概要
著:賀東招二、イラスト:なかじまゆかによる富士見ファンタジア文庫のライトノベル。
既刊は5巻。コミカライズは2巻まで出ている。略称は「甘ブリ」。
ストーリー
俺様系高校生の可児江西也は、謎の美少女転校生・千斗いすずに銃で脅され、東京西部は甘城市にある、寂れた微妙な遊園地「甘城ブリリアントパーク」へとデートに連れ出される。遊園地にあるまじき惨状の数々に憤る西也は、いすずに園の支配人であるラティファと引き合わされ、閉園寸前の危機的状況にある甘ブリの支配人代行に就任してほしいと懇願される。
期間限定ならばと了承した西也に課せられたのは、2週間で10万人の入場者数を稼ぐという難題。ちなみにこの遊園地、主要な従業員が軒並み「魔法の国」出身者なのだが、立て直しを請け負った西也にとってそんな事情は瑣末事なのだった。
※「魔法の国」は某ネズミの国の比喩では無く、実際に魔法が飛び交う方の国である。
執筆にあたって
作者の賀東は、富士見書房の公式サイトで、この作品について、「遊園地のマスコットキャラクターの着ぐるみを見て、あれが子供が嫌いだったら、さぞ面白かろうに、と思ったのが執筆のきっかけになった」と語っている。えらいへそ曲がりな発想のように見えるが、実は出演者のひとりである藤井ゆきよも、学研パブリッシングの男性誌「メガミマガジン」のインタビューで似たような発言をしている。
登場人物
主要人物
ラティファ・フルーランザ(CV:藤井ゆきよ)
甘ブリ従業員
その他の人物
TVアニメ
2014年10月より、TVアニメがTBS、BS-TBS、CBCおよび毎日放送、TBSチャンネル1、TBS系列の地方局約3局で放送されている。さらに、ニコニコ動画やdアニメストアでも配信されている。なお、ニコニコ動画に関しては、タイムシフトでの視聴は出来ない。制作は京都アニメーション。
アニメ化に伴って、物語の大筋はそのままに、一部の設定が変更された。また、製作にあたって、実在する遊園地である、西武園ゆうえんちと東京サマーランドを取材しており、エンディングフィルムにもテロップが出されている。ただこの2園の関係者は、本作を見て、どう思ったであろうか?何せ一歩間違えたら、遊園地罵倒してる内容だからなぁ・・・・・・。
TBSではバレーボール世界選手権の放送時間が押しまくったばっかりに第1話の放送時間の確保が出来なくなってしまい、結果、放送日時の差し替えを行う事態に追い込まれてしまった。
しかも、その後もやたら放送時間の細かい変更が行われている。それもTBSだけ、いや、ナニを血迷ったか実写版のロケ地になった義理で垂れ流した少女漫画アニメの後釜にこれを選んだテレビ局以外のすべての地上波ネット局ぐらいで済むのならまだしも、BS-TBSやニコニコ動画でも行われている。
外部リンク
『甘城ブリリアントパーク』広報室<アニメ公式Twitter アカウント>