プロフィール
人物像
豊ヶ崎学園の2年B組に在籍。自らが筋金入りのオタクであることを公言している。本人は知らなかったが、学園では五本の指に入る程の有名人である(アニメでは二大美少女である英梨々、詩羽と並ぶ三大有名人の一人)。
物怖じしない性格で、相手がオタクであるかどうかに関係なく溶け込める。恵曰く「コミュ力の高いオタク」。大人しめな見た目とは逆にとても夢(=妄想力)にあふれた情熱的な性格で、周りを無神経に巻き込みながら目標に向かって全力で突き進むタイプ。
冴えない眼鏡のせいで判りづらいが、従姉妹の美智留と似た童顔で綺麗な顔立ち(幼い頃は美智留よりも可愛いと言われた)。身長もそこそこ高い(175cm)ため見た目は悪くなく、通っている豊ヶ崎学園が私立では名門校に位置しているため、オタクであることが気にならなければ優良物件である。
『blessing software』では代表兼プロデューサー兼ディレクター、また美智留のバンド『icy tail』のマネージャーも務める。詩羽の卒業後は詩羽のアドバイスのもとシナリオ作りにも挑戦している。
ある日、坂道で出会った少女に運命的な何かを感じ、キモオタの夢が詰まった最高のギャルゲーの制作を決意するも、その少女は思いもよらない人物だった。早くも制作意欲を失ってしまう倫也だったがリベンジのため、何の魅力もない少女を誰もが羨むメインヒロインへと育てるという新ジャンルのギャルゲーでオタク業界に革命を起こすことを誓う。
関連人物
加藤恵
高校二年生でクラスメイトになるまで名前も顔も覚えていなかった同級生。
運命的なものを感じ、自身の作るギャルゲーのメインヒロインに抜擢するが、初めは彼女のキャラの薄さや掴みどころのなさ、フラットな性格などに呆れたり戸惑うことが多かった。基本的に扱いはぞんざいで都合よく振り回すことが多いが、彼女がゲーム作りやサークルに強い思い入れを抱いていることに気づいて以降は、めんどくさがりながらも当たり前のように自分を支えてくれる彼女に対して、隣にいないだけで辛く感じたり、寂しく思ったりするほど強い感情を抱くようになる。
澤村・スペンサー・英梨々
同級生でサークル仲間の一人で、小学一年生のときに出会ってからの幼馴染み。倫也の初恋の相手でもある。
小学三年生まで仲のよいオタク友達だったが、周りからの二人へのいじめが原因で疎遠になり、高校生になるまでまともに会話も出来なかった。サークル活動を通じて再び仲を取り戻し、自分の一番のイラストレーターと認たことで仲直りする。ワガママで大人げないものの、病弱で臆病な性格の彼女に過保護な面があったが、進化し続ける彼女の絵の才能を目にして心配も消えていった。
霞ヶ丘詩羽
一年先輩でサークル仲間の一人。
高校一年生のときに並んだサイン会で彼女がラノベ作家・霞詩子だと知る。彼女の書いた『恋するメトロノーム』のファンとなり、TAKIのハンドルネームで宣伝ブログを立ち上げる。作品の内容や感想を語り合う仲となるが、『恋するメトロノーム』の先読みをあくまでファンの一人のままでいたいからという理由で拒絶してから、彼女がサークルに加入するまで数ヶ月の間疎遠だった。現在も霞詩子の大ファンであることは変わらず、自身がゲームシナリオを手掛けるようになってからは、師弟関係のようなものになる。