ロシアの革命家で、ロシア革命において主導的立場だったウラジーミル・レーニンが、自身の著書『共産主義における左翼小児病』で提唱した、共産主義勢力内部の急進派(いわゆる過激派)を批判するために用いた用語である。
後に、共産主義勢力においてレーニン主義を掲げる党派が、そうした急進派・過激派や対立党派を批判する際の常套用語となった。
「左翼(リベラル)が現実を見ずに、思い込みで、自分の理念・理想だけで語ってしまって、結局、現実に裏切られて沈没していく。レーニンはこれを左翼小児病と名付けて、そんなことでは絶対に政権を取れないと言って戒めたわけです」
とのことだという。