱっと見ると違う何かに見えるが尻尾である。興奮してそそり立っても尻尾である。彼らの姿はボディスーツなどではなく、鳥類らしく素っ裸だが、尻尾なので全く恥ずかしくはない。全く健全である。
因みに作者の過去作品である「火星ロボ大決戦」及び「カニメガ大決戦」の初期においては、前尻尾はもっと小さいサイズであったが、回を追うごとに巨大化していって現在の大きさになっていった。
名前付きのコマンド達
この手の戦闘員のご他聞に漏れず、外見上ではまったく見分けがつかないやられ役だが、一部のコマンド達には個性が与えられ準レギュラーとなっている。以下、アニメ版に基づき主なペンギンコマンドを挙げる。
- マイケル(CV.村田太志):陽気で明るい。デニスとはペンギンコマンド随一のコンビネーションを誇り、南極9号の自律データに行動パターンがインプットされている。しかし過去にはうっかりペンギンロボを放置して人間に鹵獲され、技術を盗まれてダイミダラー建造のきっかけを与えてしまった。
- デニス(CV.浅沼晋太郎):冷静沈着。6話では喜友名霧子を確保しようとママチャリで襲撃をかけるが、豪快に転倒し大流血を起こした。
- ジェイク(CV.伊藤健太郎):武闘派で自信家。人間でありながらペンギン帝国への参加を望むリッツの実力を試そうと勝負を申し出るが、風邪で49度もの高熱を発していたため卒倒してしまう。
- ジム(CV.保村真):悟りの境地に達したござる口調のコマンド。5話では暴走する南極8号リッツカスタムに飛び乗り、リッツを手刀で昏倒させて救出する活躍を見せた。
- ネルソン(CV.福島潤):お調子者。6話ではリッツの指示で背後から胸揉みをかけ、さらにリッツのゴッドスクラブで恍惚の表情を浮かべる絡みを見せた。
- ヘンリー(CV.中村悠一):Hi-ERo粒子注入ペンギン被験者6号。実験の成功により前髪が生え、帝王からコマンダー・シックスの称号を与えられる。しかし、Hi-ERo粒子の副作用で外見が人間化した上に一時記憶を失ってしまい、偶然出会った楚南恭子に好意を抱いてしまう。記憶を取り戻した後、自らの行動を帝国への裏切りと恥じ、命令を無視して南極10号でダイミダラーとの決着に挑むも敗退。死亡したかに思われていたが生き延びており、Hi-ERo粒子が抜けて元の姿に戻り、帝国に復帰した。
- サム(CV.なし):Hi-ERo粒子注入ペンギン被験者3号(ただしカラーリングが白黒反転しただけで実験は失敗)。西新宿での戦いの際に瓦礫の下敷きになって前尻尾をやられる重傷を負い、これがリッツ暴走のきっかけとなった。