概要
ギリシャ神話に登場する神々の一柱。
男性の神とされており、幸運や偶然を司るとされる。
ギリシャ語で「チャンス(機会)」を意味する言葉を神格した存在でもあり、元々は「刻む」という動詞が由来となっているとされる。
ゼウスの末子にあたり、その容姿は前髪が長いが後頭部が禿げた美青年の姿をしており、一説には両脚には翼が付いていたともいわれている。
なお、カイロスが由来といわれる「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味の「チャンスの神は前髪しかない」という諺があるらしい。
余談
ギリシャ語にはクロノスと共に時間を表す言葉の1つとてももちいられているが、こちらは時刻、一瞬や人間の主観的な時間を表す“内面的な時間”という意味合いで用いられるという。