機体説明
旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継ぎ、白兵戦能力を重視して開発されたネオ・ジオン軍の指揮官用試作型モビルスーツ。
当初は量産を前提として開発されていたが、試作途中で次期主力機候補から外され、ロールアウトした試作機は指揮官用として改修された上で実戦に投入された。
なお、当機は実戦投入に際してその大部分がカスタマイズされているとされている。
主武装としてビームサーベルや銃剣装着のビームライフルがあり、特にビームサーベルは形状が中世ヨーロッパの騎士が持つ剣の様に装飾され、収納用のサーベルラックが付属するなど実用性に乏しく、開発者の美意識が垣間見える機体ともいえる。
両肩には内蔵武器の3連装ミサイルポッドのほかに可動式盾「バリアブルシールド」を装備する。これは多方向からの攻撃に対応出来ると同時に、機体の機動性を高めるスラスターの役割を果たしており、これにより高い運動性と機動性を確保している。
当機はエンドラの艦長に就任したキャラ・スーン機のみとされているが、一説では士官用に少数生産されたともいわれており、第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線に残存するネオ・ジオン部隊によって数機運用されているのが確認されているという。
なお、キャラ機はモビルスーツに乗ると興奮するという彼女の性格の為に満足に運用される機会は少なく、スペースコロニー「ムーン・ムーン」での戦闘で失われている。
機動戦士ガンダムTwilightAXISでは、アクシズに残された白を基調にした濃淡の紫でカラーリングされた機体が登場。
派生機
AMX-104L アルス・ジャジャ
ガンプラ
ZZ放映当時に発売された1/144スケールの旧キットが確認されている。
2014年発売の「ガンダムビルドファイターズトライ」のR・ギャギャを基にしたリデコだが、5年越しの商品化である。
関連イラスト
関連項目
サザキ・カオルコ ガンダムビルドファイターズトライに登場する人物。同機の改造ガンプラであるR・ギャギャを使用する。