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しまのぶの編集履歴

2016-05-01 23:04:53 バージョン

しまのぶ

しまのぶ

『銀魂』のキャラクター、斉藤終と今井信女のカップリング。

概要

原作において斉藤終今井信女は現時点でいまだに接点がなく、出会ってすらいない。しかし、ビジュアルを観察してみると共通点が多く、終と信女は未来で出会うのではないかと考えられている。


今の時点では捏造カップリングであるが、一時期かなりの人気を誇った時代があった。

「二次創作」というものは愛と情熱さえあれば基本的に自由なものである。


「さらば真選組篇」のアニメ化で今井信女の注目度が上がり、そんな中で「しまのぶ」という二次創作を目にすることも多いと思われる。


なかには「しまのぶ」というカップリングに魅了され、自分もしまのぶで二次創作したい!という人も存在するかもしれない。


この記事は、そんな人々にとっても大いに参考になるものになるだろう。


しまのぶというカップリングの誕生と歴史、流行したきっかけや今のしまのぶの現状についても詳しく明記した。少々長い記事になったが、しっかりと読んでほしい。

しまのぶの誕生

ジャンプ本誌で「さらば真選組篇」が連載されていた2015年初頭、ツイッター上にてしまのぶは誕生した。

じつは「しまのぶ」を見出したのは、斉藤終ファンでもなければ今井信女ファンでもなかった


とある沖神クラスタによる「この二人って格好が似ているな」という画像付きツイートがキッカケである。


それを目にしたフォロワー達による拡散によって、瞬く間にしまのぶは認知された存在となった。

特に、とある人気沖神絵師によるしまのぶイラストはたいへん魅力的で、銀魂NL界におけるしまのぶの存在感をのちのちまで印象付けるものとなった。


しまのぶ出会って!そう願いながら「さらば真選組篇」を読んだあの日々

しまのぶの偉大なる発案者によって次々と明らかにされる2人の共通点は、新しいカップリングに心躍らせる人々にとってその出会いを確信できるレベルまでに思えた。


もともとが多くのクラスタ数を誇る沖神というジャンルから生み出されたしまのぶは、瞬く間にかなりの数の支持者を集め、「さらば真選組篇」での2人の出会いを熱望する声が高まった。


次々に描かれる人気沖神絵師たちによるしまのぶイラストや、発案者による「しまのぶの多くの共通点」などを指摘するツイートは、そのわかりやすさと視覚的説得力で2人の出会いを確信づけるのに十分だった。しまのぶの出会いを待ちわびることは、毎週ジャンプを読むときの楽しみの一つとなった。


この二人のミラクルな共通点は発案者による「しまのぶペディア」が詳しいので、ここでは省略する(しまのぶ発案者のtumblrは削除されてしまったようなのでリンク先はリブログされたページです)。


しかし驚くべきことに、「さらば真選組篇」でしまのぶは出会うことはなかった。


きっといつか出会う‥!拡散するしまのぶワールド

原作の展開がどうであれ、しまのぶクラスタはめげることはなかった。

「二次創作は自由」と開き直ったのか、いままで以上にしまのぶ二次創作を描き続け、その共通点やお似合いポイントを指摘し、熱っぽくその魅力を啓蒙し続けた。


また、二次創作でしまのぶを盛り上げれば、それを目にした作者やアニメスタッフがしまのぶ展開をやってくれるのではないか、といった厚かましい思惑もあった。


しまのぶの特徴は今井信女のキャラ改変によって成り立っている。

また、しまのぶが愛し合う世界は桂小太郎エリザベス佐々木異三郎はほとんど存在しないも同然のものとして描かれる。

また舞台はほとんど現パロである


今井信女が斉藤終に積極的にアプローチをしていちゃついたり、どアップでキスシーンを描いたり、ペアルックで二人並んでいるだけのものや、ベッドシーンなど、視覚的にわかりやすい萌えを探求したものがほとんどだった。


二次時創作の醍醐味である原作の空白を埋めるような考察はほとんど行われることはなかった。


しかし人気絵師たちによる熱心な創作活動によって、しまのぶというジャンルは今まで以上に活況を呈していった。


その人気は沖神クラスタだけにとどまらず、銀魂ノマカプ界隈全域にその名をとどろかせた。結果、あらゆるカップリングを横断した幅広い裾野から様々なクラスタがしまのぶ沼に堕ちることとなった。


そしてしまのぶの人気は頂点に!

沖神クラスタから広まったしまのぶは銀魂ノマカプ界でもすっかり人気のカップリングとなった。

そしてついに、原作での二人の出会いを待たずして「銀魂NL版深夜の60分一本勝負」いわゆる銀魂NLワンドロによるお題にも採用される快挙を果たすまでにもなった!


