概要
仮面ライダーBLACKRXが、デスガロンとの戦いの中で、佐原ひとみを目の前で死なせてしまった悲しみ(実際は生きている)から覚醒した形態で体重がRXの時より重くなっている。
人間態である南光太郎のスリムな体型のイメージとは程遠いガッチリ体型のため、もはや別人が変身しているレベルである。
身体が金属分子で構成されているため磁石に弱いという設定がある(無効化できそうとは言ってはいけない)。
名前にロボとはあるが決してロボットではない事に注意。
あくまでRX経由での変身のため人間態からこの姿に変身することは不可能。(バイオライダーも同じく)
当初は「悲しみの王子」と名乗っていたが、後に「炎の王子」に改称(しかし、平成では「悲しみの王子」に戻っている)。
能力
RXよりもパワーや装甲が強化されており、RXパンチの1.2倍の威力を持つという「ロボパンチ」は一撃で分厚い壁も簡単に突き崩す。両手で放つ「ダブルパンチ」は戦車が真正面から突撃しても一撃で静止させられるという桁外れな破壊力を有する(参考『週刊仮面ライダー Official Perfect File』)。
ロボという名の通りあまり素早くは動かないが、ほとんどその場を動かずに相手の攻撃を捌きつつ圧倒的なパワーでボコボコにしていく様は圧巻。蹴り技に関してもバッタのように跳び跳ねるよりもドッシリ構えて蹴り込むのを得意とする。純粋なパワーでロボライダーを圧倒出来たのはシャドームーンくらいである。
爆発をものともせず制圧前進を行う姿に思わず恐怖を覚えて逃げだそうとした怪魔ロボットもいる。
また自分で吹っ飛ばした相手に対しても「逃がさん!」と言いながら追いかけるなど、RX時以上に容赦のない戦いぶりも特徴。
ロボライダーは記念すべき世界初の銃ライダーであり、両手から実体化させる拳銃ボルティックシューターによる「ハードショット」が必殺技である。
ボルティックシューターは怪魔ロボットの腕をいとも簡単にもぎ落とすほどの威力を持ち、怪魔ロボット・クロイゼルを破壊する際には零距離射撃を行い一発で仕留めた。
チートライダーに比べるとやや印象が薄い部分もあるが、強豪ぞろいの怪魔ロボットを相手に圧倒的な強さを発揮しており、純粋な戦闘能力は非常に高いフォーム。
また、あらゆる電子機器をハッキング、操作し放題という、バイオライダーとは別ベクトルでのチート能力の持ち主(ハイパーリンク)。
また異名の示すとおり高熱にも非常に強く炎を吸収しエネルギーとすることも可能。劇中では1000度の炎を吸収して自らのエネルギーに変え攻撃していた。
設定上は6000度以上のエネルギーにも耐えられるらしく、「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」のコラで有名な漫画『時空英雄仮面ライダー』では溶岩の中に逃げ込む怪人に向かう先輩方を制し「スーパー1もZXも数分しか持たない! おれに任せてくれ!」と言うシーンがある。なんでタメ口やねん。
耐熱温度は800万度(漫画 『時空英雄仮面ライダー』より)である。ただしTV本編ではグランザイラスの1000度を超える体当たり攻撃でダメージを受けていた。(このダメージは熱によるものかパワーによる物理的によるものかは不明)
愛車はロボイザー。
余談
SRPG『スーパー特撮大戦2001』では、クライシスの卑劣な罠で重傷を負ったヒロイン(オリジナルキャラ)の姿を見て覚醒する。クライシスもバカなことをしてしまったものだ(なお、バイオライダーじゃないだけマシだろと言ってはいけない)。
また「銃を使っているライダーは弱い」という風潮の元祖ともいえるがこの風潮の原因はロボライダーが弱いのではなくバイオライダーがあまりにも強すぎるためである(ロボライダーはむしろ装甲の厚さが圧倒的であり他の平成銃ライダーよりも確実に強いと思われる)。
関連項目
スーパーサイヤ人:どちらかというとバイオライダーの方が近いが。
ロボコップ-銃を構えるモーションが酷似している。
ジバン-デザインが似ている。
仮面ライダーフォーゼファイヤーステイツ-火属性で銃持ちなどいろいろ似ている