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アレクサンドロス大王の編集履歴

2015-10-18 02:09:28 バージョン

アレクサンドロス大王

あれくさんどろすだいおう

アレクサンドロス3世の通称で「全ギリシアの帝王的覇者」として有名になった。。享年33。

プロフィール

在位紀元前336年~紀元前323年
出生紀元前356年7月20日~紀元前323年6月10日

概要

アレクサンドロス3世は、アルゲアデス朝のマケドニア王で、ギリシア神話圏都市国家同盟(国家連合)の一つ、ヘラス同盟(ギリシア同盟・コリントス同盟)の盟主で、エジプトファラオを兼ねた人物である。

アラビア語やペルシア語ではアレクサンドロス3世、ギリシア語ではアレクサンドロス大王、英語風にはアレクサンダー大王またはアレキサンダー大王と呼ばれていることが多い。


古代ギリシャ人(アカイア人)世界で全ギリシア王・帝王(こうゆう称号はないけれど)を名乗れる存在は『架空の設定(ギリシア神話)』の最高神ゼウス神やオリンポスの神々が支配者であり、ギリシアの神々の性格からして『地上の人間ごときがゼウスの神の代わり(ゼウス権力の王権)ような絶対安定した政治は務まらない・不可能という解釈をしていたようだ。』よって、ギリシア世界の実際の権力者は王を名乗るに値せずとされており、君主を名乗らず執政官などの役職を名乗っていた、そして神話の神の権力と人間世界の権力は違うというギリシア文明独自の観点から、民衆に権力者を確認してもらうしかなく。民衆の代表と民衆から代表として元首を選ぶ方法がギリシア文明圏では一般的となった。これが俗に言われる共和主義民主主義政治の始まりとなる。不安定な権力による政治を行うしかなかったのである。


そういう経緯をもつギリシア世界圏で王の中の王(大王)を公式に書いても平気だといわれるのは。それほど神に近い・奇跡的なことを成し遂げた首長ということになる。


アレクサンドロス3世は、マケドニア王ピリッポス2世とエペイロス王女オリュンピアスの間に生まれた。紀元前338年、アレクサンドロスは一軍の将として父に従って古代ギリシア地方に出兵し、初陣でカイロネイアの戦いでアテナイ・テーバイ連合軍を破った。


紀元前336年に暗殺された父フィリッポス2世に代わり、20歳の若さでマケドニア王を継承したアレクサンドロス3世は、敵対者を排除してマケドニアを掌握すると、トラキア人と戦うためにイストロス川方面に遠征して成功をおさめ、全ギリシアに再び覇を唱えた。


 全ギリシアをマケドニア国の傘下に入れたアレキサンダー大王は東方(古代ではメソポタミア・西洋ではオリエント・現在はアラブ)地方の併合を開始し、アレキサンダーは率先して市民軍を率いた。軍事面でも当時相当に革新的な「ファランククス隊列」を組み。オリエント地方の王国の軍団を皆殺しにし、当時最強国家メソポタミアを支配していたペルシア王国を粉砕し、ペルシア帝国粉砕後もさらに東方に進撃し。徒歩による手段での移動しか出来ない時代に驚異的な速度で版図を広げた。(一説には一日二キロと敵をなぎ倒しながら進んだ。)

 

 アレキサンダーは元首に就任した20代までにメソポタミア全土エジプト王国・最終的にインド地域をを版図に治めるというローマ共和国以前での侵略国家では最大最高の成果を挙げた。以後の世界情勢でも『ヨーロッパ』と『アラビア』を共有した国はオスマン帝国ローマ帝国くらいなものである。


 これを日本でたとえると、邪馬台国が西日本を統一した後、直接中国大陸に進出し、インド大陸までを統一国家として成立させた事に等しい。これを20代前半から後半で終わらせた。この偉業はなかなか、歴史上の中国の最大クラスの覇者でも存在していないような気がする。


 アレキサンダーがギリシアとアラビア(オリエント・エジプト)を跨いだ統一国家を作った事ことで、文明・文化の行き来が起こり大いに発展したとされる(ヘレニズム)政府運営にギリシア人だけではなく、元アラビア王朝関係者も招いて(利用して)政治を行った。


 しかし、アレキサンダーは徐々に神話の神の代理(神権政治)による永遠世襲の絶対君主や人々の身分地位が生まれついて永遠に換わらない封建制が主流のオリエント王国型の政治の方が政治家としてはやりやすかった。なのでギリシア本国のマケドニア王国にも自身を『自分を神の王して扱え』『オレは四海の王※1だ。』や『臣下として土下座して礼を示せ』など臣下・臣民という観念が存在しなかった。(市民はあるが)ギリシア都市国家の伝統から逸脱しまくったとされた。


 少年一代で築いた「自分専用の大帝国マケドニア」のあまりに広範囲な政治は疲弊をきたし、内乱が各所で起こっているのにもかかわらず「どこまでも侵略」し続けるというイケイケ帝国主義者アレキサンダーについにマケドニア傘下の都市国家政府(ギリシア方面)関係者・市民軍が愛想を尽かし氾濫した。最終的にエジプト・アラブを抜けてインド全土を攻略作戦途中で放棄せざる得なくなった。


