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アスラズラースの編集履歴

2016-10-27 22:36:12 バージョン

アスラズラース

あすらずらーす

『アスラズ アース』とはカプコン、サイバーコネクトツー制作の体験型連続活劇アクションゲーム。 主人公アスラが、「怒」によって敵をねじ伏せる痛快アクション。

商品情報

機種プレイステーション3Xbox360
ジャンル体験型連続活劇アクション
発売日2012年2月23日(木)
価格税込6,990円
販売元カプコン
開発元サイバーコネクトツー
CEROC(15歳以上対象)

序幕

…それは、遥かな未来か…太古の昔か…。

"神"が実在し、人間を支配し守護する世界…。


魂に宿る真言の力"マントラ"を用いた高度な科学技術と精神的な宗教文化を併せ持つ、

この世界における地球上唯一の巨大国家「神国トラストリム」

この国は"神人類"と呼ばれる上流階級の支配の下、

厳格ながらも文明的な階級社会を作り万年の繁栄を謳歌していた。


だが、この世界には神人類すらも手を焼く程の問題があった…

大地の穢れから生まれるとされる、不浄なる魔物"ゴーマ"である。


ゴーマは本能的に人や文明を襲う習性を持っており、何の力も持たぬ下級の人類は日々ゴーマの脅威に怯えながら神にすがって辛うじて生きている有様だった。


ゴーマに対抗する為、神々はマントラ技術の粋を結集した軍隊を組織し、より強くマントラに適合した八人の選ばれし"八神将"と、マントラの力をより高める""の力を以ってゴーマの浄化鎮圧にあたっていた。


しかしゴーマの出現は絶える事はなく、さらに数万年周期で姿を現すゴーマの親玉"ゴーマ・ヴリトラ"のもたらす天災級の被害と犠牲に、神々は頭を痛めていた。


時は流れ、第128代神皇ストラダの代に至り、神国軍は史上最大規模の戦力を投入しゴーマ・ヴリトラとの決戦に挑む。


八神将の一人"アスラ"もこの戦いに臨み、同胞達や実の娘である巫女"ミスラ"と共にゴーマの大群を迎え撃つ。


戦いは熾烈を極めたが、アスラの活躍によってヴリトラは見事鎮圧され、神国軍は辛くも勝利を収める。


こうして神国トラストリムは、束の間の平穏を得た…はずだった。


血戦の翌日、神皇ストラダが何者かに暗殺され、偶然その場にいたアスラが犯人と見なされてしまう!


反逆者として神国兵に追い立てられ混乱するアスラは、家族にも危機が迫っている事を知って追っ手を蹴散らし家へと急ぐ!


しかし時すでに遅し、愛娘ミスラは誘拐され、妻ドゥルガも殺されていた。


悲しむ暇も無く、ミスラの後を追い辿り着いたアスラの目に入ったのは、ミスラを捕まえどこかへ連れ去ろうとしている八神将達。


愛する娘を取り返さんと同胞達に跳びかかるアスラだが、その前に八神将筆頭"デウス"が立ちはだかり、アスラに語る。


「世界を救う為の、犠牲になれ」と・・・。


全ては、同胞である彼らの企みだったのだ!


デウスにトドメをさされ、天から地へと堕ちてゆくアスラ。

薄れゆく意識の中、アスラは誓った。

自分を裏切った同胞達へ復讐し、娘を取り返すことを…!


…そして、一万二千年の時が流れた…。


キャラクター


アスラとその家族

アスラ

アスラ!!

本作の主人公。CV:安元洋貴

かつて八神将の一人として武勇を振るった漢。

同胞の裏切りによって反逆者の汚名を着せられ、娘と妻、そして自身の命まで奪われるも、死すとも尽きぬ怒りを魂代わりに、一万二千年の時を越え現世へと甦る。

そして何度殺されても、怒りが尽きぬ限り死なない不死の存在と化して、未だ魔物ゴーマが闊歩し、七星天が支配する世界に文字通り殴り込んでいく


適合したマントラの属性はズバリ「怒」

直情径行という言葉そのままの性格をしている血気盛んな激情家。

戦い方にも性格が出ており、とにかく力任せでがむしゃらに敵に殴りかかるパワーファイター。

だが逆境に対する強さは八神将の中でも随一で、その迷いの無い拳は最強のゴーマ・ヴリトラすら一撃で黙らせる程の強大な力を秘めている。


常に態度が突っ張っており生前でも人付き合いが苦手な不器用な頑固者だったが、家族の前では打って変わって優しい笑顔を見せることもあった。

その実、人の泣き声が大嫌いで、人を苦しめ泣かせるものがこの世で一番許せないという熱い優しさを秘め持つ。その優しさの裏返しである彼の怒りは、不器用ゆえに人に手を差し伸べて救う事ができない自分自身にも、理不尽な苦しみが繰り返される世界そのものにも向けられている。


