東北地方・関東地方を主とする住民の生存を祈るために描かれたイラストに付けられるタグ。
類義語:一緒に頑張ろう がんばろう日本 prayforjapan
概要
平成23年(2011年)3月11日午後2時46分頃に東北地方太平洋沖地震」が発生し、北海道および東北・関東地方でに甚大な被害をもたらした。
それを受けて、海外のイラストレーターが「どうか日本の皆さんが生きていられるように」と願いながら作品を作るようになったのが、このタグのはじまりである。
現在のところ日本のイラストレーターもこのタグを使用していることが多いが「同じ日本人が使うには他人行儀過ぎでは?」との観点から一緒に頑張ろうやがんばろう日本を使う人も増えている。
作品をご覧になる方へ
作品にこのタグをつけている方のほとんどは、被災された方々へのお見舞いの気持ちを持っていますが、それが適切な形で表現されているとは限りません。
「日本頑張って」タグがついている作品が、心理的負担を軽減するものとは限らないことを予め、ご了承ください。
また明らかに観覧数・評価数稼ぎを目的としているユーザーを発見した場合には、ページの右下にある「この作品に対する情報提供」をクリックして通報しましょう。
【地震関連の作品を見たくない方へ】
「作品名 -地震 -頑張」で検索すれば、ほとんどの地震関連の作品を除外することができます。
このタグの作品を描く前に
このタグやそれに関連する作品については、pixiv内でも様々は意見が出されています(後述)。それらの意見をよく吟味した上で、作品をpixivに投稿する前に「今投稿すべきなのか?」「このタグをつけるべきなのか?」ということを各自で判断しましょう。
どんな作品を作るのも自由です。しかし、公開には責任が伴うということを忘れないようにしましょう。
使用しない方が良い言葉
笑って下さい | 肉親を亡くされたばかりの方も多くいる。そのような方に「笑って下さい」という笑顔を強要するような言葉をかけるのは余りにも酷ではないだろうか。 |
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大丈夫だよ? | 「家も財産も全て失った」という方も多い。そのような状況下で「根拠のない励まし」を受ければ「何が大丈夫なんだ!」と憤りを覚える方も多いだろう。 |
頑張って | 被災者および遺族は、耐えがたき苦痛に直面しそれでも生きる中で必死に立っていて、現在すでに頑張っているのだ。限界まで頑張っているのに、それ以上に頑張れ!と言われてしまえば精神的疲弊は更に積み重なってしまうことだろう。 |
これに関連する作品への意見
否定的
- 今はまだ絵を描いて励ますような段階にはない。金銭面や物資面などでの実質的な援助が必要だ。(関連:応援より募金)
- 「絵を描いて応援している」という自分に自己陶酔しているだけではないか?(関連:スラックティビズム)
- 「日本頑張って」タグをつけた作品を作ることが流行のようになっている。被災者をダシにしているようで不快だ。
- このような特別な作品群を見るよりも、普段の通りのpixivを見ている方が安心するのではないだろうか。
肯定的
- これらの作品によって「励まされた」という人もいるのだから、多少なりとも心理的負担が解消される可能性があるのであれば否定すべきではない。
- 大きな被害にあった場所だけが被災地ではない。今のところ、だいたい通常に暮らせている住民たちも大きな不安を抱えている。そのような方たちを励ますのには効果的な方法ではないか。
客観的
- 投稿者に「どんな評価も受け止めるので公表したい」という意思があるのなら、どんな時にどんな作品を投稿しようと自由だ。
- 普段は見たくない作品があればマイナス検索をする。普段と同じように見たくないものは検索で外せば良い。
批判の作品を作る前に
本タグや関連する作品を不快に思っているユーザーがいるのも事実であり、それを表現する作品を作ることも自由である。ただし、いくつか注意点がある。
冷静な表現をする | どんなに良い主張をしていても、攻撃的な言葉や表現では正しく伝わらず「荒らし行為」と受け取られてしまうことも多い。 |
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検索者に配慮する | 批判作品に「日本頑張って」等のタグをつけている者も多いが、これは「純粋に応援の意図がある作品」を検索しようとしているユーザーには不便であり、不快に映ってしまうこともある。キャプションなどで「批判目的」の作品であることを告知する、タグを変えるなどの配慮が必要である。 |
文章だけの画像を投稿しない | あまり知られていないが、文章だけの画像をイラストとして投稿するのはpixivの規約違反になる。文章を投稿したい場合はpixivの小説機能を活用しよう。 |
主張に飛躍はないか | (例)「応援絵は自己陶酔で悪い作品だ。だから消すべきだ」→あくまでpxivは「作品を投稿する場所」であり「善な作品を投稿する場所」とは限られていない。応援絵の善悪と作品の削除基準とは別の話である。 |