概要
上杉四天王の一人で上杉二十五将にも含まれている。四天王に挙げられる人物の中では最も若く、上杉謙信・景勝の二代に仕えた。当初は長重と名乗っていたが、後に謙信の旧名長尾景虎から一字拝領し、『景持』と改名した。近江守とも呼ばれる。飯塚灰毛城主。
柿崎景家に並ぶ武勇の持ち主と評された。第四次川中島の戦いでは退却する味方の殿を務め、そのあまりに見事な指揮から武田は『謙信が直接指揮をしているのか』と勘違いしたという。
長尾政景に仕えた越後上田衆の出身であり、謙信の死後に起きた上杉景勝と景虎の後継者争いでは政景の子である景勝を支持した。景勝が当主の座につくと、恩賞の不満から謀反を起こした新発田重家の討伐に参加。主君景勝からその戦功を賞賛された。その後は直江兼続の命で検地奉行の職に就いている。
主家が関ヶ原の戦いに敗れて移封されると、それに従って越後から移り、移封先の米沢で没した。
その後一族は代々米沢藩士として仕え、明治を迎えている。関東大震災直後に起きた甘粕事件の主犯甘粕正彦大尉は彼の子孫。
上杉家の資料『諸国衆御太刀乃次第写』には序列二十九位『甘糟近江守殿』としてその名が見える。『松隣夜話』にある謙信と伊勢姫の悲恋話にも登場し、政治的な理由で二人を別れさせようとする柿崎景家に対して、二人の気持ちを尊重して逆に二人をくっつけようとしている。
戦国大戦において
上杉家の武将として参戦。
上の見出し画像も戦国大戦のイラストがモデルになっている。
ゲーム上では『甘粕隊、熱くいくぜ!』(開戦前)や『まだまだあ! 熱さが足りねえ!!』(落城勝利時)などという台詞から、かなり熱血なキャラとなっている。
スペックは、コスト2 武力7/統率5の騎馬隊であり、上杉家所属の武将としては高めの統率を持つ。
持ち計略の「龍の如く」は、発動時に「戦場に居る敵軍数に対して自軍が少なければ少ないほど武力が上昇」する「超絶強化」タイプの計略。
3部隊以上の差が付いている場合、さらに甘粕の兵力も4割ほど回復する効果も持つ。
「火傷するほど 熱くいこうぜい!!」