概要
バイバインとは、藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
目薬状の容器に入った薬品で、増やしたい物に一滴垂らすと、五分ごとに数が倍に増える。ただし、増殖を止める方法は無く、食べ物の場合は食べて処分してしまわないと無限に増殖し続ける。そうなると宇宙に廃棄するしか方法が無い。ポリバケツに捨てられた栗まんじゅうの無限増殖を見たドラえもんが「えらいことしてくれた!」というセリフと共に飛び上がる描写が印象的。
この道具の登場する話
この道具はてんとう虫コミックスの単行本では17巻に登場する。また、アニメでは1979年及び2008年、2017年に放送されたエピソードに登場する。
特に2017年版ではオチが大幅に改変された上、放送された日は13日の金曜日だった。
この道具に関する考察
この道具に関しては無駄に詳しい問題提起がアンサイクロペディアにより行われている。これはこの道具の原理及び宇宙に放棄した後の増殖に関することである。この薬品の原理は数あるひみつ道具のなかでもわけのわからないものとなっている。また、この薬品の効果の消失原理も不明である。なぜ焼却処分ではダメなのか、という疑問も残る。
というか食べた分は効果が消えるので、もしかしたら潰すか酸性の液体をぶっかけるかで分裂を止められるのかもしれない。
一般的には宇宙に打ち出した時点でこの薬品の効力が消去される、という意見が主流であるが、『新魔界大冒険』での描写を見ると、こっそりと栗まんじゅうが宇宙で増殖しているのではないかという疑惑が存在する。一方で相対論を考慮すれば宇宙は救われるという楽観論も存在するが、これ以上の推測は記述者の神経をすり減らすだけのため、差し控える。
外部リンク
http://ansaikuropedia.org/wiki/栗まんじゅう問題