YMS-08A 高機動型試作機(High Mobility Test Type)とは、プラモデル企画『MSV』に登場するのジオン公国の試作型MS。
陸戦型ザクⅡの後継機として開発された試作機。
機体説明
陸戦型ザクの後継機として開発された試作機。
競合機であるYMS-07 グフが陸戦型MSとしての完成度を主眼に開発されたのとは対照的に、重力下での機動性を主眼に開発された。
機動性はYMS-07を上回っていたが、推進系の欠陥が発覚し不採用となり開発計画はグフに統合された。
厳密に言えばグフのバリエーションではないが、開発データなどがグフに反映されていると設定されているため、グフの原型機の1つという位置付けとなっている。
当初は製造元が設定されていなかったが、後にツィマッド社製と設定された
(デザインはジオニック系なのだが…)。
コンセプト的には「ヅダ」の陸戦バージョンというべきMSであり、不採用の経緯もヅダと同じ轍を踏んだ形となっている。
しかしながら「高機動陸戦MS」というコンセプトは最終的に名機ドムに昇華されることになる。
生産数は5機といわれているが詳細は不明。
後に改良された機体がゲリラ討伐戦に投入されたといわれている。
MS-08TX イフリートがそれに相当するのではないかという説があるが、関連は不明。