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E655系の編集履歴

2011-06-30 03:41:29 バージョン

E655系

2007年に登場したJR東日本所属の交直流特急電車


概要

昭和初期から中期にかけて製造されたお召し列車用の客車「1号編成」の老朽化による置き換えとして製造された。「天皇専用列車を作るのは経済的ではない」という天皇陛下のご意向により、お召し列車/国賓応対列車/団体列車兼用として製造された。団体列車として運行する際は特別車両を編成から外して運行する。

ちなみに、特別車両以外の車両に一般客が乗る際にはJR東日本の「大人の休日倶楽部」のジパング・クラスとミドル・クラスの会員でなければならない。この条件を満たす条件により実質的には50歳以上の乗客に限られる。

車両

団体列車運行時は全車両グリーン車である。また、各座席のスポット空調や読書灯、タッチパネル式の液晶モニタがあり、展望映像やディジタル放送、車内販売の注文が行える。

また、1号車と特別車両をのぞき全車電動車で構成されている。また、非電化区間にも入線出来るようディーゼル機関車に牽引してもらうための連結器(密着自動連結器)が装備されている。この際、電源供給元である架線が当然ないため、車内の電源は1号車のディーゼル発電機から供給される。

制動装置

条件により下表のように動作が異なる。


自走回生併用電気指令式空気ブレーキ、抑速ブレーキ、直通予備ブレーキ
被牽引(発電機停止)自動空気ブレーキ、直通予備ブレーキ
被牽引(発電機稼動)自動空気ブレーキ(電気指令への読み替えあり)、直通予備ブレーキ

車体

アルミニウム合金のダブルスキン構造を採用しており、基本的にE653系E257系などと共通である。運転台は高運転台構造を採用。また、台車以外の床下機器と屋根上機器を隠すカバーが装備されている。JR接続他社への乗り入れを考慮し、狭小トンネルも通過できるように、第一縮小車両限界を適用している。

また、特別車両はE257系とE653系に組み込む事も可能になっている。


収電・駆動系統

電源は3電源(直流1500V、交流20000V(50Hz/60Hz両用))に対応、主回路はVVVF制御(2レベル、IGBT)を採用し、回生ブレーキのほかに全電気ブレーキも可能になっている。パンタグラフ搭載車両は車両限界上、屋根が低くなっており、またパンタグラフの予備が搭載されている。


操作系統

主幹制御器に左手ワンハンドル式マスコンを採用するなど、近年の列車と同様のレイアウトだが、計器類はアナログメーターを採用し、TIMS(列車情報管理システム)のモニタは二台設置されるなど、一般的な列車と差異がある。


編成

1号車から下記のようになっている。特別車両を連結しないときは4M1T、特別車両を連結しているときは4M2Tとなる。


号車番号形式備考
クロE654-101床下にディーゼル発電機を搭載。
モロE655-101パンタグラフ(シングルアーム型)と主変換機搭載
モロE654-101SIV、空気圧縮機搭載。この車両のみ座席が革張りで半分はVIP用個室
特別車両E655-1(妻面に記載)天皇陛下や国賓が利用する際のみ連結。菊の御門を取り付ける窪みがある。
モロE655-201パンタグラフと主変換機搭載
クモロE654-101SIV、空気圧縮機搭載。多目的室と身障者用トイレが設置されている

関連タグ

皇室

鉄道 電車 JR東日本

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