ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

721系の編集履歴

2016-05-25 22:34:56 バージョン

721系

ななひゃくにじゅういちけい

JR北海道が1988年から製造した交流近郊形電車である。

仙台空港鉄道の車両「SAT721系」については仙台空港鉄道E721系の記事を参照。


概要

北海道内の電化区間、特に札幌近郊においては輸送需要の増加が著しく、新駅の設置や列車増発などの対応が図られてきた。従来から同区間で使用してきた711系電車や50系客車は2扉でこの条件に対応しきれず、内外装の仕様を一新した新形式として開発された車両が本系列である。 1988年11月3日に営業運転を開始した。


当初はサイリスタ位相制御を用いた3両編成を基本とし、札幌駅を中心とする近郊区間で使用された。 1992年には空港アクセス輸送(新千歳空港駅乗り入れ)に対応する6両固定編成が製作され、翌1993年製造の6次車からはVVVFインバータ制御を採用するなど仕様の変更を重ね、2003年まで製作された。サイリスタ位相制御の編成についてものちにVVVFインバータ制御へ改造。


快速エアポート運用に入る6両編成は6両中1両がuシート」装備の指定席車となる。使われる編成は130km/h運転対応。


トリビア

・1988年11月3日は、721系のデビューであると同時に札幌駅の高架化も行われた日でもある。しかし、車両自体はそれ以前に製造されていたため、地上時代の旧札幌駅にも試運転という形で入線していた。

・実は1993年に一度だけ津軽海峡線で試運転を行ったことがある。おそらく当時客車で運転されていた快速「海峡」の電車化を目論んでいたと思われるが、これはのちに789系による「スーパー白鳥」へとつながった。

・F-3017編成(かつてのF-17編成)は721系の中で唯一の苗穂工場製であり、メーカーから部品の状態で納入してもらい、それを組み立てた所謂「ノックダウン方式」である。これは研修修繕関係によるものである。

・F-1009編成は731系の試験のために、VVVF制御装置が変更された。そのためか2003年に1000番台の編成組み換えが行われた中、現在でも唯一の1000番台として残っており、さらに新千歳空港方の先頭車はuシートに改造されている。3両編成で唯一のuシート設置車である。

・F-5001編成は2003年の編成組み換え時に余った先頭車2両に新製した中間車を連結した3両編成となった編成である。この中間に連結されているモハ721-5001はこのとき新製された車両の中で唯一のデッキ付き、セミクロスシートで製造されているため、内装が異なっている。上記のF-1009と組んで運用されることが多い(加筆者は勝手にゴールデンコンビと呼んでいる)が、現在は普通の3両編成に混じって運用されていることが多い。


関連タグ

函館本線 千歳線 室蘭本線 札沼線

JR北海道 711系 731系 733系 735系

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました