- 北欧神話の邪神・ロキの創った「レーヴァテイン[Lvateinn]」
- フルメタル・パニック!の主人公機「ARX-8 レーバテイン」の表記ぶれ
- フランドール・スカーレットのスペルカード・禁忌「レーヴァテイン」
1がルーツであるが、本項では3について解説する。
レーヴァテインとは
東方projectのキャラクターであるフランドール・スカーレットの代表的なスペルカードである。
正式名称は禁忌「レーヴァテイン」。
余談だが、レミリアのスペルカードスピア・ザ・グングニルは姉妹らしく好対照になるよう、
フランのこのレーヴァテインと対になるように作られたという製作経緯がある。
元ネタ
エッダ詩の一つ『フィヨルスヴィズの歌』に登場する神の使う武器。つまり神器。
ロキがニヴルヘイムの門でルーンを唱えて作りあげたとされている。
その後レーギャルンの箱に入れられ、9つの鍵を掛けた上でスルトの妻シンモラに預けられた。
世界樹ユグドラシルの天辺に住む雄鶏ヴィゾフニルを討つのに必要と言われているが、それを得るにはヴィゾフニルの尾羽が必要という、ニワトリとタマゴ理論がある。
名前を訳すと「傷つける魔の杖」、「害なす魔の杖」、「害をなす魔法の杖」などと言う。
ちなみにレヴァンティン、レーヴァンテインなどと日本語発音されることがあるが、これは誤表記だと思われる(単語の中ほどに本来は無い/ん/の音素が入っている)。
下記で言うように日本ではレーヴァテインが「世界を滅ぼす剣」というイメージが付加されているためか、いくつかの創作において強力な武器の名前として用いられている
神話
有名な逸話としてラグナロクに出るスルトの炎の剣がある。
この剣はラグナロクの最後において大地に突き立てられ、世界を丸焼きにしたとか。
ラグナロクの原因であるヨルムンガント、フェンリルも訳せば「杖」の名を持ち、同じくロキが生み出したことで共通している。
また上記のようにスルトの夫妻が所有しているということから、このスルトの剣がレーヴァテインだという説が有名。
ただし原作中では剣の名前が言及されていないので正確には不明。