曖昧さ回避
- ケルト神話に登場する女性。
- SRPG『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。
- RPG『幻想水滸伝 ティアクライス』の登場人物。
- 『グランブルーファンタジー』の登場人物、モンスター。スカーサハへ。
ディアドラ(ケルト神話)
ケルト神話に登場する女性の名。不吉な予言と「災いと悲しみを招く者」を意味する名を与えられ、王の元で幽閉生活を送る。美しい娘に育ったディアドラは騎士ノイッシュに恋をして他国へと駆け落ちするも、王たちの謀略によって彼を殺され、後に馬車から飛び下りて自害した。
ディアドラ(聖戦の系譜)
前半のヒロイン。波打つ銀髪と儚げな雰囲気を持つ17、8歳ほどの少女。
母のシギュンは彼女を産んでそのまま他界し、父は不明。育ててくれた占い師の老婆も亡くなり、外界との交流を絶っている精霊の森でひっそりと暮らしていた。彼女は呪われた一族の最後の末裔であり、人と交わりを禁じられ、その禁を破れば世界に大いなる災いをもたらすと予言されている。
しかし、シグルドとの出会いにより互いに一目惚れし合い、彼の事を忘れられず母と同様に掟を破って彼と結ばれる。後に息子のセリスを産み、幸福な時間を過ごしていたが、彼女の呪われた血を求める魔の手はすぐそこまで迫っており、やがて予言は現実のものとなる。
クラスはシャーマン。光魔法と杖を扱える。加入時の会話が章ボスを倒す前か否かによって変わり、後者のほうが難易度が高い代わりに、より情熱的な内容になっている。
『覚醒』にも登場。光魔法が廃止されていることから、クラスはダークマージ。
以下にネタバレ
実はグランベル王国を治めるバーハラ王家の王子クルトと、ヴェルトマー公爵夫人となっていたシギュンとの間に生まれた不義の子。
母シギュンは暗黒神の血を引きながらロプト帝国に反旗を翻した聖騎士マイラの子孫であり、ロプトウスの血は暗黒神を復活させてしまう危険性があった為、暗黒神の復活を願う暗黒教団に見つからないよう人との交わりを強く禁じられていた。しかしシギュンは村での暮らしに退屈して外界に飛び出し、暗黒教団に見つかりその計らいでヴェルトマー公爵に見初められて正妻となり、息子のアルヴィスを出産した。だがヴェルトマー公爵は女癖が悪く何人もの愛人がいた為、シギュンが心を痛める日々を送っていた中、彼女を不憫に思い慰めたグランベルの王子クルトと一線を越えてしまった。ヴェルトマー公爵は二人を怨みながら自殺し、シギュンも7歳のアルヴィスを残してヴェルトマー家を出て故郷の村に戻り、クルト王子の娘を出産して亡くなった。その娘がディアドラであり、暗黒教団がロプトウスの復活の鍵として血眼になって捜していた。
母シギュンから聖騎士マイラの血筋を受け継いだロプトの傍系であるのと同時に、父クルトからは聖者へイムの血筋を受け継いだナーガの直系でもある。クルト王子がシギュンのことを忘れられず、妻を娶ることなく公では子もいないまま暗殺されてしまった為、彼の隠し子であったディアドラは断絶するかと思われたバーハラ王家の唯一の後継者となった。
後に暗黒教団の司祭マンフロイに誘拐され、記憶を封じられた状態でアルヴィスと引き合わされ、恋仲に発展する。アルヴィスは彼女がクルト王子の遺児であることを聞かされており、グランベル王に彼女を紹介して額の聖痕からクルト王子の娘である事を発覚させ、ディアドラと結婚したアルヴィスはグランベル国王から正式に王位を託された。アルヴィスによって処刑される寸前のかつての夫シグルドと引き合わされ、彼の姿に懐かしさを感じ話をさせて欲しいと懇願するも、その願いが聞き入れられる事はなかった。
後に周辺国を統一させた夫アルヴィスが統一国を「グランベル帝国」と名を改めたことでディアドラはグランベル帝国皇妃となり、皇帝アルヴィスとの間にユリウスとユリアという双子の兄妹を生む。しかし実はアルヴィスとは異父兄妹同士であり、二人の近親婚によって母シギュンから受け継いだロプトの血が強まり、息子のユリウスは暗黒神になりうる程のロプトの血を強く発現させてしまった。そしてユリウスはマンフロイによって暗黒神として覚醒し、宿敵となるナーガの魔道書を使えるナーガ直系の自分とユリアを殺そうとしたため、ワープで幼い娘を逃がし、自身は実の息子の手にかかる運命を受け入れた。
そのため第二部開始時点では既に死亡しているが、イベントでかつての夫シグルドと共に息子セリスの前に現れている。
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