だが・・・そんな難しい事は、どうでもいい!!ミスラを泣かせるクソッタレがいるなら、神だろうが世界だろうが、ぶっ壊してやる!!!!


六天金剛アスラ


アスラズラース

アスラの怒りが心頭に達した時に顕現する、所謂パワーアップ形態。マントラを第二第三の腕として具現化する事で世に言う阿修羅と同じ六本腕の姿となり、戦闘能力も倍増する。


本来これは巫女の力で増幅されたマントラを得て初めて発現できる能力だったが、復活後はアスラの怒りそのものが無尽蔵にマントラを生み出すジェネレーターと化している為、自在に発現出来るようになっている。


ミスラ

ミスラ

本作のキーキャラクター。CV:釘宮理恵

アスラの実の娘であり、マントラを操り神の力を高める役割を担う巫女。

歴代の巫女の中でも飛び抜けて優れた資質を持っている事から"奇跡の巫女"と呼ばれ、その力に目を付けたデウスに"世界を救う計画の要"として誘拐され、両親を目の前で殺されるという悲劇に遭ってしまう。


天真爛漫で健気だが、甘えん坊な所が抜け切っていない泣き虫さん。

生まれて間もない頃アスラの前ではいつも泣いてばかりいたせいで、アスラは泣かせまいと気張った結果かなり彼女を甘やかしてしまった様子。

ミスラが食わず嫌いで食べようとしない野菜をドゥルガの目を盗んで食べてしまったり、ミスラが巫女に選ばれた時には猛反対した挙句家を飛び出してしまう等、父親としてのアスラの様は完全に親バカ丸出しだった。

しかしそれ故親子としての絆は深く、ミスラは父の助けになる為に巫女となり、アスラも娘の未来を造る為に戦うという、決して切り離すことのできない関係になっていた。


ドゥルガ

アスラとドゥルガー (for Penny6)

アスラの妻でありミスラの母(画像右)。CV:井上喜久子

物語のド頭からデウスのクーデターによって帰らぬ人となってしまうが、劇中のアスラの回想シーンで度々登場する。


おっとり大らかで心優しく、いつもにこやかに笑っているその様は、まるで母性という言葉そのものに命が宿ったかのよう。

時には不器用なアスラを茶化したり、ミスラを甘やかし過ぎるさまに怒る事もあったが、アスラという一人の漢を誰よりも理解し支えていた人物である。


暗殺されたが、当事者である七星天らの事も全く恨まず、終盤では同じく魂だけとなってとなっていた彼らと共にアスラを笑顔で見送った。神人類とはいえ、本来は生者には知覚できない領域での出来事であったが、事情の地平すら干渉可能となったアスラは彼女の事に気が付いていた様であった。


七星天

アスラを裏切り神国を乗っ取った八神将の七人が新たに結成した組織。

デウスの掲げる"世界を救う"という大義の元に世界を牛耳り意のままに操る。

ゴーマを完全にこの世から消し去る"大廻転"という計画を進めており、計画の為に人々から魂もろともマントラを奪い貯め込んでいる。


ヤシャ

ヤシャ

アスラを裏切った同胞の一人。CV:諏訪部順一

アスラにとってはかつて修行時代を共にし、八神将となった後も競い合いつつ、共にゴーマと戦ったライバルにして友。かつてはアスラとともにオーガスに師事していたが、デウスに引き抜かれ彼の弟子となった。

