概要
みーくんやマユが通う高校の生徒会長。剣道部の部長でもある。みーくん曰く「親が冗談でつけたと邪推しかねない名前」とのこと。
容姿はみーくん同様に意図的に伏せられているが、漫画版では茶髪に眼鏡をかけた男子。
自分語りが大好きで自己主張が激しい性格の持ち主。嗜好が合わず(みーくんは甘党だが、辛党など)、僕には苦手なタイプとされている。但し、一癖も二癖もある生徒会をまとめ上げるリーダーシップはある模様。また別世界の彼によると主人公体質らしい。金子とは同級生にして同じ部活の部員同士。
1巻にて登場し、みーくんやマユとわずかに会話するが・・・・・・
以下ネタバレになります。
実は彼こそが本物の「みーくん」。そして8年前の誘拐事件の被害者にして1巻で起きた連続殺人事件の真犯人。またある意味では全ての元凶。
かつてマユとはバカップル、長瀬透とは幼馴染の間柄だった。
マユの家と共に誘拐・監禁され、たまたま行ったマユへのいじめが誘拐犯に気に入られたことで、保身のために彼女をいたぶるようになる。またそこで犯人の南の影響を多分に受け、それが後天的に残虐性を目覚めさせることとなった。
事件後は監禁された際の記憶やマユとの思い出などを全て忘れている。被害者であることもあり、僕やマユとは違い、周囲との関係性を断たれることなく普通に過ごして育つ。
しかし1巻で自分の”同類”(本人曰く「目の前に死刑台が聳えようと殺人を厭わず、或いはどれだけ憎悪に滾る仇であっても気分次第で見逃すような、自身の内にある一定のルールを遵守する人間」)に会いたいという非常に身勝手な動機で殺人事件を引き起こした。
池田兄妹を囮にした「僕」により取り押さえられ、逮捕される。
事件後は入院していたようだが、9巻にて脱走、長瀬をはじめとするみーくんのかつての同級生を次々に殺害し、「僕」に脅迫電話をかける。そしてマユを拉致し、行動を共にした。
マユへの好意は本物だが、「僕」と違い、非常に自己中心主義で、何事も自分の欲求を優先し、気遣うそぶりはみられない。マユや長瀬にもそうした態度は変わらなかった。
10巻で「僕」と対峙し、殺そうとするが、「こっちのみーくんがいい」と言ったマユに包丁で刺され死亡した。
その死体は僕とマユによって埋められた。
なお、その際にマユは菅原を忘れているが、無意識のうちに涙を流していた。