概要
ロシアの革命家で、ロシア革命において主導的立場だったウラジーミル・レーニンが、自身の著書『共産主義における左翼小児病』で提唱した、共産主義勢力内部の急進派(いわゆる過激派)を批判するために用いた用語である。
後に、共産主義勢力においてレーニン主義を掲げる党派が、そうした急進派・過激派や対立党派を批判する際の常套用語となった。
「左翼(リベラル)が現実を見ずに、思い込みで、自分の理念・理想だけで語ってしまって、結局、現実に裏切られて沈没していく。レーニンはこれを左翼小児病と名付けて、そんなことでは絶対に政権を取れないと言って戒めたわけです」
とのことだという。
日本の主な該当団体
- 中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)
- 革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)
- 革労協主流派(革命的労働者協会社会党社青同解放派)
- 革労協反主流派(革命的労働者協会解放派)
- 日本赤軍 ※2001年解散
- 連合赤軍 ※連合赤軍事件を起こしたことにより壊滅
- 東アジア反日武装戦線 ※主要メンバーは全員逮捕・指名手配済み
- オウム真理教
- レイシストをしばき隊 ※現在では「C.R.A.C」「のりこえねっと」「友だち守る団(2013年解散)」などに分派
- SEALDs ※2016年8月15日解散