また妹であるドゥルガがアスラと結婚した為、実は義理の兄でもある。


アスラが拳と力でがむしゃらに真っ向から戦うのに対し、

ヤシャの武器は洗練された技と速さ

文字通り神速の脚さばきで敵を翻弄しマントラを込めた手刀や蹴りで切り裂き貫く、まさに七星天最速の戦士であり、その実力は七星天の中でも抜きん出て優れている。


適合しているマントラの属性は「憂」

真面目で正義感が強く非常に思慮深いが、故に悩みがち。

考えるより先に拳が出るアスラとは正反対の性格で言い合いや衝突が絶えなかったが、心の底にある情の熱さだけは同じものを持っていた為に不思議と息が合い、何だかんだで良いコンビだった様だ。


それだけに、敵として再会した時のアスラの憤りも一際大きかった相手である。

現在はデウスの掲げる大義に奉じ、大廻転の成就の為に尽力し冷酷に振舞っているが、大を救う為に小を殺す七星天のやり方に内心疑問を抱えており、払い切れぬ迷いを押し殺す為に仮面を被っている。


デウス

かつては八神将を指揮し、現在は七星天を率いる頭目。CV:江原正士

神皇ストラダを暗殺し、アスラをその犯人に仕立て上げた張本人である。


マントラの持つ八つの属性の中でも最も強力な「我」のマントラに適合し、強い精神力とカリスマ性で神国軍を動かす司令官であると同時に、 ヌンチャク型法具「ヴァジュラ」を用いた優れた技と力を持つ武人でもある。


言動や態度は物々しく尊大だが、 世界を救うという強い決意に満ち、後の世の泰平の為に自らを必要悪と割り切るその振る舞いには迷いや邪念が一切無く、気品すら感じさせる。


彼の名誉のため付け加えておくが、次の戦いでヴリトラに勝利できる見込みがほとんど無い事はよく分かっており、時間も手段も限られていたため追いつめられていた。


一連の作戦と政権の転覆も野心的なものではなく、あくまでも人類の存続を心から願った最後の覚悟であり、ヴリトラとの戦いに勝利した後は歴史の舞台から完全に去る事まで心に決めていた。


ワイゼン

アスラを裏切り七星天となった神の一人。CV:茶風林

でっぷりとした一回り大きい体格と、その身体すら隠せるほど巨大な右手の篭手が目を引く巨漢。

復活したアスラに対し、ミスラの力でパワーアップした自身の能力を惜しげもなく見せびらかす様に戦い、最後には地球と等しい程の巨体に変身して指一本でアスラを潰そうと迫る。


「暴」のマントラの適合者であり、自分の力を誇示する事にこだわっている為とにかく横柄であつかましい。

何かと小難しい言い回しを好んで使うが、デウスの様な重みや気品は微塵も無く、ただただ慇懃無礼で小物っぷり丸出し

アスラが八神将に加わったばかりの頃も先輩風を吹かせていたがまるで相手にされず、復活後のアスラと対峙した時も、甦ったばかりでアスラの記憶が多少ぼんやりしていたとはいえちっとも思い出せなかったほどの小物。

挙句七星天の内輪でも「かつて実力でアスラに負けていた」「あやつは我らの内でも一段劣る」などと散々な言われようである。

反面、魂とだけなった終盤においては、全ての枷から解き放たれた様な屈託のない笑顔で最終決戦に向かうアスラを見送っていた。


カルロ

アスラを裏切り七星天となった神の一人。CV:大塚周夫

知略を巡らせによって戦わず勝つことを本分とする老将。

"魂の救済"と称した虐殺によって大廻転に必要なマントラを効率良く確保する事、その為に"命は神に差し出す物"だと人間に刷り込む事等、七星天の行動基盤を発案した。


「怠」のマントラの適合者で、極度の面倒くさがり

歩く事すら煩わしいらしく、車輪の付いた杖に鳥が木の枝に掴まる様な恰好で常に乗っている。

だが、自分が楽をする為の頭脳労働だけは少しも面倒くさくない模様。

実は居合の達人でもあり、杖は仕込み刀となっている。


オーガス

オーガス

かつて師としてアスラを鍛えた、七星天きっての猛将。CV:石塚運昇

その強さにおいてはデウスと肩を並べる実力者である。


適合マントラは「欲」

豪放磊落で己の欲にのみ従順な享楽主義者。中でも闘争欲に常に飢え、戦い愉しむ事こそ生きる事と豪語する戦闘狂である。

アスラを弟子として迎えた時点で"こやつはいずれ我と戦う運命にある"と目を付けており、アスラの復活を喜んで一対一の決闘を挑んでくる。


腰に"無明鬼哭刀"という刀を携えているが、オーガス自身が認めた"戦うに値する敵"相手でなければ抜くことはない。

知られている限りでも、過去オーガスにこの刀を抜かせたのはデウスだけである。


七星天にいながら実は大廻転計画にはまるで興味が無く、ヴリトラとの血戦という一大イベントを待ち望むが故デウスに協力しているに過ぎないという少し特殊な立ち位置にいる。

