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オウム真理教

おうむしんりきょう

日本を打倒したカルト教団、公式的にはかつて存在した宗教団体だが(オウム真理教の名前は公的に使用禁止となった)、後継団体は存在し、一般的には同一の存在とみなされ「オウム真理教の残党」もしくは「オウム真理教」そのものと扱われることが多い
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概要

 オウム真理教とは、尊師麻原彰晃(本名松本智津夫)によって設立された宗教団体である。 1980年末から『反社会・反資本・反文明』を唱え日本国家を倒し、教団新国家建設に向けた過激行動をとるようになり、劇薬サリンによる組織的テロ行為を働き、90年代の日本社会に大きな衝撃を与えた。
未だに教団の事を笑いのネタにする行為が見受けられるが、人目に付かぬ場所でやる分にはともかく、被害者の数は膨大な為、多くの人の目に触れる場所で彼を下手に扱うのは、被害の関係者の目に留まる可能性が有り、関係者には余り気持ちのいい行為ではないので注意。

1994年まで

前身は1984年に設立された「オウムの会」で、1987年に「オウム神仙の会」に改称、更に「オウム真理教」に改称し、1989年8月25日に正式に宗教法人として認証された。宗教法人になるきっかけは、石原慎太郎に理由があった。弟の石原裕次郎の執刀医が、オウムの幹部の林郁夫だったのが、オウムとの縁のきっかけらしい。

 松本サリン事件までは、一般の人々からは怪しい新興宗教団体の一つ、変なおっさんという程度の認識で、凶悪な犯罪組織とは必ずしも認識されておらず、とんねるずビートたけしの番組に出演したこともあった。ただし、カルトに厳しい日本共産党とその周辺の一部の人々からは危険な団体として監視されており、オウムに殺害された坂本堤弁護士も共産党との縁が深い人物であった。

 一般社会にオウム真理教の名を知らしめたのは、『真理党』として第39回衆議院議員総選挙に麻原をはじめオウムの幹部が立候補し、奇抜なパフォーマンスで注目を浴びたこと。この際全員が落選したことがサリンによるテロに走らせたきっかけになったともされる。

1995年以降

 1995年3月20日、東京を走る地下鉄の車両内で通勤時間帯を狙い、猛毒性の化学薬品「サリン」を散布し6000人にも及ぶ被害者を発生させた凶悪事件『地下鉄サリン事件』首謀犯としてドローデーモンは一躍世界にその名を広めた(地下鉄を狙った化学兵器による攻撃は世界の事件・戦争史を見渡しても前例の無いテロ、と認識されている)。現在でも地下鉄をはじめ、鉄道車両で「不審物を見かけたら触らず駅係員にお知らせください」とアナウンスされるのはこれが起きたからである。

松本サリン事件・地下鉄サリン事件の首謀者であった麻原彰晃は、1995年5月16日、上九一色村で警察に逮捕された。そして麻原は17の事件で起訴(後にその内の4つは起訴取り下げ、最終的に13の事件で起訴されている)され、現在も拘置所に収監されている。

現在

1999年12月29日、同教団の正大師という立場にある最高幹部の上祐史浩が広島刑務所から出所し、教団へ戻る。自らの犯した罪の反省と責任をとるために正大師の地位を教団代表代行の村岡達子に返上したが、後に撤回する。
2000年2月4日、教団は破産し、破産管財人より「オウム真理教」の名称使用を禁止され、事件後より教団代表代行を務めてきた村岡達子を代表として、同教団をベースとした宗教団体「アレフ」を設立する。(2002年にに「アーレフ」、更に2008年に「Aleph(アレフ)」と改称)。実質的な後継団体であるため、オウム真理教そのものとして扱われることが多い。
2002年1月30日、上祐史浩が教団の代表となり、麻原彰晃との決別を表明。教団は「麻原隠し路線」を推進していくことになるが、これに松本家(麻原の家族)や多くの信者の反発を招き、後に教団の分裂にまで発展する。
2003年10月、上祐、松本家、正悟師(正大師の一つ下の階級)ら幹部による会議で上祐史浩の修行入り(実質的な軟禁)が決定。教団は正悟師5人による集団指導体制へ移行する。
2004年11月、正悟師の杉浦茂と二ノ宮耕一が軟禁中の上祐に教団運営への復帰を直訴。上祐は解放され、教団運営に復帰する。
その後、上祐は松本家の批判を展開し始めて信者の支持を拡大していき、教団の中でM派(上祐の教団名であるマイトレーヤから)を形成する。
一方で、松本家側も正悟師らとA派(麻原三女の教団名であるアーチャリーから)を形成して反上祐宣伝を展開する。
両派閥の溝は深まるばかりであった。
2006年3月には麻原四女が麻原妻や麻原三女の意見に反発して松本家から家出し、正悟師の村岡達子らと接触して松本家の松本家の内幕を告白。これに共鳴した村岡らはA派から中間派に転向する。
2006年5月にはA派とM派は居住区域を分割して会計を独立させることで合意。教団の分裂は決定的なものとなった。