 この少年帝王は、当時のギリシア世界では『独裁クソ野郎』とされていたが、元ペルシア王朝関係者には「神聖君主」として熱烈に支持されていた・・・。ギリシアヘラス同盟加盟国では『アレキサンダーはこのまま(ペルシア王)になってしまえぃ~』的な市民軍による反乱内戦が起こった。アレクサンダーはヘラス同盟のギリシャ都市国家共和国を軍事平定に苦慮の最中に323年になくなった。まだ33歳だった。


 この少年帝王は後代、美少年・めちゃめちゃ強かったし・世界の覇者ということがギリシャ神話に登場するかのような人だったので、理想的なギリシア人的英雄の一人とされた。


後代、ギリシア文明を滅ぼし取って代わったローマ文明の共和国家にして、潜在意識化における無意識的な共産主義形帝国支配の超大国ローマ共和国(ローマ帝国)の最高指導者(元首.ローマ帝)となったオクタビヤヌス(アウグストス)と比べられた、彼は20歳(執政監)から76歳で亡くなるまで、事実上の最高権力者だったし。オクタビヤヌスがローマ軍を率いて世界の覇者になる過程はよく『アレクサンダー』と比べられた。しかし、根本的に姿形は似ているかもしれないが、性格や気質や器的なものが明らかに違うと思われており、アレクサンダー大王の方が親しみ・話しやすかった可能性が高い。


 根本的にローマ人はギリシア文明の共通のユートピア(理想郷)の考えを持っていたが、ギリシア人のオリンピック祭りのパラダイス、的なものをギリシア人(アカイア人)のように『4年に1回の、超超超前向きな全裸ショタコン祭り(書くのが怖い)』なはじけ方が出来ず、後代における共産主義提唱者マルクス・共産党建設者レーニンなどにローマ帝国に何らかの『モデル的な要素』があると考えたとおり。


 ローマ人のユートピアは『一人一人がただ平和に出来るだけ苦のない普通に生きていける世界』という夢を省きまくった、なんとなく共産主義的なユートピアを共有していたと思われる。こうゆう人たちなので『ギリシア人のアレクサンダー(潜在的な自由・民主主義者)』と『ローマ人のオクタビヤヌス(潜在的な共和主義・社会・共産主義)』の性格の違いは出ていたと思われる。

 

 後の時代に幾多びか登場するヨーロッパ文明での帝国主義的な政治家の中にはアレクサンダーの真似をしたがるか理想とするものが多く。ギリシア文明を滅ぼしローマ文明とした上でのヨーロッパ最強国系譜の最強・最長の超大国ローマ共和国(帝国)のローマ帝トラヤヌスがアレクサンダーの偉業に挑んメソポタミアを制覇したところで共和国全体のバランスが崩れが持たなくなり放棄せざる得なくなった。これ以降『ヨーロッパ世界』からアラビア方面とつながりを持つ能力を持つ国は現在に至るまで存在していない。


 かなり別の時代だが東側ローマ共和国(ビザンツ)時代のローマ帝も『アレクサンドロス』を名乗った元首が存在した。


 


【空想的なると】

 19世紀に存在した英国の帝国主義の代名詞的政治家のセシル・ローズ(1853-1902)とかはアレクサンダーとか崇拝していそうで、アレクサンダーにボコボコに攻められると『有難き幸せ』とかいう変態100%な対応をしそうな感じがする。セシルは新渡戸稲造(1862-1933)みたいな『見た目が同じぐらい拘りがなんかある』人の類だが、セシルの性格というのはお堅い外見とのギャップがあり、色物的なものがあったとされた・・・

 

特長など

  • 金髪らしく左右の目の色が違っていた。(オッドアイ
  • 癲癇(てんかん)かナルコプレシー(睡眠病)な意識を失う病気わずらっていたようで、遠征途中でもたまに泡を吹いて気絶していたとされた。顔を傾けて話す癖があった。
  • 同性愛者(少年愛者)だった。(この当時は普通。)
  • 性格は明快的・短気・残忍(ドS)や洒落が大好きだったらしい(これは若者気質なのかもね。)
  • この時代の権力者は後のローマ元首ローマ帝)のように政治家が月桂冠をかぶる習慣はなく、あくまでアポロに好かれるような体操選手の特権であった。変わりに自由の女神のような冠『放射冠、ギリシア冠』のようなギザギザの入ったものを被っていたとされる。

その他

※1 四海の王・・・仏教やインドなどで「全世界の王者」として使われる称号、この称号の起源は超古代メソポタミア文明の神権国家ヒッタイト(BC1800-1200頃)の神聖王が名乗った物。仮にアレキサンダーが名乗っても可笑しくはないかもしれないが、完全に独裁者である。


関連イラスト

Fate/Zero

CV:大塚明夫

詳細⇒ライダー(Fate/Zero)

征服王イスカンダル描いてみました~

Fate/GrandOrder

CV:坂本真綾

詳細⇒アレキサンダー(Fate)

2キャラ一緒

外部リンク

アレクサンドロス3世 - wikipedia

関連タグ

アレクサンドロス3世 アレクサンダー大王 アレキサンダー大王

ピリッポス2世 オリュンピアス

征服王 イスカンダル

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