しまのぶワンドロ開催おめでとう!


たくさんの人気絵師によって描かれたしまのぶイラストがTLを彩る!このワンドロは大変な盛り上がりを見せ、しまのぶイラストは大規模に拡散し、たくさんのお気に入りは数はその確かな人気を裏付けるものとなった。


しかし、翌日その状況が一変する。


しまのぶ人気の終わり

大盛況に終わったしまのぶワンドロによって描かれたイラストを見て、ひとりのサブノブクラスタが激しく怒り悲しみ、それは痛烈な大批判としてしまのぶクラスタへ向けられることとなった。

彼女のしまのぶ批判ツイートは数日にも及んだ。


※ちなみに「サブノブ」とは今井信女と上司である佐々木異三郎のカップリング。2人の生き様と愛憎入り混じった複雑な関係は「さらば真選組篇」の核のひとつとしてかなり詳細に描かれた。


浮かれていた大勢のしまのぶクラスタは凍りつき、恐れ、怒り狂った。


しまのぶクラスタの言い分

こんなふうに特定のカプを非難して許されると思っているのか!

おまえの地雷カプがしまのぶだろうとなんであろうと、攻撃するなんて最低のことだ!

サブノブ好きなあんただって私たちと同じように妄想してるだろ!サブノブだけが偉いと思うな!


大勢のしまのぶクラスタによる、たった一人のサブノブクラスタへの非難は相当なものであった。

もちろん、事態が過ぎ去るまで沈黙し続けた人々が圧倒的多数だったが‥


たくさんのしまのぶクラスタが「二次創作は自由だから、それを侵害すること、非難することは最もいけない行為である」と断言したが、そんな態度もむなしくしまのぶというジャンルをけん引してきた発案者としまのぶ絵師は間もなくツイッターを退会した。


しまのぶは人気の絶頂から一週間足らずでその勢いを完全に失ってしまった。


ちなみに、件の大批判を展開したサブノブクラスタも数日後にツイッター、Pixivの両アカウントを削除したようだ。


追記:「そのサブノブクラスタは具体的にどういった批判を行ったのか」といった質問が多数ありました。彼女は特定のしまのぶクラスタへ批判リプや批判DMをしたわけではなく、あくまで自分のツイッターのホーム画面で堂々と批判を行ったのみだった模様。しまのぶのおかしい点をあくまで毅然とした口調で次々と挙げていき、原作を無視した捏造二次創作が自分にとってどれほど精神的に辛いものかをストレートに述べていた。


しまのぶをずっとおかしいと思っていたある人は「保育園落ちた日本死ね」のブログが世の中に与えた影響力と、彼女のしまのぶ批判が銀魂ノマカプ界に与えた影響がとてもよく似ている、と語っている。


しまのぶが広く親しまれた背景にあるもの

あんなに描き手の多かったしまのぶを描く人はほとんどいなくなってしまった。

それはなぜか?二次創作だから、キャラ愛さえあれば自由な妄想や表現は許されるのではなかったのか?


そもそも、しまのぶというカップリングを生み出したのは一人の「沖神」クラスタである。

そしてそれを支持した人々は、はじめは殆ど「沖神」クラスタばかりであった。


じつは沖神を愛する人々の多くは今井信女に対していい感情を持っていなかった


初登場シーンで交わした沖田とのやりとり、「私と同じ人殺しの目」という信女の発言などから、空知先生は信女を沖田のライバルキャラとして登場させたのではないかと想像させるには十分な描写があり、沖信というカップリングが誕生。


沖神クラスタは恐れおののいた。


それに、本誌で沖信展開があれば沖信クラスタにとって二次創作の燃料投下になってしまう!

沖信界隈が盛り上がってしまう!


そんなこともあり、今井信女は「神楽のポジションを奪いそうな女」としてマークされていた。(ヤフー知恵袋を少し読めばわかるだろう)


※もちろんすべての沖神クラスタが彼女を憎悪しているわけではない。信女のことを純粋に好きな沖神クラスタももともと少数ながら存在する。


しかし、沖田と信女の接触は沖神を愛する圧倒的大多数の人々は「さらば真選組篇」での最大の懸念であることは間違いなかった。


面白いことに、しまのぶが発案されたタイミングと「さらば真選組篇」で沖田と信女が一戦交えようと対峙する本誌展開は見事に一致するのである。


沖神クラスタの潜在的不安がしまのぶを受け入れ、沖信ルートを回避する根拠なき希望となったことは想像に難くない。


また、将軍暗殺篇以降ずっとシリアス続きだった「銀魂」だが、二次創作によって生み出された新しいカップリングは目にも楽しいカップルとして一服の清涼剤のようでもあったし、「しまのぶは絶対出会う!」と思いながら本誌を読むのはノマカプ好きにとっては大いにワクワクさせられたことだろう。


