一挙放送
2020年1月1日21:30 日テレプラスにてhttps://www.nitteleplus.com/program/anime/kazetsuyo_anime.html
概要
原作は本屋大賞3位受賞。新潮文庫のツイートによると、2019年時点で累計58万部。
漫画版は2007年から海野そら太がヤングジャンプで連載。全6巻(絶版)。→復刊ドットコム
2009年の舞台版では清瀬役を黄川田将也、蔵原役を和田正人が、同年の映画版では清瀬役を小出恵介、蔵原役を林遣都がつとめた。
2018年10月から全23話のテレビアニメ版が放送された。アニメーション制作は黒子のバスケやハイキュー!!等のスポーツアニメを担当したプロダクションI.G、放送局は箱根駅伝でおなじみである日本テレビおよびBS日テレのほか、読売テレビ、ついでに札幌テレビと静岡第一テレビ。シリーズ構成及び脚本は喜安浩平が担当する。
なおテレビアニメ版の公式ツイッターでは、漫画『テニスの王子様』のスピンオフ『放課後の王子様』を手がけた佐倉ケンイチによる4コマ漫画が連載された。
ストーリー
東京の住宅街にある古ぼけた寛政大学の学生アパート、竹青荘。アオタケという通称で親しまれるこの建物に、ある夜住人の清瀬灰二が1人の少年を連れてくる。春から寛政大学に通う蔵原走という名の少年は、ここ数日野宿同然の生活をしており、コンビニでパンを万引きして逃げていたところを「走るの好きか?」と清瀬に問われる。
事情を聞いた清瀬は、蔵原にアオタケに住まないかと誘い、個性あふれる8人の住人と引き合わせた。しかし、清瀬が蔵原を誘った裏にはとんでもない野望が秘められていた。蔵原の歓迎会で、清瀬はこう言い出した。
「目指すは、箱根駅伝だ!」
登場人物
寛政大学/竹青荘(アオタケ)住人
文学部4年生。箱根駅伝を目指すと言い始めた張本人。アオタケの住人全員の食事や練習メニュー作りを1人でこなし、彼らの胃袋と首根っこをつかんでいる。高校時代は監督である父のもと、将来を嘱望されるランナーであったが、怪我をし手術を経験している。
社会学部1年生。天性のスピードランナー。大事なものに関してかっとなりやすい性格で、高校時代に問題を起こして陸上部を退部した。しかし走ることからは1日たりとも離れず、清瀬との出会いをきっかけにアオタケの住人らと共に箱根を目指すことに。
理工学部3年生。留年と浪人を重ね3年だがすでに25歳。箱根を目指す前までヘビースモーカーだった。あだ名の由来はニコチンにちなんだもの(監督は彼を『ニコちん』と呼ぶ)。高校時代は陸上部に所属していたが、生まれつきの骨太の体格から挫折を味わい、大学入学を機に辞めている。
法学部4年生。3年の時点で既に司法試験に合格していた秀才であり、現在は反動でクラブに通う遊び人に。高校時代は剣道部に所属していた。知的でペース配分に長けており、それが走りにも活かされるが、ニコチャンの煙害にはしばしば激昂している。
社会学部4年生。雑学王(クイズ王)であることがあだ名の由来。漫画では関西弁になっている。高校時代はサッカー部であるが、アオタケの住人では王子の次に走力は劣る。明るく振る舞っているが、それは本来の暗い性格を隠すため。
商学部3年生。山奥の村で育ち、田舎では勉強も運動も一番であったため、神童と呼ばれていた。しかし東京の大学に出て、自分は凡人に過ぎないことを知る。山奥で往復10キロを歩いて通学していたため、足腰が強い。温厚な性格で、自分のことよりも他人を優先にしがち。
理工学部2年生。国費留学生で成績優秀かつ日本語に堪能。裕福な家の出身だが、社会勉強のためアオタケにやってきた。黒人ではあるがスポーツに強いわけでなく、全ての黒人が運動ができると思われていることに抵抗を感じている。優しくシャイな性格の持ち主。
文学部2年生。王子のように綺麗な顔をしているが、二次元にしか興味が無く、その容姿が活かされたことはない。極度の運動音痴であり、アオタケの中では最弱。部屋で漫画に囲まれる生活を至福としており、現実のスポ根には抵抗を感じていた。
(アニメ版では政治経済学部)1年生。双子の城兄弟の兄。高校時代は弟と共にサッカー部に所属。兄弟そろって明るいムードメーカー。一卵性双生児であるジョージとは、幼い頃からよく間違えられたが、双子であることを嫌と感じたことは一度もない。陸上は弟の方が向いていると感づいている。
(アニメ版では政治経済学部)1年生。双子の城兄弟の弟。何をやっても嫌われない明るく無邪気な性格。女の子にモテたいという気持ちが常にある割に、鈍感である。ジョータには俺がいないとと思っている。
文学部1年生。八百屋の娘。快活な性格の黒髪ロングの美人で、アオタケの住人をサポートする。双子を好ましく思っている。アニメ版では高校3年生の設定。
竹青荘の大家。駅伝チームの監督。竹青荘の隣の一軒家に住んでいる。
田崎が飼っている人懐っこい雑種犬。掌編「ニラはちゃんとわかっている」の記述から性別はオス。主に清瀬に世話をされている。名前の由来は、沖縄の伝説の楽園ニライカナイ。
東京体育大学
小柄な1年。蔵原の高校時代の同級生。寛政大に対抗心をもっている。漫画では訛りが抜けていないという設定が増えていた。漫画の予選会では背番号6。映画では10区を走っているが、それ以外ではいずれも8区を走った。
漫画オリジナルキャラクター
- 朝倉 恭平(あさくら きょうへい)4年
東体大の主将で、松平と同じ一般入試組。予選会での背番号は1で、箱根では10区を走る。
- 古賀 智己(こが ともみ)3年
3年生エースで、高校は榊、蔵原と同じ仙台城西高校に所属していた。2年、3年と連続で2区に抜擢される。
- 松平(まつだいら)3年
マネージャーで、高校時代は島根で走っていた。清瀬に憧れを持っている。
- 丸谷 陽二(まるたに ようじ)4年
1500m専門の選手だが、長距離も走れる。初登場は5巻で、ニコチャンに女と間違われた。
- 持田 廉(もちだ れん)2年
話し方から九州出身と思われる。6巻で初登場した。
- 池内(いけうち)
7区での給水担当だった生徒。
六道大学
スキンヘッドの4年。高校(出雲一高)時代は清瀬のチームメイトだった。六道のエースで箱根3連覇の立役者。
漫画オリジナルキャラクター
- 林 憲二郎(はやし けんじろう)2年
箱根では2区を走り、古賀とは8秒差の4位で襷を繋ぐ。入学当初から期待のルーキーと騒がれていた。
馬背田大学
漫画オリジナルの大学。前回の箱根では3位で、襷にはお守りが縫い付けてある。
- 山科 隆広(やましな たかひろ)4年
馬背田の不動のエース。箱根では連続で2区を走る。1万mの自己ベストは28分14秒。
関連イラスト
- 漫画版
- アニメ版
関連動画
外部リンク
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