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マ・クベの編集履歴

2016-09-07 02:41:07 バージョン

マ・クベ

あれはいいものだ

機動戦士ガンダムに登場するキャラクター。

声優は塩沢兼人(特別版以降は田中正彦が担当)。

機動戦士ガンダムの登場人物の中でテレビ版、劇場版、ジ・オリジンとで劇中の活躍が大きく異なっている人物でもある。



人物像

キシリア・ザビ配下のジオン公国突撃機動軍大佐。

ジオン軍の地球侵攻作戦では資源採掘地帯オデッサの基地司令となり、資源採掘・輸送、基地防衛などを統轄していた。

ジオン本国に送った十分な鉱物資源を根拠として、「ジオンはあと10年は戦える」と豪語するも、この後2か月足らずでジオンは敗北したエピソードで知られる(ただし一年戦争後のジオン残党部隊の中には10年どころか30年以上も息を潜めて暗躍していたものもある)。


計算高い性格の上に情が薄く冷酷、官僚的で政治的な駆け引きには長けるものの、任務達成のためなら手段を選ばない狡猾な印象が強い。ただしその策はしばしば詰めが甘く、また失敗した際の備えもおろそかであったなど、失敗に備えない自信過剰なところもあった。

また、ランバ・ラル隊へ一度は送るように取り付けた補給を政治的な理由で打ち切ったり、ソロモンから脱出して来た兵士たちを見捨てようとするなど「前線に立つ兵士たちの気持ちが分かっていない」と批判を受ける事もあった。

総じて軍事指揮官というよりは政治家向きの人物であったと言える。


その一方で骨董マニアとしての一面も見られ、任務の傍らで骨董品蒐集に努めており、特に北宋期と推定される白磁の壺は彼に寵愛され執務室に多数並べられた。



劇中での活躍

TV版

持ち前の知略を活かした策謀を巡らせホワイトベース隊を幾度と無く苦しめた。

自らの手を汚さない人間に思われるが、その印象とは異なりアッザムギャンに乗りガンダムと直接対峙する場面も見られた。

しかし、テキサスコロニーでのガンダムとの戦闘で戦死。死に際に際副官のウラガンにキシリアの下へ「あれはいいものだ」と自分が収集した壷を届けるよう懇願してた。


映画版

「哀戦士」の冒頭はマ・クベの壺を弾くシーンから始まる。オデッサ作戦までの展開はTV版と同様だが、アッザムで戦うシーンはカットされている。

「めぐりあい宇宙」でもギャンで戦うシーンはカット、ソロモン戦の終盤ゼナとミネバを収容するシ-ンでのみ台詞があるものの、戦死はしていない模様。


なお、エンディングテロップには「マ」と表記されていたが、本編では一貫してフルネームで呼ばれている。


「ジ・オリジン」版

安彦良和による漫画「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」では、地球文化への造詣が深いことから

ジオニズムの理想など白磁の名品1つにも値しない』

とする、高い美意識の持ち主として描かれている。

また、ルウム戦役後の南極条約を締結する際のジオン側代表にもなっており、そのため階級も中将となっている。

オデッサ作戦において戦局打開のために核兵器を使用したのはTV版同様だが、最期は撤退の時間を稼ぐためにギャンを駆り連邦へ特攻、連邦艦隊を道連れに自爆している。

最期の言葉はTV版同様「あれはいいものだ」であったが、卑怯卑屈が目につくTV版とはまったく異なる鮮烈な印象を読者に残した。


「機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像」

第1回、ア・バオア・クー戦の最終盤でキシリアも死んだ後に登場しているので映画版準拠とされる。

ミネバとゼナを連れ脱出しようとする中、そこへシャアがやってきて、グワジンに2人を乗せることに反対すると、それに賛同し、自らもギャンに搭乗し2人の護衛に回る。が、結局連邦軍の艦砲射撃に巻き込まれ戦死する。

特にシャアと確執するシーンは見られない。



人間関係(TVアニメ版準拠)

キシリア・ザビ

直属の上官。酷薄で他人を余り信用しないマ・クベが、唯一心の底から信頼し尊敬する相手。

普段は冷酷な雰囲気を纏い感情を表に出さない彼も、キシリアの前では得意気になってみせるなど、感情を露にしてしまうこともある。

一方のキシリアも勝利のためには手段を選ばない彼の手法を気に入って信頼(あくまで部下としてであるが…)しており、腹心として重用している。


ウラガン

腹心の部下にして副官。マ・クベが信頼を置く数少ない人物の一人。

マ・クベの性格とやり方をよく理解しており、手際良く補佐を務めている。

しかし、骨董品の収集趣味については今一つ理解が及んでいない模様。


シャア・アズナブル

同僚。マ・クベにとって最もいけ好かない相手であり、ライバル視している。

突撃機動軍に所属となったシャアはキシリアに重用され、それまでマ・クベが付いていたポジションを半ば奪う形となり、それが確執の原因となる。

しかし、ライバル視はマ・クベの一方的なものであり、当のシャア本人にとって彼の存在は『一同僚』程度の認識でしかなく、眼中にはなかった。


ランバ・ラル、黒い三連星

地球攻撃軍指揮官だった当時、ホワイトベース隊追討の任に付く彼らを送り出している。

戦争を『手段』として捉えていたマ・クベは、彼らのような戦いに生きる武人肌の軍人を嫌っており、ラルに対しては戦力の補充を渋るなどの嫌がらせを行った他、黒い三連星に対してはその行動に嫌悪感を露にしている。



関連項目

機動戦士ガンダム

キシリア・ザビ ウラガン

ギャン あれはいいものだ 塩沢兼人

サザキ・ススム・・・ガンダムビルドファイターズの登場人物。物語上の関係はないがマ・クベを踏襲した演出が多い。

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