信じているぞ・・・貴様を
概要
CV:大山チロル
本作のメインヒロイン。上級妖魔。ラミアの容姿をした妖魔で、健康クロス氏の手掛けた美貌と強大な戦闘力を持っている。
突如、空から落ちてきて気を失っているところを偶然ルカと遭遇する。その後、ルカに対して興味を持ち彼の旅に同行する。
ただし、ルカが魔物と戦闘になると、とある事情により戦闘に参加せずに身を隠す。たとえ、ルカが敗れても見捨てていくとのこと。彼が強くなる為の稽古を付けたり助言を与えたりと手助けをする事もある。
魔族でも名家の出身らしく一人称が「余」で尊大な口調だが、雪を見てはしゃいだり幽霊を怖がったりなど、思考回路は基本的に幼稚。
とても食い意地が張っており、旅の道中も食べ物のことばかり考えている。自称『旅のグルメ』。
ネタバレ
ここからはネタバレを含みます
その正体は、あらゆる魔物の頂点に立つ16代目魔王である。初代の邪神を除き歴代最強の魔力を備えるとされ、大抵の魔物は出会っただけで平伏するという。
魔物と人類の敵対する現状をどうにか改善し、二つの種族が共存する世界を創ることを目指している(が、素直でない性格故か同じ目標を掲げるルカを格下に見ており、その本意が判明したのは中章半ばのことで、因縁深き仇敵カサンドラ・ネーレイドによって言及された)。
物語開始前に女神イリアスへ戦いを仕掛けたが返り討ちに遭い、吹っ飛ばされたところでルカに会う。なんとか人間と共存できる可能性を探るためにルカの旅に同行する。
しかし、過去のとある出来事がきっかけで何か自責の念に駆られている様子であり……
尚、基本的には青肌ラミアといった外見だがその身体には様々な魔物の遺伝子が組み込まれており、頭部の花飾りは意のままに伸びたりする。
ここからは中章後半のネタバレとなります
実は、アリスが魔王に就任する前の頃、忌まわしい悲劇を引き起こしてしまった………
昔、アリスの母親(アリスフィーズ15世)は人間と魔物の融和を目指し、それを成すために魔王である自分が人間に討たれることを望み、勇者一行(その一行とは、ルカの父親である勇者のマルケルス、戦士のラザロ、女僧侶のカレン、老魔法使いのマーリンの四人)が魔王城に踏み込んで来た際、アリスを閉じ込め、たまもを魔眼で眠らせて、勇者一行に討たれるべく魔王の間に赴く。そして、何も抵抗せずあっさり勇者に殺され、勇者一行に自らの意図を察しさせることに成功した。だが、その時、閉じ込めていたはずのアリスが力づくで脱出して魔王の間に現れ、事情を知らなかったアリスは目の前にいる殺された母を見て、憎悪のまま勇者一行に襲い掛かった(この時、マルケルスとラザロは重傷を負いながらも脱出するが、カレンとマーリンは惨殺された)。アリスの母の願いであった人間と魔物の共存を自らが台無しにしてしまったのである。この事件が原因でラザロが怒りに任せた暴走を起こしマルケルスを魔物の仕業と見せかけて殺害したりイリアスクロイツという過激派テロ組織の指導者となることとなった。
この事件をアリスは深く後悔し、贖罪の意味も込めて母の願いを今度は自らが叶えることを目指したのである。そして終盤、ルカが四天王を倒した後、魔王としてルカに立ちはだかった。そして、母と同じようにルカに討たれることを望み、死闘の末ルカに敗れると、とどめを刺すように迫った。ルカはそれを拒否し、アリスとともに人間と魔物の共存を目指したいと諭され、アリスは殺されることを諦めてルカの想いに応えたのである。
そして、ルカがイリアスに叛旗を翻すと、本当の仲間として共に戦うことを決め、迫り来る天使軍団とキメラ軍団との戦いに身を投じるのであった………
終章での行動
行くぞ、ルカ・・・!正真正銘、これが最後の一撃だ!
敵である天使たちによって弱体化された。
※詳しいことは該当記事参照
その後終章の終盤で、魔王軍四天王に活躍により元の肉体を取り戻す。
戻った後は戦闘にはフル参加になる。
イリアスとの決着がついた後のルカとの世界巡りでは、アミラとたまも達によってあたかもルカとバカップルであるかのような脚色がなされた「勇者ルカ物語」が世界中にバラまかれたこと(台詞がロミオとジュリエットみたいなことになっている)に戸惑ったり、各地の名産品を食べたりした。
世界巡りから帰った後は、その最中に実は行われていた「心の試練」(親交のある者達から性行為の誘いをされても断ってアリス一途でいられるかの試練)に勝ったルカと結婚し、結婚初夜はルカを 三日三晩あひらせ(終盤はさすがにアリスも弱った)、双子の男女を授かる。
余談
作中のとあるエピソードからメシマズキャラが定着しており、とあるアリスが作った料理をルカが食べるというギャグMODにおいては、あまりの不味さと健康被害っぷりに食事が通常の戦闘と同様の画面に切り替わる。表示されるメッセージも「歯が欠けた」等痛々しいものとなっている。
ちなみにメシマズ疑惑については作者との質疑応答にて肯定され、晴れて(?)公式設定となった