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桃山雅の編集履歴

2020-03-28 13:10:04 バージョン

桃山雅

ももやまみやび

ゲゲゲの鬼太郎(第6期)オリジナルキャラクター・犬山まなの友人。

CV:祖山桃子

人物

6期鬼太郎オリジナルキャラクター犬山まなの同級生。

名前は後述の事情からか、ネット上ではひらがなで「みやび」と書き表されることも多い。


黒髪のセミロングヘアが特徴的な整った容姿をしており、明るく活発、遊ぶのは好きだが勉強は苦手で嫌い。年相応のいたずら心や精神的な弱さはあるが、根は優しい普通の少女で、劇中では親友のまなとのに日常的な場面で頻繁に行動を共にしている事が多い。

流行りのネタアプリに飛びついたり、インスタ映えする画像を撮ろうとしてみたりと現代の女子らしさを端々にのぞかせている。同級生であるまなや、姫香と仲が良く一緒に帰るだけでなく、初詣やショッピングなどもしている様子。


作中での役回り

まなの友達の一人として登場し、よく妖怪絡みの騒動に巻き込まれたりもしている。

初登場は第3話だが、その時はまなの横に並んでいただけで、特に何もしておらず、エンディングの声の出演で名前が「みやび」とだけ表記された。その後も時折まなの同級生として登下校が一緒のシーンが描かれる程度で、最初期には目立った描写はなかった。


第25話「くびれ鬼の呪詛」でフルネームが判明。この回で初めてストーリーに深く関わるようになる。

同級生の香凛がまなを仲間外れにしようとしている事に怒った雅は、「呪いのアプリ」をダウンロードして香凛の名前をまなに書き込ませる。当人は軽い憂さ晴らし程度のつもりだったのだが、それは本物の呪いをまき散らす妖怪のアプリだった。

呪いは巡り巡って雅のスマホにも送り付けられ、その効果で雅は足を骨折する大怪我を負う。なおも自分のスマホに押し寄せる無数の呪いを前にパニックに陥った雅は、つい身代わりにまなの名前をアプリに書き込んでしまう。

まなの顔を見るなり怯えて取り乱すほどの罪悪感に苛まれていた雅だったが、鬼太郎達の活躍でまなや他の被害者共々呪縛から解放される。その後経緯は不明ながら、元の良好な関係も取り戻せたらしい。

第46話「呪いのひな祭 麻桶毛」では同じクラスメイトの姫香と綾と共に、麻桶毛に襲われ三人官女の雛人形に変えられてしまっている。こちらも鬼太郎やまな達によって無事元に戻れた。


雅主役回「少女失踪!木の子の森」

第52話「少女失踪!木の子の森」は雅が主役として登場した回だった。

朝から説教の母親にうんざりしつつ外出し、立ち寄ったコンビニの洗面所を出た雅は仰天する。そこは見知らぬ森の中だった。

そこで雅は無邪気な子供の精霊・木の子の集団と出会う。彼らに誘われるまま雅は鬼ごっこや落ち葉掛けをして遊び出した。

川の水はジュースの味がし、ただの木の葉や泥団子でさえ美味しく感じる。口うるさい大人はおらず、勉強をする必要もないこの森に雅はずっといると言い出し、実際に遊んで食べて寝るだけの日々を送り続けた。


だがやがて、雅の心身に異変が生じ始める。周りの木の子には何の変化もないのに、自分だけ体が成長し出したのだ。

さらにそれまでは気にも留めなかった、住み処の散らかりようが気になるようになる。片づけてもすぐに散らかしてしまう木の子たちに無性に腹が立ち、思わず母親のように叱りつけてしまう。(このとき雅は、子供が普段いかに親に手を焼かせているかを痛感していた)

仲直りのしるしにと木の子たちが持ってきてくれた泥団子を食べても、ただの泥の味しかしなくなっていた。


まなからの相談で雅が木の子の森にいることを知った鬼太郎目玉おやじは、彼女を連れ戻すべく森へと侵入する。

始めは現実に戻ることを嫌がっていた雅だったが、木の子たちとは身も心もかけ離れていく自分に次第に孤独感を募らせ、家族や友達も恋しくなる。この森に居続けることはできないと悟った彼女は帰ることを決意する。

そこへ乱入してきた山天狗に雅は一時さらわれるも、目玉おやじに説得された木の子たちと鬼太郎の活躍で奪還に成功。この過程で雅と木の子たちの間のわだかまりも解消された。

「人間と精霊が一緒に住めるようになったら、また一緒に遊ぼう」という彼らと「うん、必ず」との約束を取り交わして別れの涙と笑顔と共に元の世界、森に迷い込んだ日の夕方へと帰り、体も中学生に戻る雅。家の前で温かく出迎えてくれた母親に、雅は夕食作りを手伝うと申し出るのだった。



非日常の体験を通しての成長物語に、自分はもう子供ではいられない、大人の道を歩むしかないと気付いた時の一抹の寂しさを盛り込んだこの回はネット上でも好評を博した。

……だがそれとは別に、服は子供のまま、ボディだけ大人の美女に成長する雅も大いに話題の的となった。冒頭の画像も本来の姿ではなく、体が一時的に大人になった時のものである。

木の子の森のエピソードは3期鬼太郎でも登場したものだが、この時森に迷い込んだ女の子服を着る習慣すら忘れ、何も隠さないまま画面に繰り返し登場するという、今では考えられない表現がなされていた。

(3期が特にはっちゃけたという訳ではなく、原作からこんなシナリオと絵面。また当時は女性の裸に対する表現規制が今と比べて相当に緩かった)

もちろん今の世相でこれを再現するのは到底不可能だが、ならば(?)と服を着せたまま体だけ成長させ、へそ出し+着衣パツンパツンという別アプローチを敢行。タダでは転ばない6期鬼太郎であった。


ちなみに3期で森に迷い込んだ少女の名は「[[モモコ」。

6期では「桃」山雅で、このフルネームは雅を演じている声優の祖山「桃」子にちなんだもの。

雅がこの回のメインになったのもモモコと桃山に繋げたものらしく、まさに桃尽くしである。


余談

フルネームが判明したのは第25話で、それまではただ単に「みやび」表記だった。

なお、鬼太郎と直接出会ったのは第52話で、それまではまなから話は聞いていたが、面識自体はしていなかったようだ。


関連項目

6期鬼太郎

犬山まな 石橋綾

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