他のプレイヤーが加カンしようとした際の牌が和了牌の場合に成立。1翻役。
恐らく最も出にくい1翻役であり、役満を除く役としては三槓子の次くらいに出にくい役。
その理由として挙げられるのが、
まず一つは加カンという行為そのものがそれ程頻繁に起こることではないためである。
まずカンそのものがあまり起きないのだから加カンという行為が少ないのは当然である。
そして加カンは行っても符数の増加と嶺上牌のツモ以外のメリットが無く、
逆に自分は使えないカンウラ(カンドラの裏ドラ)を増やしてしまうため避けることも多い。
そして次に基本的に槍槓のみで和了する、というケースは少ないだろうから
加カンするプレイヤーがポンする時に聴牌していれば普通はロンするだろう。
最後にこのプレイヤーがポンした後に聴牌した、としたら
聴牌形としては和了牌が少ない待ちである、ということになる。
特にカンチャン、ペンチャン待ちである場合は地獄待ちということになる。
そのような待ちはあまり選ばないであろうからレアな役になるのである。
また、立直一発の状況で加カンを槍槓できれば「カンを阻止した」ため一発と複合する。
また、国士無双の場合のみ暗槓に対して槍槓出来るルールがある場合もある。
ネット上では咲-saki-の加治木ゆみの槍槓が有名であるためか
槍槓=加治木ゆみという印象も強いようである。