概要
葦名一心お抱えの忍衆。
般若面の鼻を伸ばしたような面と鳥蓑を身に付け、腰を曲げた体制からは分かりにくいが、腕は膝下辺りまで長くなっている、一見すると老人に見える姿が特徴的。
大手裏剣を獲物に葦名の城の屋根上から睨みを利かせ、外敵を排除するためならば自らの命も辞さない。
屋根上には寄鷹の道しるべとして薄桃色の狼煙を置いており、狼も度々辿ることになる。
物語序盤、狼が葦名弦一郎との戦いに敗れた後、九郎を担いで登場。
弦一郎に勝利した際は、狼の背後から手裏剣を投げて不意打ちを喰らわせ、弦一郎に助太刀して結局負けてしまう。
物語中盤、葦名城に忍軍が襲来した際に半数が壊滅、一部の者が敵方に寝返ってしまう。
物語終盤で内府の軍勢が攻め寄せた際、変若水により赤目となり、寄鷹衆同士で激しい戦いを繰り広げている。
基本的に出会えば戦いになるが、瀕死ながら会話できる者もおり、何かと頼み事をしてくるが本意では無いそうだ。
戦闘
武器の違う二種がおり、共に奇襲を軸とした変則的な戦法を得意としていて、体力や体幹は低いが雑魚だからといって下手に挑むと厄介極まりない。
個々の力は強くないが複数戦を好むので、相手取る際は注意。
しかし序盤ということもあってこちらの攻撃を弾いても反撃は少なく、跳んでいる最中に攻撃を当てれば転倒し、少しだけ無防備になるなど慣れればそう難しい相手ではない。
錆丸が近くにあるのにも関わらず中毒耐性は高く、炎上には弱い。
繰り出す技の中に寄鷹斬りというものがあるが、狼も流派技として習得することができる。
大手裏剣(遠距離)
遠距離戦を得意としており、持ち手の付いた流れ卍型の大きな手裏剣を両手に持っている、投げられた手裏剣は弧を描きながらこちらを追尾してくる。
この為、入り組んだ場所だと壁に刺さってしまうので、室内での戦闘は無い。
遠方からの連射速度が桁外れに高く、近付く事すらままならない、なおかつ命中率も高いので屋根上を移動する際に撃ち落とされやすい。
近距離戦に持ち込むと、投擲の他に手裏剣での直接攻撃もしてくるのだが、特殊な投擲法で投げられた手裏剣は、あさっての方向に飛んだ後、ブーメランのような軌道でこちらに返ってくる。
一対一でも様々な方向から手裏剣が飛んでくるので、投げられたらまず防御したい。
手鎌(近接)
持ち手の両端に刃の付いた、大手裏剣を伸ばしたような手鎌を片手に持っており近接戦に優れている。
大手裏剣も持っていて、追尾はしないものの遠距離攻撃も可能。
後記する寄鷹衆・黒はこれに炎を纏わせる。
離れた間合いからの一撃離脱戦法を得意としていて、かなり広い範囲を動き回るので動きが読みづらい。
一撃の攻撃力は低いが、手鎌を振回転させているのでその分ヒット数が多い、もろに当たってしまうとかなりのダメージになる。
攻撃の派生は二回あるので一回目をしのいで防御を解いてしまうと痛い目に遭う。
炎を纏わせた際の炎上蓄積はそれほど多くない。
寄鷹斬り
寄鷹衆は、得物である大手裏剣の重みで
回転の勢いを生み、寄鷹斬りをなす
鋼でできた忍義手も、また重い
これを回転の軸とすれば、同じことができる
寄鷹斬り・逆さ回し
寄鷹斬りは順回りで飛びこむが、逆さにも回る
順回りと逆さ回りで、攻防一体の技となる
迫り、襲い、飛び去る
寄鷹の名を冠する戦いとは、そうしたものだ
構成員
寄鷹衆・茶
この色のみ、大手裏剣と手鎌の二種あり、最も戦うことになる、この二種を同時に相手をするとかなり厄介。
発破という、即死ダメージと共に自爆する者もいるので注意。
寄鷹衆・黒
葦名城の2ヶ所に忍凧があがっており、そこから飛び降り滑空しながら突撃してくる、かわしたり防御したりできるが体力を9割持っていくので注意。
武器に炎を纏わせた炎上攻撃に気を付けたい。
寄鷹衆・白
序盤は、一心の部屋の下の階に三人いて、物語後半は赤目も登場する。
赤目寄鷹は後半のみ戦えるが、寄鷹衆の中でもかなりの強さを誇る。
余談
忍凧から飛び降りて体当たりする技は、葦名名物とも呼ばれ、威力も高く、フロム・ソフトウェアらしい初見殺しといえよう。
この時に寄鷹衆があげる奇声は凄まじいインパクトであり、特に海外では*Woo guys*と呼ばれ親しまれている。
寄鷹衆は皆、腕が長くなっているが、恐らく大手裏剣を持った状態で跳び回った際の遠心力によるものと思われる。
服をよく見てみると羽蓑の下に棒手裏剣を隠しているが使うことはない。
他にも踵にクナイの先端のような謎の突起がある。
