プロフィール
概要
『ギルティギアシリーズ』における黒幕の一人。
顔を隠すように目深に被ったフードが特徴。穏やかかつ贖罪的な口調でしゃべる。
一般人にもギアを作り出した大罪人として、その存在は認知されているが、本名を知る者はごくわずかであり、「あの男」と通称で呼ばれる。
『ギルティギア2』からは「ギアメイカー」と呼称される場面が増えた。
ソルは「肉弾戦ではその辺の爺さんにも負けるレベルだが、魔法使いとしては頂点だ」と「あの男」の強さを語っている。
GG2で敵としてゲーム本編にようやく登場。魔道書から光弾やレーザーでシューティングゲームさながらの攻撃をしてくる。
そういうゲームじゃねえからこれ!
外見・服装
それまでシルエットでしか描写されなかったが、『GG2』で初めて正式なデザインが設定された。
フードを目深に被っており、素顔は見る事はできない。
子供の姿をしており150年以上生きているが、あくまでも人間でありGEARではない。
特殊な装置で眠りにつき定期的な若返りを行うことで寿命をのばしているが、装置自体が不完全なため記憶のオーバーフローを起こしてしまう。このため記憶のバックアップを行なっている。
『GGXrdR』のストーリーの最後で、初めて本名(飛鳥=R=クロイツ)と素顔を晒した。
容姿はショートヘアの穏やかそうな外見で、頭部に猫耳の様な三角状のものがつき、右目は翼の形をしたようなもので覆われていた。
三人の側近
側近としてイノ、レイヴン、ジャック・オーを従えている。レイヴンは忠実だが、イノはとても気まぐれで命令を聞かないこともしばしば。
目的・立ち位置
バックヤードで人類を意図せぬ方向に進化させようとする「慈悲なき啓示」に対抗するなど、その行動は人類を救うために行われている節がある。
どうやら未来に起こる厄災をバックヤードで知り、来るべき時に備えての準備としてGEARの作製や聖戦を引き起こしたらしい。しかしそのために人類に未曾有の惨劇を引き起こしたのは紛れも無い事実である。
だが日本の滅亡などは、彼の意に反して行われた事故であることが語られている。
ソルから追われる身ではあるが、目的のためにあえて何も語ろうとはせず、成長を促し導こうとしていた。
その真の目的はアリアの蘇生であり、彼の行動の全てはソルとアリアを引き合わせることにあった。
ソルとアリアの再会を見届けた後、フレデリックと決着を着ける決意を固めた。ソル曰く「ケンカを売っている奴の目」とのことで凛々しい表情を見せた。
本編以前の過去
フレデリック(手前)と「あの男」(奥)
2010年に一般化した魔法科学理論。その不明なままの部分を発見したと目されている。
2014年。アメリカ合衆国で発足した人類の生態強化計画GEARプロジェクトのチーフに就任。同チームにフレデリックとアリアが所属する。当時は友好な関係にあり、理論のディスカッションなどをしていた。当時からバックヤードや啓示の存在に言及している。
2016年。人体実験第一号として本人の了承なくフレデリックをギアに改造。しかも自立型ではないため、制御装置なしには意識を保てないプロトタイプだった。実験体として扱われたフレデリックは研究所を脱走し、「あの男」を宿敵として憎むソル=バッドガイとなる。
その後、GEARプロジェクトはアリアを含む所員全員が失踪し中断した。
しかし「あの男」はその後も研究を続け、2073年にアリアを素体として司令塔のギア=ジャスティスを完成させる。同時期にある男の画策でアメリカ合衆国で兵器開発としてGEARプロジェクトが再開する。
翌2074年にGEARの生産が完了し世界戦争に突入しかけるが、ジャスティスにより全てのGEARが支配され人類に反逆する。同年、計画通りに日本列島が総攻撃を受け日本が消滅する。
このため、様々な人物にとって憎悪と興味の対象となっており、特にジャパニーズ(日本人)たる御津闇慈や梅喧とは因縁が深い。
なお、日本消滅に関してはXrdでの設定改変に伴い、大きく変更されている(詳細はジャスティスの記事を参照)。