CV:横井弦之助
概要
トランザの操る異次元生命体メタモルと言うスライムに似た生命体が、雷太の心に反応して実体化した怪人。トマトの被り物をして緑色の衣装に身を包んだ姿をしている。
一見するとふざけた感じに見えるが、この怪人は雷太のトマトへの苦手意識から生まれた存在である為、彼がトマトを絶対に勝てない無敵の相手と思い込んでいる限り、倒す事は絶対に不可能。倒す為には雷太がトマトへの苦手意識を無くす以外に方法が無く、まさしく存在其の物がチートと言うべき恐るべき敵である。
活躍
メタモルの状態でトランザに操られるがまま雷太の恐怖を煽り、自身の目に映る全ての相手の顔がトマトに見えると言う、本人からしたら拷問以外の何物でも無い恐るべき幻影を見せて苦しめる。
やがてグリナム兵と共に現れると、いよいよ彼を精神的に追い詰め、スカイキャンプに戻っても尚怯え続ける等、戦士として再起出来ない状態に陥っていた。
彼がこの様になったのは幼い頃のトマトへのトラウマに起因しており、トマト大王も自身の夢の中に出て来る恐怖の存在であった(※ご丁寧に絵まで描いている)。
雷太がこの様な状態になっている間、トマト大王は人々を襲ってトマト顔に変えていた。其処へ竜、香、凱の3人が駆け付けて応戦するも、蔦で拘束して締め上げる。
其処へブルースワローとイエローオウルが救援に駆け付け、5人揃ってスマッシュボンバーを喰らわせるもトマト大王は微動だにせず、イエローオウルはトマトへのトラウマから立ち眩みしてしまう。
「雷ちゃんの心の中でトマト大王は無敵なのよ!雷ちゃんがそのイメージを破らない限り、奴は倒せないんだわ!」とブルースワローに励まされ、再びスマッシュボンバーを放とうとするイエローオウルだったが、トマト大王にトマトを投げ付けられたショックで変身を解除させられてしまう。
その直後、トランザの手で巨大化させられると、トマト大王はレッドホーク達3人の乗るジェットガルーダと交戦し、持ち前の戦闘力で追い詰める。
だが、スカイキャンプのビニールハウスでアコに再び励まされた雷太がトマトを齧り出すと、トマト大王は急に苦しみだした。そう、この怪人は雷太のトマトに対する恐怖心が生み出した存在。故に雷太がトマトを食べる事で、トマト其の物への苦手意識を無くして行く度にそれがトマト大王にとってクリティカルダメージとなり、倒せない相手ではなくなって行くのだ。
雷太がトマトを食べる度に顔が欠けて行き、遂に芯だけの顔になったトマト大王は、そのままジェットガルーダのガルーダクローを叩き込まれて爆散するのだった。
余談
モチーフは言うまでも無くトマト。
声を演じる横井氏は翌年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』にてドーラガズラーの声を演じる事となる。