これがしまのぶ人気の背景であった。


「神楽のポジションを脅かす女」今井信女を特に好きでもない男性キャラとのカップリングを仕立て上げる。また、この二人がカップルとして成立するだけの根拠を「見た目」というわかりやすい記号からでっち上げ説得力を持たせる。


多くの者が無意識のうちに抱いていた「キャラヘイトの感情とこの先の展開への不安」を楽しい二次創作として昇華させることのできる、まさに画期的なアイディアだった。


結果として、悪意を隠したカップリング二次創作は「二次創作の自由」を履き違え、大流行するに至った。

それは多くのクラスタ数を擁する沖神というジャンルだからできたことだった。


※しまのぶが沖神クラスタから発案されたものだという決定的証拠は「しまのぶペディア」の中にハッキリと見出せる。以下引用。





・彼氏と娘とその父二人


 表のヒロイン神楽と彼氏と親父二人、裏のヒロイン信女と彼氏と親父二人の関係は双方よく似ている。神楽と信女には二人の親がいることと、彼氏は真選組の隊長である。神楽の父親二人は気持ちが悪いくらい娘思いで彼氏ができた日には冷静でいられない上に彼氏を襲撃する姿勢でいるので、信女の父親二人も今後海坊主と銀時と似たような態度を取るのではないかと予想している。

例:

朧「あんな男のどこがいいんだ あんな陰湿な男やめろ 思春期特有な目で見られるのは嫌だろう 今すぐ別れろ」

異三郎「あんな野蛮な連中と付き合うのはやめなさい のぶめさんは付き合うなら私のようなエリートの中のエリートな男と付き合っていくべきですよ」





‥「神楽と信女には二人の親がいることと、彼氏は真選組の隊長である。」という記述に、沖神クラスタの都合のいい解釈と捏造がハッキリと見出せる。



熱心なしまのぶ布教活動の裏側

本誌ではみんなが心配していたような沖信展開はなく、沖神はお互い強敵手としてかけがえのない存在であることが明示され幕を閉じた「さらば真選組篇」だったが、それならばなぜしまのぶクラスタはその歩みをとめることはなかったのか?


あんなに「絶対に出会う!」と確信し、広く宣伝されていたものが大ハズレしてしまったのである。

普通の人間だったら恥ずかしくて押し黙るはずなのではないかと思わないだろうか?


しかし逆に大ハズレしてしてしまったからこそしまのぶクラスタは熱狂的にならざるを得なかった。


たくさんの人の前で恥ずかしい思いしてしまったからこそ、自分たちの自尊心を保つため「いまはせめて二次創作の世界でしまのぶを!」と、より一層創作活動と啓蒙・布教活動に力を入れるようになったと考えられる。


たくさんの人々がしまのぶに反応し、しまのぶペディアに納得し、おもしろいね!という確かな手ごたえもある。

たくさん拡散された。たくさんイラストも描かれた。しまのぶは超絶大人気なのに‥


それなのに公式があんな展開だった‥


自分たちの思い、周囲の盛り上がり、それと比べると公式の展開はあまりにもかけ離れていた‥


ここで公式の展開を認めてしまうと、「視覚的共通点にばかりこだわっていた自分たちの見識の甘さ、原作の読み込みの足りなさ、それを広めてしまった軽薄さを認めてしまう」ことになってしまう‥そんなの耐えられない!!!


いわば、自分たちの自尊心を保つための二次創作だった。


また、「がっかりしているしまのぶクラスタさんをそっとしておこう、励まそう」といったまわりの優しさものちにしまのぶが有無を言わさぬ快進撃を遂げてしまう一因となった。


しまのぶはどれくらいの規模まで広まったのか?

