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ターン(トランスフォーマー)の編集履歴

2019-05-21 02:18:42 バージョン

ターン(トランスフォーマー)

たーん

ターンはトランスフォーマーのアメコミ『More than meets the eye』に登場するディセプティコンの一人である。

概要

 ディセプティコンにおける憲兵隊「DJD」の指揮官。

 凶悪なサディストだが、古典に精通しており、古代セイバートロン語しか話さないヴォスと唯一コミュニケーションが取れる。音楽愛好家という一面もある。また、スパークについて言えば、フォージドの中でも珍しいポイントワンパーセンターである。

 ディセプティコンのエンブレムを模したマスクが特徴で、エイリアンタンクに変形する。マスクを外した素の顔には傷痕が走っており、明言こそされていないものの、作中ではグリムロックに付けられた可能性が示唆されている。変形依存症であり、四六時中変形してはトランスフォームコグを消費してしまう悪癖がある為、かつてオートボット軍医のファルマと裏取引を行ないトランスフォームコグを貢がせていた。


 メガトロンへの忠誠心が強いDJDの中でも特にメガトロンを信仰したメガトロン原理主義者で、ディセプティコンの意思に反する者は同じディセプティコンであろうと容赦なく抹殺するという物騒極まりない危険人物。その熱の入り方と言えば、オートボットとの戦争もメガトロンが終わりを告げるまで戦うと決めており、何かとメガトロンの書いた著書『平和論(Towards Peace)』を引用して話す癖があるほど。その悪名はオートボットにも轟いており、サンストリーカーは「ノンストップキラーマシン」呼ばわりして恐れていた。また、戦時中、DJDの隊長就任以前はグラインドコア(Grindcore)監獄の総監を務めており、そこではオートボットの囚人を溶鉱炉で溶かし、自軍の兵士の材料に充てるという行為を働いており、この一件からも彼の残忍性が窺える。


 武器として右腕には2連の融合カノン砲を装備しているが、これ以外にも内蔵されているボーカルエフェクターで、特殊な音波を発生させて罪人を爆殺する事が可能。この音波は通信機による会話や録音であっても効果があり、続編の『LOST LIGHT』ではメンバーに緊急用のアイテムとしてこのデスヴォイスを録音した端末を配布していた事が明かされた。


正体とその末路

以下、『MTMTE』重大ネタバレ注意






















 その正体は、議員時代のショックウエーブが匿っていたアウトライアー、ダムス(Damus)、別名をグリッチ(Glitch)という、元オートボット。その能力は接触した機械を機能不全にするというもので、前述のボーカルエフェクターによるデスヴォイス攻撃もこの能力の進化の帰結による産物だった。

 戦前はショックウェーブが学長を務めるジアクサス記念先端科学アカデミー(Jhiaxian Academy of Advanced Technology)の生徒であったが、アウトライアーだった為に評議会から、後に恩師にも施されてるエンピュラータ(Empurata)の刑を受け、ボディを改造されてしまっていた。オライオンパックスと出会った事で支配層である評議会に対する戦いに身を投じていくようになり、センチネル・プライムのプライム就任後はオライオンパックスの指揮の下、サイバトロン各地を逃げ回る事となる。

 『MTMTE』にてダムスとしての活動が描写されたのはこの地下活動中のとある戦いが最後であり、一体何故、ディセプティコンに下ったかを明確に説明される事は無かった。しかしながらここまで記した体験の結果、オートボットの体制に幻滅し、その状況下で『平和論』を読み、メガトロンの思想に感化されたためと考えるのが自然だろう。

 前述の通り元来はメガトロン原理主義者だったのだが、『MTMTE』シーズン2にて、『Dark Cybertron』にてオートボットに鞍替えし、裁判の結果、ディセプティコンに降伏撤退命令を出したメガトロンに激怒、命令を無視してデスザラスと手を組み、メガトロンの粛清を目指すようになる。そして同シーズンの完結編「Dying of the Light」においてネクロワールドにクーデターで追放されたメガトロンやロディマスの一団と鉢合わせ、衝突する事となる。

