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6502の編集履歴

2011-06-06 10:27:35 バージョン

6502

モステクノロジー社が発表したMPU。投稿されているイラストのタグとしては「何ぞこれ?」といった感じだが、互換機や後継機は別のタグにて活躍している対象物を陰で支える半導体部品である。


概要

米モステクノロジー社が1975年に発表したMPU。1977年にApple IIに搭載され、互換機はファミコン(リコーRP2A03を搭載)やPCエンジン(ハドソンHuC6280を搭載)に搭載された。また、スーパーファミコンのDSP制御用にソニー製の互換機SPC700が搭載された。

6502オリジナルと主な国内採用互換機の違い

メーカー型番違い
リコーRP2A03BCD演算とメモリマップ機能を削除し、PSG音源とDMA機能追加
ハドソン(※)Hu6280高速化と命令の拡張と変更。PSG音源の内蔵。
ソニーSPC700命令セット拡張

※…設計はハドソンが行い、チップそのものの製造はセイコーエプソンが行った。

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BCD…Binary-Corded-Decimalの略。2進化10進数といって4ビットを10進数の1桁として扱う機能。

DMA…Direct-Memory-Accessの略。レジスタを介さずにメモリ⇔メモリ間やメモリ⇔I/O間のアクセスを行う機能。

PSG…Programmable-Sound-Generatorの略。動作の概要は複数の基本波形を合成して音色を出し、エンベロープ・ゼネレータで音の立ち上がりや余韻などのパターンを変えて音を出す。

後継機

様々なLSI内の組み込み制御回路にはじまり、iPodシリーズ、iPhoneiPadなどに代表される多数の携帯機器、3DOゲームボーイアドバンスニンテンドーDSなど様々なゲーム機、他多数の機器に採用されているARMアーキテクチャのMPUがこれの延長として設計されている。

ちなみに、ARMアーキテクチャの開発をしているARMホールディングスはIPコアの設計と、そのライセンス販売を行っているため、LSIそのものは多数のメーカーから生産されている。

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