母乳とは
通常、女性の妊娠・出産に伴い分泌されるようになるが、我々の世界(?)ではそれら未経験の女性が、薬物投与もしくは肉体改造などによって人為的に分泌させられることも少なくない。
……現実でも一応、妊娠したことのない女性も、何らかの状況や条件(cf.赤ちゃんに吸われ続ける、薬剤投与)によって後天的に母乳が出ることはある。
また母乳の分泌を促すプロラクチンは脳下垂体ホルモンでいわゆる女性ホルモンではない。つまり……
原料
血液は養分を乳腺の中に運び、そして乳腺はその養分で母乳を作り出す。
しばしば原料が血液だと言われるが、実は間違っている。
恐らく、漢方の「母乳は気血から作られた」説の「気血」を「血液」だと誤解したのが原因。
たまに母乳の中に血の色が混じることがあるが、多くは乳管の傷が主な原因で、血液から変化した証拠にならない。
母乳の味
甘くておいしいのは普遍的な印象だが、
現実は味が持ち主の飲食を反映する。
そのため、喫煙や飲酒、香辛料の多量摂取の習慣があるとまずくなる恐れがある。
無論、授乳対象となる子供の体にも良くない。
ちなみに、母乳の乳糖含有量は牛乳より6割ほど高く、乳糖を消化する能力の弱い大人が飲むと腹を下す可能性があるので要注意。
特に、乳糖不耐症で牛乳すらもまともに飲めない人は、尚更母乳を口にするのを避けたい。
上記の状況は、欧米系の人種よりアジア系に起こりやすい。
本気で母乳を飲みたいなら、自分の健康状態に相談し、一度飲む量に十分気をつけよう。
大きさとの関係
誤解されることもあるが、乳房組織の脂肪は乳の生産自体に関係はないため、乳房の大きさと母乳の量・ 質には因果関係はなく、大きい小さいにかかわらず子供が生まれると出るようになるため、大きくないと母乳が出ないわけではない。大きさの好みは人それぞれである。
ふたなりの場合
ふたなりの場合は、乳房の乳頭から母乳を射乳するだけではなくて、ペニスの亀頭から噴乳する場合もある。
その場合は亀頭を使って授乳させることも可能であり、乳頭からの母乳の出が悪い場合にはペニスを使った授乳を行うことになる。
乳頭から徐々に母乳が出る場合と違って、亀頭からは一気に大量に母乳が噴出することに注意する必要がある。
また、誤っておしっこを一緒に出さないようにするためにあらかじめ放尿して、体内の尿を抜いておくことが推奨される。
そして、射精される精液自体に母乳が混じっている場合もあるが、そのような母乳は精乳と呼ぶことが多い。