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錬金術の編集履歴

2019-02-18 23:12:14 バージョン

錬金術

れんきんじゅつ

10世紀のアラビアで発祥した学問。 物質のあらゆる構造を解き明かし、それらを以って新しい物質を生みだそうという学問。 のちに欧州に渡り、哲学や神秘学と習合した。

錬金術(Alchemy)とは、卑金属(不完全な物質)を貴金属(完全な物質)に錬成する術のこと。


概要

広義では、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。


発祥

 発祥は10世紀前後の中東で、様々な化学薬品や火薬ステンレス合金の精製もこの頃の錬金術のたまものである。これが十字軍の遠征によって西欧に伝播し、魔術哲学の要素を大きく取り込みながら成長していった。

また金を生み出す研究の過程で磁器のマイセンが生まれるなど、実験器具の開発も進展し、現代科学に大きく貢献している。

 19世紀近くまで長きにわたって研究されてきたが、元素の構造が解明されて以降、その学問としての骨子を失って衰退していった。


金の合成は可能なのか?

 現在地球上にある金は、超新星爆発中性子星の超高温・超高圧環境で生成されたと考えられている。

 現代の技術では加速器を用いて水銀とベリリウムを衝突させる事で人工的な金の生成は可能であるが、大掛かりな設備と膨大な投入エネルギーが必要になる割に得られる金はごく微量であり、経済的(エネルギー的)にはとても割に合わない。1グラムの金を得るのに10万年という時間と莫大なコストがかかることが試算から明らかとなっている。その他、金に似た科学的性質を持つ超原子を作り出すという試みが実験的に行われている。


創作での扱い

 ファンタジーゲームなどでは、別の物質から金属を作り出す術はもちろんのこと、様々な道具を作り出す術としてよく描かれている。またシミュレーションRPGMMORPGTRPGなどでは正規のキャラクター職業として錬金術師が採用されるケースが増えた。

オカルティックな逸話や専門用語なども良く創作物のネタとして取り入れられている。

またその逸話などを遺した錬金術師もちょくちょくモデルやモチーフとされる。


意味が転じて

例えば商売におけるテクニックや、無価値に等しいものを価値ある物に変える様を錬金術と例える事がある。


関連タグ

核融合

賢者の石 エリクサー ポーション

ウロボロス ホムンクルス

錬金術師 (錬金術士アルケミスト)

科学 化学


錬金術を主題にしたメディア作品

それほど多くはない。そもそも「錬金術」という言葉自体、「鋼の錬金術師」を通して初めて知ったという者もいる。

「武装錬金」の連載時にはこの浸透度の低さが災いし、「「錬金術」は「鋼の錬金術師」の作者が創作した概念なのにそれをパクっている」という見当違いな非難をする者が少なくなかったという。

コンピューターゲームで調合、合成といった要素は元々メジャーで、錬金術が有名になった後は「錬成」「錬金」という単語で表現されるケースが多くなった。


鋼の錬金術師

アトリエシリーズ

武装錬金

DEMENTO

戦姫絶唱シンフォギアGX/戦姫絶唱シンフォギアAXZ

MyFairAngel

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