概要
CV:梶裕貴
2132年4月20日生まれのB型。西尾里奈の双子の弟で、中学2年生。
幼い頃に両親がファフナー・エーギル・モデル「ゼロファフナー」の起動実験で消滅し、失声症を患っている。そのため1期では台詞が一切ない。
劇場版
2年後、ファフナー・ノートゥング・モデル「マークツェン」のパイロットとなる。初めての搭乗で声を取り戻し、恋心を抱く先輩の遠見真矢と言葉を交わす。しかし、後に変性意識の影響もあって「次はもっとたくさん(敵が)来るといいですね」とはしゃぎ、彼女の怒りを買ってしまう。
亡き両親に今なお心惹かれていたために、弟まで失うことに怯える里奈の反感を招いていたが、自身がフェストゥムに同化されかけた際に両親がもういないと悟り、里奈と和解。共に因縁の機体であるゼロファフナーに乗り込む。
2期
更に2年後、真矢と恋敵の真壁一騎が働く喫茶「楽園」でアルバイトを始め、今では暉目当ての客も多い。だが、そもそも真矢の気持ちを知らない一騎からは軽くあしらわれ、肝心の真矢はパイロットの任務で店を空けがちである。
島の外への関心と真矢を守りたいという思いから、里奈と祖母を島に残してインド行の派遣部隊に参加するが、外の世界で彼を待っていたのはあまりに過酷な現状だった。戦いの最中に身を挺して庇った民間人も守れず無力さに打ちのめされ、さらにそんな自分を励まし続けてくれた親友を失うという悲劇にも見舞われる。
心が擦り減っていく中で、人類軍兵士のウォルター・バーゲストから、2年前島に核攻撃を仕掛けたパイロットは自分だと告げられる。最初は銃口を向けたものの、彼を憎みきれない暉が時間を経て出した結論は、島にウォルターを誘うことであった。しかしそのウォルターも島との合流直前の戦いで、暉を守ってフェンリルで自爆を遂げる。
島に帰還後、第三アルヴィス・海神島への上陸作戦のために里奈と共に再びゼロファフナーに搭乗する。
しかし、島を侵食しようとするアザゼル型ベイグラントの結晶の柱を止めるために、ゼロファフナーで取り付いたことから同化現象が激しく進行。里奈を接続から強制解除したために一人に同化の負担がかかってしまい、かつての広登のように島を守り抜くも、結晶化して砕け散り「いなくなる」ことになってしまった。
蒼穹を見上げ仁王立ちするゼロファフナーが無情さを物語っていた…。