しまのぶクラスタは毎日しまのぶについて妄想し、イラストを描き、お互い褒め合い、にぎやかで、楽しげで、その盛り上がりに興味を示す人がいれば、しっかりと布教することを怠らなかった。


沖神という大きな支持母体がバックについているため、たくさんのフォロワーを擁する絵師が少しでも「しまのぶいいですね!」と言おうものならたくさんの人々がそれに感化されてしまった。


認知度が上がるにつれ人気もうなぎ上り、沖神だけでなく、真選組中心のNLクラスタ(土ミツ近妙)、斉藤終クラスタ、全さち坂陸奥クラスタほか幅広い層にまで人気を獲得するに至った。


影響力のある絵師がこんなにたくさん支持しているカップリングなら、追従するものは数多くとも、「原作無視の捏造カプじゃないか!」と非難する人はほとんどいなかった。


強力な同調圧力が幅を利かせ、もはや公式の実像が付け入る隙がないほどと思われるほどの勢いがこのころのしまのぶにはあった。


しかし、はじめからしまのぶ界隈を見続けていた人々の一部には「しまのぶはもう勘弁してくれ」といった本音もあった。

素晴らしい原作の感動が台無しだ、ここまでして布教するのはイタい、とさえ感じる者もいた。


それとは対照的に、後追いでしまのぶを知った者は「絶対出会う!」と断言しながら盛大に考察を外してしまったという黒歴史を知らずにいた。沖神クラスタが今井信女を疎ましく思っていたという本音も知らなかった。


なので「しまのぶ好きさんは純粋にキャラが好きでしまのぶを描いているんだ」と当然のように思っていたことだろう。二次創作とは本来そうやってできるのが普通である。


また、人気絵師にしまのぶを気に入ってもらうことはしまのぶクラスタの自尊心を満たす最高に気持ちのいいことに他ならないのであった。しまのぶ布教はとどまることを知らなかった。


そして後追いでしまのぶにハマった人は、「しまのぶを話題にしたり描いたりすると大勢の人から好意的なリアクションがもらえる」ことに気を良くし、どんどんしまのぶのことを好きになった。


しかし純粋なキャラクターへの愛情からくるまっとうな創作意欲とは全く異なる次元の二次創作であることは、一部の人々が気づいていた。しまのぶに少し興味を持ったものの、原作とはかけ離れたカップリングがここまで盛り上がっていることにに違和感を感じなにかがおかしい、と思う者もしっかりと存在した。


終桂というBLカップリングのクラスタの一部でも「しまのぶはパッと見、終桂と見間違える。信女は桂と同じ黒髪ロングだからまぎらわしい。」とあまりよく思われていなかったという。


しかしそれを正々堂々とと非難するものは先に示したサブノブクラスタ以外ほとんどいなかった。


しまのぶワンドロに参加した絵師たちのジャンルの多様さと参加者の多さはしまのぶを愛する人にとっては熱心な布教の集大成でもあるが、そのいっぽう「ある種の承認欲求」や「本音を押し殺し波風を立てないよう空気を読む」ことによってもたらされる良くない影響力をこんなにもインパクトのある形で示した例は他にないだろう。


長くなってしまったが、とにかく一時期しまのぶは異常なほど流行っていた、ということを理解してくれれば幸い。


これからしまのぶを描こうとする人へ

捏造カプとはいえこんなにたくさんの人気絵師が認めてくれるしまのぶを否定する人間はいないだろう、と思った矢先のたった一人のサブノブクラスタによる堂々たる批判はまさに晴天の霹靂であった。


しかし、純粋にそのキャラクターが好きでずっと前から二次創作を続け、愛ある眼差しで本誌を読んできた者にとってツイッター上でキャラ改変されまくった捏造カプが大流行してしまった現実は受け入れがたいものだったに違いない。


他人の二次創作を悪く言うのはいけないことだ、という常識から逸脱した行為を犯してまでしまのぶの勢いを批判した覚悟は相当のものだったと思われる。


それはしまのぶの発案者たちの自尊心よりも、純粋にキャラを愛するたった一人の人間の覚悟のほうが勝っていた、数千人のにわか勢よりたった一人のキャラ愛が勝利した、ということなのだろう。

しかしそのかわり、事情を知らない大勢の人間がそのサブノブクラスタに対して憎しみを抱くようになってしまった(しかし、彼女が批判せずともほかの人間がキレていたことも考えられる。しまのぶを終わらせるものは事態を重く見た沖神クラスタの誰かだったかもしれない)


しまのぶ発案者としまのぶ大手絵師が退会し、銀魂二次創作界からあっさりと身を引いた理由も、本心のどこかで「大勢の人を間違った方向に導いてしまった、まずいことをしてしまった」という気持ちがあったからだろう。


しまのぶの勢いが止まり、この流行をあまりよく思っていなかった一部の人々は心の中ではそのサブノブクラスタに感謝しつつもまわりのフォロワーさんのことに配慮し、感謝の気持ちを押し殺している。報われない話である。


