ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

国鉄JR北海道が運営する鉄道路線。


概要

路線名函館本線
路線距離本線423.1km 支線35.3㎞
軌間1067 mm
(電化区間)電圧交流20000V
最高速度120 km/h

起点の函館駅北海道函館市)から長万部駅長万部町)、倶知安駅倶知安町)、小樽駅小樽市)、札幌駅札幌市)を経て終点の旭川駅旭川市)までを結ぶ423.1km(営業キロ)の本線と、大沼駅七飯町)から渡島砂原駅(森町)を経て森駅(森町)までを結ぶ35.3km(営業キロ)の支線(通称・砂原支線)からなる。1880年に開業した北海道最初の鉄道(手宮駅幌内駅間)の一部を含む。おおよそ国道5号線国道12号線に並行して走る。


実態としては、函館駅〜長万部駅間と、長万部駅〜小樽駅間、小樽駅〜旭川駅間で全く性格が異なり、それぞれが事実上別の路線と化している。函館駅〜新函館北斗駅間は函館近郊路線の性格も持つ。また、小樽駅〜旭川駅間は道央と道北方面を連絡する都市間幹線の役割を担い、そのうち札幌近郊の小樽駅〜岩見沢駅間においては札幌都市圏の通勤通学路線としての役割を担っている。


函館駅〜新函館北斗駅間と、小樽駅〜旭川駅間は交流電化となっている。前者のうち、五稜郭駅~新函館北斗駅間はJRでは平成最後の新規電化区間でもある。また、非電化区間のうち中間の長万部駅~小樽駅間は「山線」と通称されるように内陸部の勾配や曲線の多いルートとなっており、優等列車や貨物列車は現在は室蘭本線千歳線を経由して運行され、山線は単線・非電化のローカル線と化している。


なお、七飯駅〜森駅間は通称「8字区間」と呼ばれており、本線と支線の2本に分かれ、それが途中の大沼駅で合流する、変則的な運行形態となっている。ただし、大沼駅〜森駅間の支線(通称・砂原支線)は独自の営業キロが設定されているのに対し、七飯駅〜大沼駅間(通称・藤城支線)は途中駅のない下り専用で独自の営業キロ設定はない(ここを通る旅客列車は新函館北斗駅を通らないことになる)。


山川豊のデビュー曲のタイトルとしても知られる。歌詞に「石狩平野」が出て来ることから、小樽駅-旭川駅間を歌ったもの(らしい)。


今後の予定

北海道新幹線の新函館北斗駅〜札幌駅間は、上記の山線経由にほぼ並行したルートになる予定であり、並行在来線となる函館駅~小樽駅間は経営分離される予定である(そうなると「留萌を通らない留萌本線」同様、「函館本線が、函館を通らない」ことになる)。このうち、山線は定期優等列車も貨物列車も走らないローカル線であり(そもそも軸重の関係で貨物用のDF200形ディーゼル機関車が山線には入線不可能)、運行される普通列車の本数も極端に少ないことから鉄道路線としての存続自体が困難と見られていた。

そして2022年2月3日、余市駅〜小樽駅間の存続を求める余市町と、態度を保留とした小樽市を除く全ての沿線自治体が鉄道路線の存続を断念し、バス路線への転換を受け入れることを表明。

2022年3月26日未明に行われた北海道と沿線の小樽市、余市町での3者協議では、余市駅〜小樽駅間をバスに転換する方向で合意した。

結果、長万部駅〜小樽駅間の廃止・バス転換が決まった。整備新幹線の並行在来線に指定された区間が第3セクター鉄道に移管されることなく廃止されるのは、1997年10月1日に北陸新幹線高崎長野間(通称・長野新幹線)開業に伴い廃止された信越本線横川軽井沢間(碓氷峠を越える通称・横軽)以来2例目となる。


2024年3月29日に公表されたJR北海道が2030年度末に予定する北海道新幹線札幌延伸後に、在来線の高速化により札幌駅〜旭川駅間の所要時間を25分短縮し、最速60分で結ぶ事業構想が示された。


2024年4月1日に公表された「JR北海道グループ中期経営計画2026」では、北海道新幹線札幌延伸後に在来線の改良による高速化(軌道強化・線形改良・最高速度の向上・高架化による踏切解消など)を行い、札幌駅〜旭川駅間(136.8km)の所要時間(最速)について1時間25分(2024年3月18日時点)から60分への短縮を目指す構想が示されている。