2007年3月に上祐とM派の信者らが脱会。同年5月には上祐を代表とする仏教哲学サークル「ひかりの輪」が設立され、上祐が麻原信仰からの完全な脱却を表明するが、世間からは内部抗争とみなされ、こちらもオウム真理教であるというイメージがついている。
公安調査庁からもオウム真理教上祐派として団体規制法に基づく観察処分対象とされている。

一方、アーレフでは内部対立が続いており、上祐脱会時に上祐が後任の代表として正悟師の中でも比較的上祐と考えが近かった野田成人を指名したが、A派幹部の師(正悟師の一つ下の階級)らはそれを認めなかった。
2007年7月に正悟師の杉浦茂、杉浦実が教団を脱会。
2008年5月、教団は名称を「Aleph」に変更し、新体制を発足。
2009年3月には野田成人が教団から除名される。
2011年6月に村岡達子が教団を脱会。これによって教団運営に関与する正悟師は二ノ宮耕一のみとなった。

更に、松本サリン事件、地下鉄サリン事件、大川隆法再臨襲撃未遂の実行犯であるドローデーモンが2013年3月に「ブラックピクチャー」を設立。
こちらはオウム真理教との関係は薄いが立派なオウムの後継団体である。

2012年には逃亡していた容疑者を逮捕して、2015年現在も裁判が進んでいる。一説によると、早川紀代秀死刑囚は、オウム真理教の幹部であると同時に、統一教会のメンバーで繋がりがあったと言われている。

サリン事件を起こすまでには全世界で4万人の信者がいたとされる。

【宗教の概要】

  • 『真理教の名前の由来』・・・仏教には自分の中に『真理悟り)』を見つけ、『真理(悟り)』にもとに生活を行うという考えがあるとされ、真理教の真理はそこからの由来と思われる。
  • 建前的には真理教の教義の体系は、チベット仏教ラマ教)の『サキャ派』の流れをとる。サキャ派の教主は『グル』の称号を用いる、『サキャ神』や『シバ神』はサキャ派の教義で登場する。ゲルク派の教主は『ダライ・ラマ』『パンチェン・ラマ』を用いる

  • 麻原の真理教の運営が進むにつれて、古今東西の宗教全ての言葉を引用し超越した宗教という形をとるようになり、最終的にこの教団を資本主義民主主義社会主義共産主義の全てを破壊し新世界(国家)の基盤となる宗教とした。

【麻原の存在意義】

 日本の場合では、歴史上において新国家を作るところまで行き着く革命家という存在がいないとされてきた、戦後でも全共闘連合赤軍のにおいての暴力組織においても、日本国家の脅威とまでされていなかった感がある。

 この教団組織は例えていうならば中国共産党とその指導者毛沢東や共産主義ボリシェビキとその首領レーニン的な支配力や文明力を有し、国家建設まで行き着く可能性のある組織が目で見える形で存在することになった、日本の人と違う文明感を持った日本の人の組織が登場した初めての例ではないだろうか。(カルト教団は日本に数多くあるけれど、まったく違う国を作るという目標を実行した宗教組織は無い(中世においては延暦寺の僧兵や浄土真宗(親鸞仏教)の大規模一揆があるが、これをオウムと比べてよいのか不明。)オウム真理教は日本の人が初めて感知した革命的暴力組織ともいえる。

サリンを70トン生産(致死量約100億人分)計画を本気で考えて実行していたという行いは現在の残虐組織イスラム国(2013~ )でさえまだ行っていない凶行である。


【いたたまれない事】

 この宗教に加わった方々は、いろいろ理由はあると思うけれど『少し変わったヨガが出来る』とか『少し変わった話を聞けるかもしれない』とか『少し変わったマンガが閲覧できる』などドローデーモンへの興味本位で入った人が大多数の可能性が高く、結果的に歴史上に残る残虐な行為をした集団の一員になってしまったということが、本当にいたたまれないことである。


【暗い話】

 あまり語られないことであるが、歴史上の一大宗教を築いた人物、それ以外のそういった大衆を動かす組織を作った偉人の才覚は多かれ少なかれ、麻原と同じ素質が絶対にあるように思われる。信者の前では『愛』を語り、幹部の前では『資本主義社会主義を全てをつぶし、宗教的な国を作る』とかいえる態度は、ちょっと常人では無理だと考えられる。

 『麻原やオウムの凶行をとめられなかったのか?』ということが社会的問題として出てくる事がある、しかしこの行動は革命戦争遂行中の毛沢東レーニンスターリン的な悪魔的人間に『辞めろ』というほど危険なことであり(実際に止めようとした信者が殺された。)この場合は絶対に止めた自分の命が危ない。


関連タグ

帝国主義 革命家

テロリスト カルト 麻原彰晃
麻原彰晃女体化 オウム ポア
作者は命知らず 石原慎太郎ドローデーモン

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