そして結果として罪のないたくさんの人気絵師がその騒動に巻き込まれてしまった。


こんなこともあり、今では多くの人にとってしまのぶは複雑な感情を想起させるものとなってしまった。

もししまのぶが本誌で出会ってももはや素直に喜べない、という人もちらほらいるほどである。


いま現在、しまのぶというカプを口にしたり、二次創作するときは細心の注意を払うことが必要だ。


そんなことがあってもなお、やはりルックスの良さからしまのぶに魅了される人は少なくないと思われる。そんな時はストレートに「ただ見た目がいいから。」と言えばいいだろう。


そのほか知ってほしいことまとめ

・コミックス60巻の質問コーナーで「斉藤さんと信女さんの隊服はほかの隊員とずいぶん違いますが、あれって改造してるんですか?」という質問が掲載された。しまのぶが公式で一緒になったはじめての瞬間だ!と、しまのぶクラスタは大興奮。沈静化していたしまのぶクラスタはこれを根拠に、さらにゴリ押しの布教に力を入れた。

しかし、その巻は今井信女の凄惨な過去が明るみになった巻である。普通の信女ファンなら、そんな些末な質問コーナーで喜ぶよりも、本編の悲しい展開に心を痛めるはずである。

ある人はしまのぶ布教の一環で未読だった60巻を手渡され、質問コーナーを含め読んでみたのはいいものの、本編の内容の暗さに反したしまのぶクラスタの喜びようにあまりのギャップがありドン引きしたという笑えない話もある。


神威×そよ姫の「かむそよ」というカップリングを発案した人物もしまのぶの発案者と同一人物である。こちらも沖神クラスタを中心に多くの支持者を集めた。沖そよへの複雑な感情を「楽しい二次創作」に昇華した形ともいえる。


・沖神はその数の多さとファン層の年齢層の若さからしばし騒動を巻き起こすことも少なくなかった。わかりやすい例としてはジャンプ公式サイト「銀魂 連載10周年突破記念!名言アンケート」での沖田の名台詞が神楽に言い放った「俺がもらってやろーか」だった。これは純粋な沖田ファンを失望させ、マナーをわきまえた沖神ファンがその台詞に投票を行った非常識さに激怒する結果となった。多くの人間が間違った方向へ動いてしまうと大変なことになる、というこの出来事はしまのぶの流行もよく似ている。


・沖神クラスタの多くは「サブノブ」というカップリングがあることを知らなかった(これは今井信女関連のカップリングは沖信のみだと思われていた、ということ。フォロワー数が数千数万規模を誇る人気沖神絵師の中でもサブノブを知らない者がいた。)


・「ハッキリ言って銀魂という作品には興味ないけど沖神は大好き」という者も多い。そうした一部ファンによる作品全体への愛の薄い自己中心的な考えが短絡的な行動を起こし、暴走を引き起こしているものとも考えられる。


・はじめは大好きだった沖神がマナー悪い一部ファンのせいで今では大嫌い、といって離れていった者も過去に大勢いる。今回のしまのぶの件は沖神だけでなく、様々なクラスタが銀魂二次創作界隈から距離を置くようになってしまった未曽有の出来事だった。


・しまのぶの布教に大きく寄与したしまのぶ絵師は、しまのぶにハマっていた2015年6月に沖神で同人誌を出している。そこに描かれているのは原作に大変忠実な沖神の姿。だがしかし、しまのぶを描いている場合そういった原作へのリスペクトはほぼ無いといってよく、平然としまのぶをいちゃつかせた二次創作を描いていた。しまのぶの二次創作はそんな彼女による影響も大きい。しまのぶがべたべたしている二次創作が多いのは、みな彼女のそうした姿勢を見て影響されたものだった。

かぶき町大集会沖神新刊サンプル←しまのぶ大手絵師が手掛けたこの同人誌は、しまのぶが原作への配慮なき二次創作であることを逆説的に証拠づける。


・「銀魂NL版深夜の60分一本勝負」いわゆる銀魂NLワンドロの初代管理人はしまのぶ発案者と同一人物である。初代管理人在任中はメジャーカプから超マイナーカプまでありとあらゆるカップリングのお題が出される中、「沖田×信女」というお題はついに出題されることはなかった(2016年4月1日をもって銀魂NLワンドロは二代目管理人にバトンタッチされた)。


二次創作とは基本、個人が原作やアニメに感動したりキャラクターに対する愛情から自然と湧き起こる創作活動のこと。誰かから称賛されたり、つながりや連帯を求めるために行われる二次創作は、真にキャラや作品を愛しているファンに対し失礼のないよう配慮の心も忘れずに。


関連項目

銀魂 今井信女 斉藤終 沖神 かむそよ サブノブ さらば真選組篇


しまのぶペディア

さらば真選組篇(銀魂59~61巻)をしっかり熟読した後、このウェブページにもう一度目を通そう‥。

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