 この偶然の遭遇のみならず、オーバーロードも加わったこともあり、戦力的に優位と思われたが、連れ去られたザ・ペットに気を取られ、自分の意にそぐわなかったケイオンを首を引っこ抜き処刑する等の人望の無さや、ロストライトの一団との戦闘で戦術家としての素人ぶりが露呈、こう言った事が重なり協力、そして部下だったニッケルからは見限られ、最終的には自分も含めたDJDのみでメガトロンを相手にせざるを得なくなる。

 そしてこの時点で精神的に弱体化したかに見えたメガトロンも実は、戦時中に構想だけに終わった反物質の武器化を習得していた事が発覚。どれだけ悪名や戦果を誇ったDJDとて完成した兵器の前では全くの無力であり、最後に残された彼も仮面を剥がされ、ターンではなく、本来のグリッチとして締め上げられた挙句、反物質の刃の一刀両断で処刑されるという最期を遂げた。上司からの餞の言葉は「Everything you did was nothing.」と、全否定の言葉に他らなかった.....。


余談

・線画担当のアレックス・ミルン氏曰く「ターンの脳内CVはキース・デヴィッド」との事。ゲーム版『トランスフォーマー』でバリケードを演じた俳優であり、マイケル・ベイ監督作品だと、『アルマゲドン』でのキジー将軍を演じている。(参考)

・脚本担当のジェームズ・ロバーツ氏曰く、裏設定として本名のダムスはノストラダムスが元ネタ。(参考)また、彼の出身都市はコードネームと同じターンだったらしい。

・ターンを現在の姿へと改造したのはローブ(Lobe)という医師だが、ショックウェーブにエンピュラータ手術と洗脳手術のシャドウプレイを施したのも彼である。2015年にツイッターで行われたディスカッションにおいて、ロバーツ氏は該当場面でオレンジのボディだったトランスフォーマーがローブであると答え、もう片方の紫色の医師はフル・フロンタルと命名しようとしていたが、結局止めている。(参考)

・マスクのみならず、胴体部分もディセプティコンのエンブレムを思わせるデザインになっている。なお、似たような例としては別世界の合体戦士が挙げられる。

・彼が戦時中に総監を務めていた監獄、グラインドコアは同名のディセプティコンが存在するが、それとの関連は不明。

・処刑対象者の中で彼と同様、ポイントワンパーセンターのキャラクターというのは意外に多く、オーバーロード以外にもメガトロン、スコルポノックグリムロック、ブラックシャドウ等が挙げられる。しかしながら劇中で判明している限り、アウトライアーでもあったキャラクターはターンのみである。

MTMTE: Tarn X Roller

・正体が判明するのは前述の『MTMTE』第55号においてだが、それ以前にファンの間では「依存症持ち」、「顔についた傷」、「ポイントワンパーセンターという出自」、「オライオンパックスから『平和論』を薦められる」、「過去編のある時点で足取りが途絶えている」等の描写から、「ターンの正体はローラーではないか?」とする説がファンの間では囁かれていた。しかしながら、同号においてローラーは別の場面で再登場を果たし、赤の他人だったと判明した。それ以前にも「Ask Vector Prime」には2015年5月14日に、ターンはローラーではないかという質問が寄せられた事があったが、その返答は「自分のよく知るターンは『Cybertron’s Got Talent』(恐らくは実在のTV番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』のトランスフォーマー版)の審査員である。」というはぐらかしたものだった。

・マスクを外した素の顔はこんな感じ。(参考)。本編においては『LOST LIGHT』で初めて素の顔が描かれる事になった。

関連イラスト

"TARN"キャタピラ!キャタピラァ〜!


関連タグ

トランスフォーマー アメコミ MTMTE DJD ディセプティコン メガトロン ローラー(トランスフォーマー)

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