事実ミスラがさらわれた際にも、興味が無かったのかオーガスだけどこにも姿がなかった。


セルゲイ

アスラを裏切り七星天となった神の一人。CV:飛田展男

他の幹部と比べると華奢で、ミュージカルでも踊っている様にクネクネヒラヒラと動きながら喋る姿が目に残る「虚」のマントラの適合者。


虚栄心が強いナルシストで、何事もまず美しいかどうかで考える。

命ある物の死の間際にこそ美はあるという歪んだ美意識を持ち、その様を見る為ならゴーマだろうが人間であろうが微塵の情も無く殺せる、冷酷でアブナイ人物。


オルガ

デウスの側近を務める七星天唯一の女幹部。CV本田貴子

立場で言うなら七星天のナンバー2であり、神国軍の中でも最大規模の艦隊火力を保有する。


「色」のマントラに適合しており、ヤシャとは別の意味で真面目で非常にヒステリックな性格。 デウスに心酔しており、その妄信ゆえデウス以外の幹部を見下していて何かにつけ文句を言う為やたらと口うるさい。


七星天も神国軍も人間も、全てはデウス様の大義の為の駒としか考えておらず、同時に自分こそデウス様にとって一番使える駒と自負している様なのだが・・・肝心のデウス様はというと、誰が一番働きが良いかなど気にも留めておらず、むしろ何かと出しゃばるオルガを邪険にする場面もあり、一途な想いが完全に空回りしている。


しかしながら、まだデウスの心中にしかなかった大廻転の概要や、作戦に挑む覚悟をを真っ先に知らされる等、部下としてはこれ以上無いまでに信頼されているようであった。加えてデウスとの縁も決して切れることなく、死して魂となっても、8億年後に転生してもずっと彼に寄り添っていた。


その他のキャラクター

金色の蜘蛛

アスラが死後に目覚めた狭間の世界という謎の空間で出会う、機械仕掛けの蜘蛛。

アスラに生前の記憶を呼び起こさせ、復讐を諭し現世へと導く、所謂水先案内役

が、その言動にはアスラへの情等は特に感じられず、むしろ別の何かの目的の為にアスラを戦いへ誘っている様にも見える。


少女

少女

アスラがとある村で出会う、ミスラと瓜二つの人間の少女。

劇中では人間は神人類と違う独自の言葉で喋る為分からなかったが、公式資料によればアスラと出会った際自らを「アーリャ」と名乗っており、これが本名である。

性格もミスラによく似て天真爛漫で明るく健気。だが幼少期に神国軍に父親の命を奪われた事がきっかけで、今の世界の神という存在に、またそれに縋って平気で命を投げ出す村の人々に強い疑問と怒りを抱いている。

自分と同じ理不尽に対する怒りを抱くアーリャにアスラは共感し、やがて二人の間には、ある種の絆が芽生え始めたのだが・・・。


ウパラ

神人類の下級神民。ゲーム本編ではキャラクターとしての詳細は不明で、ゲーム中のショートエピソードにて、力が暴走し行方知れずになったアスラを追跡する調査隊の隊長という設定で登場したのみ。

が、コミック版「アスラズラース~廻KAI~」では、ミスラと同じくらいの金髪の少女の姿で描かれている。こちらではアスラの復活を目の前で目撃し、その後アスラの反逆劇を通して七星天の治める世界に疑問と怒りを抱いていく・・・という、上記の"少女アーリャ"に替わるもう一人のヒロイン(・・・というか最早メインヒロイン)として活躍した。


ストラダ

神国トラストリム第128代神皇、人類側では最年長者であり既に老齢にある。自身の保身しか考えていなかったため、人類の存続に危機を募らせていたデウスの反感を買い暗殺された。しかしながら、8億年後に転生した時代においては、曲がった腰で横断歩道を渡りかねていた所を見かねたデウスに助けられていた。デウスも記憶が無くとも、転生したストラダとの主従の繋がりをどこかで感じていたのかもしれない。


用語、解説


注)筆者の勝手な解釈も多少含みます


マントラ

本作の物語のキーワードとなる、人の魂に宿る真言の力。魂と常に共にある、あるいは魂という物を形作る生命エネルギーそのものと思われる。(ダンバインのオーラ力や、グレンラガンの螺旋力等に当たる架空エネルギーと言えば分かりやすいだろうか?)

