概要
正式名称は「リユース・サイコ・デバイス装備高機動型ザク」。
パイロットは ダリル・ローレンツ少尉。
高機動型ザクⅡをベースに、パイロットの四肢を義肢化しコックピットに接続することでモビルスーツをパイロットの身体の延長のように操縦することを可能にする「リユース・サイコ・デバイス」を搭載した実験機。
本来なら高い操縦技術が必要な機体で、狙撃兵だったダリルが操縦するにはある程度の訓練期間が必要だが、ダリルがリユース・P・デバイスによる操縦が可能という理由のみで実戦投入された。
しかし、その性能をフルに引き出すにはパイロットの四肢の義肢化が必要不可欠であり、地上での戦闘で両足を失い、サンダーボルト中域での戦闘で左腕を失ったダリルは残った右腕を、軍の命令という形で切断されている。
多数のスラスターが増設されたザク本体にモビルスーツの全長を超える二基のロケットブースターを有する大型バックパックを装備し、更にそこに多数の武器をマウントしている。
その数はモビルスーツ単機としては過剰とも言える規模であるが、ほぼ単機で艦隊を相手にする必要性があった為、これだけの重装備となった。
サイド4に存在するサンダーボルト宙域において地球連邦軍ムーア同胞団艦隊を単機で壊滅するという離れ業を演じ、同船団のエースパイロットであるイオ・フレミング少尉の搭乗するフルアーマーガンダムにも激闘の末に勝利。
しかし、その戦闘で同機も深刻なダメージを負い、友軍による回収もかなわずパイロットであるダリルは脱出。その後、パイロットの脱出を見届けたかのように爆発四散している。
武装
ジャイアント・バズ×2
ザク・バズーカ×3
ザク・マシンガン×1
シュツルムファウスト×4
ヒートホーク×1
バズーカ予備弾倉×4
マシンガン予備弾倉×4