概要
「ドラえもん」に登場する主人公の家族、並びに彼の実家。木造であり父親の世代から存在している。
野比のび太を始め、代々名前に「のび」が付くが、のび太の子孫であるセワシには付かない例外がある。
東京都練馬区に家が存在している(22世紀では「トーキョーシティー・ネリマブロック・ススキガハラストリート」表記)。のび太が成人した頃にはマンションに建て替えられ(大全集17巻収録「七万年前の日本へ行こう」の時点でマンションを建てる計画があった)、のび太が35歳になる頃には他のマンションに引っ越しており実家の跡地は公衆トイレとなっている。
間取りは、原作及びわさドラ版とのぶドラ時代とでは微妙に違い、階段の場所やのび太の部屋の物の配置が異なっている。また、わさドラ版では原作での設定に準拠しているが、のび太の部屋の隣にある和室は、原作でも殆ど使われなかった関係からか、そこの部分は倉庫となっている。
家族構成
メイン
野比のび太
副主人公。小学5年生で8月7日生まれ。一人息子。
運動と勉強が苦手ですぐに落ち込みやすいが、ここぞという場面では強い精神力を見せる。射撃とあやとりが得意。
野比のび助
父親。36歳で会社員。
絵が得意で息子に似た呑気さのある男性。彼ものび太を叱ることがあるが、その際は落ち着きながら説教するのが特徴。ちなみに5人兄弟であり、後述するのび郎のほか弟のムナシとのび三郎と、名称不明の妹がいる。
野比玉子
母親。38歳で専業主婦。旧姓「片岡」。
教育に厳しくのび太にきつく叱ることもあるが、彼女なりに息子を思う描写が多々描かれている。幼い頃はお転婆な性格だった。
車のセールスマンを勤めている弟の片岡玉夫がいる。「グルメテーブルかけ」では病に倒れた母親(=のび太の母方の祖母)の為に実家に帰っている。
ドラえもん
主人公。2112年9月3日生まれ。
セワシの手により野比家の運命を幸福にさせるべく未来からやってきた猫型ロボット。居候の身だが家族同然のように扱われている。
どら焼きが大好物でネズミが大の苦手。
サブ
父方の祖母
のび助の母親。
のび太が幼稚園時代の頃まで生きており、彼の性格は祖母の優しさと持参していたダルマになぞらえた思いによる影響が大きい。「45年後…」では、未来ののび太もダルマになぞらえたエールを現代ののび太に送ることもある。
彼女は小学生時代ののび太を見たことが無いが、「おばあちゃんの思い出」「パパもあまえんぼ」で成長したのび太のことを認識している。
野比のびる
のび助の父親。
表面上は息子を厳しく接しているが、実はかなりの心配性であり、のびる自信が優しく接するのは教育上良くないからという理由で、優しく接してあげるのは妻に任せている。
妻と違って孫にあたるのび太に会ったことが無いが、「夢まくらのおじいさん」では対面し彼のことを妻と同じく孫として接してあげている。
野比のび郎
のび助の弟で、兄弟の中で登場する頻度が一番多い。
好きな動物は象で、甥ののび太にお小遣いをよくあげている。
野比ノビスケ
のび太としずかの一人息子。父方の祖父と同姓同名にあたる。
スポーツが得意で勉強が苦手。ガキ大将気質は現代のジャイアンを凌駕する。容姿はのび太に似ているが、性格はしずかの根っこの部分が強く移ったとも言えている。
短編映画「ドラミちゃん ミニドラSO!!!」では主役を務めている。
セワシ
のび太の孫の孫。小学4年生
ドラえもんをのび太の元に送りつけた張本人であり、貧乏な家庭を脱出するべく送り込んだ。勉強は出来る方だがサボりぐせがある。
ドラミ
ドラえもんの妹。2114年12月2日生まれ。メロンパンが好物でゴキブリが苦手。
良質なオイルが用いられた影響で兄とは違い慌て癖が無くしっかりものであり、的確にひみつ道具を出すことも出来る。
普段はセワシの所に住んでおり、定期検診等でドラえもんが不在になる時はのび太の所に送り込まれる事がある。
その他
ガチャ子
元々はセワシが送り込んだもうひとりのロボットで、アヒルの形をしている。
性別はメスで口からひみつ道具を出すことができるが、のび太を巡ったドラえもんとのドタバタ劇が作風に合わないことを理由に、公式で黒歴史扱いされている不遇なキャラ。
ゆかり
「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」で登場。
ノビスケのガールフレンドであり、ラグビーの試合で彼を応援していた。プールが好き。
「45年後…」によれば、ノビスケが30歳になった頃に結婚し、月までハネムーンに出かけたのこと。
のび太の孫
「のび太の息子が家出した」で登場。ノビスケとゆかりの息子。
金髪であり玉子(=父方の曾祖母)に似ている。父親・ノビスケから何度も注意されていたのを不満に持っていた。
のび太の曾孫
「2112年ドラえもん誕生」で登場。セワシの父。
赤ちゃん時代のセワシが誤ってドラえもんの購入ボタンを押してしまった際、ドラえもんとセワシが仲良くなっているのを見て同居を認めた。
源静香
メインヒロインでのび太の幼馴染かつガールフレンド。5月生まれ。
「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」での出来事を経て24歳の頃に結婚、来年には息子であるノビスケを設ける事となる。
「のび太の結婚前夜」「しずかちゃんのプレゼントはのび太(わさドラ版オリジナルエピソード)」での描写より、両親と離れ離れになって野比家に嫁いでいるのが分かる。