感情の高ぶりや祈り、死などの要因でエネルギーとして発現、発散され、神人類のみがこれを力として行使する事が出来る。

この世界の業とされる「我」「色」「欲」「怠」「虚」「暴」「憂」「怒」の8つの感情に特に反応しやすく、このいずれかの性質を強く持つ神人類が八神将に選ばれ、属性として代々受け継いできた。

エネルギー物質としての性質は電気に近いらしく、力を使わずとも伝導物質によって制御や蓄積が可能。神国の至る所で、我々の世界で言う電力と同じ様な使われ方をしている。



神人類

この世界を支配する上流階級の人類。本作における"神"とは彼らの事を指すが、英語訳では"Demigod(擬神)"と訳されており、厳密には彼らも人間の一種と言える。


マントラをただ発散放出する事しかできない普通の人間と違い、神性細胞という変異細胞で構成された肉体によってマントラを吸収し、制御や増幅、エネルギーとして発現する事が可能となっている。

その能力ゆえ彼らは正に神の如く長命であり、短くとも千年、長ければ数十万年の時を生きる事ができる。

また神性細胞には、マントラと反応させる事で金属の性質を得、ある種の有機金属(バイオメタル)に変質するという特性もある。

一部の神人類、特にアスラを含めた神国軍に所属する兵士等は、高い戦闘力を得る為にこの性質を利用し肉体を機械化、再構成したサイボーグとなっている。

また彼らがその力を行使する際、後光を象ったシンボルが現れる。この後光に関しては詳しく触れられていないが、これも恐らくは、オーラとして体外に放出された神性細胞が潜在能力や人間性をイメージ化し形を成したものと推測される。



ゴーマ

この世界の不浄から生まれるとされる魔物。人類と神共通の天敵。

姿はゴリラや猿、象、亀、魚など様々な種類があり、全ての個体に共通して黒い体表に紅い血管のような紋様が浮かんでいる。体内には血液の代わりにマグマが流れており、個体によってはこれを弾丸や熱線として吐き出して攻撃してくる。

大きさは人間大のものから山一つ分のものまであり、ゴーマの親玉であり根源でもあるゴーマ・ヴリトラに至っては、大陸一つ分の地殻を食い破って出てくる程の巨躯を持つ。


その正体は、本来魂の輪廻転生に深く関わるマントラをエネルギーとして浪費し続ける人類と神の存在を憎む地球の意思(怒り)そのものであり、神人類の営みで滞った輪廻の淀みを正す為に文明を襲う、云わば星の免疫抗体

即ち神人類とゴーマの戦いは、実は神人類がマントラの力を行使すればする程、ゴーマはより凶暴に、より強力に、より頻繁に出現するようになるという矛盾を孕んでいたのである。



大廻転

七星天筆頭となったデウスが指揮する、世界を救う為の計画。

ゴーマの項で述べた通り、神とゴーマは決して断ち切る事の出来ない因果にあった。

デウスはその因果を断つ事が出来なければ、その為の変革を起こさねば真の平穏と安寧は訪れないと主張し、神皇ストラダにも直談判したが、聞く耳を持たれなかった。

神皇は革命を起こした結果国民の不満が噴出し、それによって自らの権力の座が危うくなるという事態を恐れて、保身の為の現状維持しか考えていなかったのである。


これが後にデウスがクーデターを起こすきっかけとなり、同時に大廻転計画を実行に移す引き金にもなった。


まず権力に腐心するストラダを廃し、自らが神国を自由に動かせる立場となる。続いて次のヴリトラ出現までに可能な限り多くのマントラを回収し、神国軍の切り札である因果要塞とその主砲ブラフマーストラを完全に完成させる。そして歴代最大の力を持つ巫女ミスラの力で集めたマントラをさらに増幅し、恒星一つに匹敵する威力を得たブラフマーストラでヴリトラと地球の意思を破壊する。


これが大廻転の全容である。



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