概要
明治から昭和にかけて活躍した、日本を代表する文豪・小説家であり、宮城県石巻市に生まれ、2歳の時に父とともに東京に移り住み育った。
彼や彼の手掛けた作品は、その後の多くの作家に強い影響を与えている。
代表作は『暗夜行路』『和解』『小僧の神様』『城の崎にて』などがあり、後に作品の一つ小僧の神様にかけて『小説の神様』と称された。
その作品はほとんどが短編であり、唯一の長編『暗夜行路』は、前編が出てから後編が発売されるまで、実に17年もの歳月を要した。
日米開戦(太平洋戦争)には賛成していたが、戦後において日本語を不完全で不便な言語だとして「日本語を廃止してフランス語を公用語にすべし」などと割と真剣に主張していたことがあり、同じ小説家の丸谷才一や三島由紀夫から批判され、問題になったことがある。
なお、大正6年に山手線での人身事故歴がある。(『城の崎にて』で少し触れられている。現代と比べ運転速度が低速で車輛が小型軽量であったから重傷で済んだのであって、現代なら無論即死である。)
創作での志賀直哉
志賀直哉を題材にした人物、またはモチーフにしたキャラクターが登場する作品。
『文豪とアルケミスト』
詳しくは→志賀直哉(文豪とアルケミスト)
『文豪とアルケミスト』にて、文豪志賀直哉がプレイヤーであるアルケミストにより転生させられた姿。
『ラヴヘブン』
乙女パズルゲームの攻略キャラクター。→志賀直哉(ラヴヘブン)
異世界の危機を救うため、主人公により召喚された。