主要駅

函館駅 五稜郭駅 新函館北斗駅 森駅 八雲駅 長万部駅 倶知安駅 小樽駅 札幌駅 岩見沢駅 美唄駅 砂川駅 滝川駅 深川駅 旭川駅


駅一覧

函館駅~長万部駅

●:停車 ㇾ:通過


駅番号駅名普通快速乗換路線備考
H75函館函館市電:本線・大森線 …函館駅前停留場 (DY17)
H74五稜郭道南いさりび鉄道
H73桔梗
H72大中山
H71七飯藤城線
H70新函館北斗北海道新幹線旧駅名「渡島大野」。ここまで交流電化&函館Kitacaエリア。
H69仁山ここから非電化。
H68大沼砂原線/藤城線
H67大沼公園
H66赤井川
H65駒ヶ岳
(H63)姫川信号場
H62砂原線
H58石倉
H57落部
H56野田生
H55山越
H54八雲
(H53)鷲の巣信号場
H52山崎
H51黒岩
(H50)北豊津信号場
H49国縫
H47長万部小樽方面/室蘭本線

砂原線

駅番号駅名乗換路線備考
H68大沼函館本線(本線)
(N69)銚子口信号場
N68鹿部
N67渡島沼尻
N66渡島砂川
N65掛澗
N64尾白内
N63東森
H62函館本線(本線)

長万部駅~小樽駅間

駅番号駅名乗換路線備考
H47長万部函館方面/室蘭本線
S32二股当駅と黒松内駅の間に蕨岱駅が存在した(2017年廃止)。五十音順で並べた時に最後に来る駅として知られていた。
S30黒松内
S29熱郛
S28目名
S27蘭越
S26昆布
S25ニセコ
S24比羅夫
S23倶知安新幹線ホームの建設が急ピッチで進んでおり、近年環境が大きく変貌している。
S22小沢旧岩内線の起点。
S21銀山同駅と小沢駅の間は稲穂峠と呼ばれる山岳区間で、SLニセコ運行当時は鉄道写真の聖地として知られていた。
S20然別
S19仁木
S18余市
S17蘭島
S16塩谷
S15小樽函館本線(札幌方面)

小樽駅~旭川駅(電化区間)

●:停車 ▲:一部停車 ㇾ:通過

※全区間札幌Kitacaエリア


駅番号駅名特別快速エアポート快速エアポート区間快速エアポート快速ニセコライナー乗換路線備考
S15小樽函館本線(長万部方面)
S14南小樽旧手宮線の起点駅。
S13小樽築港
S12朝里釧網本線北浜や室蘭本線北舟岡の影に隠れがちだが、海沿いにある駅、そして簡易Kitaca改札機が壁に向けて設置されているとしても有名。
S11銭函
S10ほしみここから特定都市制度の札幌市内エリア
S09星置
S08稲穂札幌運転所が隣接している。
S07手稲
S06稲積公園
S05発寒
S04発寒中央
S03琴似
S02桑園札沼線
01札幌札幌市営地下鉄南北線/東豊線(さっぽろ駅)
H02苗穂苗穂工場が隣接している。
H03白石千歳線
A04厚別
A05森林公園特定都市制度の札幌市内はここまで
A06大麻
A07野幌
A08高砂
A09江別
A10豊幌
A11幌向
A12上幌向
A13岩見沢室蘭本線
A14峰延
A15光珠内
A16美唄
A17茶志内
A18奈井江
A19豊沼
A20砂川
A21滝川根室本線
A22江部乙
A23妹背牛
A24深川留萌本線
A25納内
A27近文当駅と納内駅の間に伊納駅が存在した(2021年廃止)。また神居古潭駅を含めた旧線からの線路付け替え区間でもある。
A28旭川宗谷本線/石北本線/富良野線交通系ICカード最北の対応駅

関連タグ

函館 大沼公園 長万部 ニセコ 倶知安 小樽 札幌 岩見沢 滝川 旭川

江差線 室蘭本線 手宮線 千歳線 札沼線(学園都市線) 根室本線 宗谷本線 石北本線 富良野線

キハ80系 キハ183系 キハ261系 キハ281系 キハ283系 781系 785系 789系

キハ40系 711系 721系 731系 733系 735系

おおぞらスーパーおおぞら 北斗スーパー北斗 北海 ニセコ ライラック スーパーホワイトアロー スーパーカムイ スーパー宗谷 はこだてライナー エアポート(列車) ニセコライナー いしかりライナー

北斗星 トワイライトエクスプレス カシオペア(列車) はまなす


外部リンク

関連記事

親記事

JR北海道 じぇいあーるほっかいどう

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 74794

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました