概要
ネタバレの代名詞。
とある推理モノのゲームにおける結末である。
推理モノの小説や映画などは、犯人を突き止めるまでの過程を楽めるようにできているため、犯人を先にバラしてしまう事は、作品の魅力を大きく損なう行為である。
それでも、「犯人は○○」だと口に出してしまうのはよくあることだったりする。
※以下、ネタバレ注意。
由来
元ネタは、いわずと知れた某ゲームの衝撃の結末。
具体的には、作中で常に主人公と行動を共にしゲームシステムの一部にも組み込まれている主人公の相棒、ヤスが真犯人であるのだが、これを一言で言い表した「犯人はヤス」というフレーズは未だに「ネタバレを指す小ネタ」として使われたり、違う作品のコメントに「犯人はヤス」と書き込んで混乱させたり、「犯人が分からない事件に寄せられるインターネットスラング」として使われることがある。
同作の結末で明かされる真犯人は、その意外性で語り草となったが同時にその人物が何者であるかもよく知られており、当時このゲームが流行していた頃の世代には、「このゲームを遊んだことがなくても犯人がヤスという人物であることは知っている」という状況が多く見られた。
彼が「おそらく日本一有名な犯人」と形容されることもある。
「犯人はヤス」パターン
犯人は身近すぎる人物だったという、上記の内容から転じて「黒幕は身内にいる」(この場合の「身内」とは「主人公の血縁者(家族など)」に限らず「主人公に関係する身近な人物」も含まれる)という意味で使われる。
使用例
Q.「ノイズを操ってたのは?」
A.「犯人は了子」
余談
なお、確かに某ゲームの真犯人はヤスだが、真相自体はかなり複雑な事情が絡む上にゲームシステム上、ゲーム内で様々な証拠を集めフラグを立てなければ物語が進まないため、犯人がヤスだとわかっていてもすぐに真実にはたどり着けない。
関連タグ
ビートたけし(事の張本人)
自身が出演したラジオ番組「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、ファミコンと本ゲームをスタジオに持ち込み、弟子のたけし軍団とスタッフとともにプレイして実況放送した。この実況中にビートたけしが犯人の目星をつけてほのめかすと言う発言をしたとされ、逆にこの放送をきっかけに売上げが伸びたという逸話がある。