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コルセットの編集履歴

2018-07-26 02:49:12 バージョン

コルセット

こるせっと

コルセットとは、矯正下着の一種。腰回りを細く見せるために着用する。

曖昧さ回避

アニメ「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」の登場人物⇒コルセット(パンスト)



概要

元々は中世ヨーロッパの貴族等が使った、胸を支え、腰を細く見せる矯正用下着

女性がドレスと合わせて使っていたイメージが強いが、男性も使っていた。

胸部へ肉を寄せることもできるため、ドレスサイズを埋める補強用としての機能も持っていた。

現代のブラジャーは、これの胸部のみを切り離したものが元祖となっている。


肌を保護する下着をつけた上から着用し、ハト目部分に通した紐を引っ張って体に沿わせ、締め上げる。ウエストをより細く締め上げるためには力が必要になるため、侍女や夫が着用者の尻に足をかけて紐を引いた。


コルセットの歴史

ファッションアイテムとしてのコルセットは、14世紀にまでその歴史をさかのぼることができる。そのため、様々な創作物にもコルセットが登場している。

白雪姫』では、敵役の魔女が何度かにわたって姫の殺害をたくらむが、その中にコルセット用の美しい紐で姫を魅了し試着を勧め、手伝いを装って締め上げ、窒息死させることを目論むというものがある。

映画『風と共に去りぬ』ではヒロインのスカーレット・オハラが「もっと強く!」と侍女に命じ、思い切りウエストを締め上げさせている。

ピーター・メイルのエッセイ『贅沢の探求』では、愛人ができた男の行動の一つに「スタイルを良くしようとコルセットを着用する」が挙げられている。


コルセットで作られるボディラインの魅力に、異性だけではなく着用者自身も憑りつかれた。特に女性たちは美を競い合い、より細いウエストを強調することに夢中になった。中には夜会に出席した後、気分が悪いと言って帰宅した娘が死んでしまい、遺体を調べると肋骨を骨折していたという悲惨な例もある。ただしこれは極端な例で、通常、コルセットで締め上げる部分は骨のない部分である。そのためコツを掴めばどんどん細くすることができるのだが、締めれば締めるほど体液の循環が悪くなり、健康に害を及ぼす可能性があった。


もちろん適度であれば問題はなく、有閑階級の女性たちはコルセットを着用したまま、優雅にテニスなども楽しんでいた。しかし謹厳なヴィクトリアンが終焉を迎え、享楽的なエドワーディアンに時代が移ると、ファッションにも自由さが求められるようになっていく。オリエンタリズムの流行もあり、着物風に前を合わせたデザインや、ストンとしたウエストを締め付けないシルエットのドレスが女性たちを魅了した。そして20世紀初頭、コルセットはブラジャーに役目を譲り渡すこととなる。


現代のコルセット

現代では医療用に、腰部の術後の保定や、背骨等を矯正する目的でも使われている。また、胃を圧迫することで食欲を抑えることができるため、ダイエット目的で使用する人もいる。着用の際には医師の指示を守り、またくれぐれも健康を阻害しないよう、締め上げ過ぎないようにし、2~3時間に1度は緩めて血液の循環をはかることが必要である。


ファッションの流れに、かつてインナーとして着用されていたものがアウターに変化するというものがあるが、コルセットも同様で、現代ではアウタータイプのものが存在する。

創作物のキャラクターの服装にも取り入れられ、例えば『魔法少女まどか☆マギカ』のヒロインの一人、巴マミの魔法少女としての衣装は、ブラウスとスカートにコルセットを組み合わせたものである。これによりクラシカルな雰囲気を醸し、18世紀の銃士のイメージを演出している。ゲーム『アイドルマスター』シリーズのサイネリアの服やバーガースケーターに使われている形状のものは、コルセットベストもしくはベストコルセットと呼ばれている。


似たデザインの衣装にビスチェがある。



その他

漫画デスノート」では、夜神月ノートを収納して常に肌身離さず居る目的で使用した(デスノートの所有権を放棄後ノートから体を離すと、ノートに関連する記憶が消えてしまうため)。



関連タグ

ドレス  クリノリン バッスル・スタイル ビスチェ セクシーランジェリー

腹巻 ゴスロリ

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