100万回生きたねこ

ひゃくまんかいいきたねこ

「100万回生きたねこ」とは、児童向け絵本のひとつである。

「俺は100万回死んだんだぜ！」

作者はエッセイストでもある佐野洋子で、初版は1977年。2019年現在も販売されており、児童向けの中でも特に著名な絵本のひとつである。

内容

簡単に説明すると100万回生きたねことは100万年の間に100万回輪廻転生を繰り返したねこである。

死に至る理由は作中では100万のうち6つしか語られていないが、

1. 戦場で飛んできた矢が刺さって死亡。
2. 船から海に落ちてそのまま溺れてしまい死亡。
3. 手品師が失敗してノコギリで猫をまっぷたつにしてしまい死亡。
4. 犬に咬み殺される。
5. 年をとって死亡。
6. おんぶひもが首に巻き付いて窒息死。

どれもかなりひどい死に方をしている。

どの飼い主もねこが好きだったので死ぬと泣いて悲しんだが、ねこ自身はどの飼い主も嫌いだったので何とも思わなかった。100万年目で初めて飼いねこではない自由なねことして生まれたねこは、100万年の自慢話をしていた。だがある日出会った白猫は…。

パロディ

一般層には哲学的なメッセージを読者に語りかけるシリアスな絵本という認識が強い一方で、

ネット上では猫の独特なポーズと表情から度々パロディの題材にされる事がある。

シンプルに猫を描いたものもあれば、

もはや、猫ですらなかったりする。

挙げ句の果てには倒された数をネタにしたものもあったり…。

他にもネット上でよく見かけるネットミームとして「かわいそうなのは抜けない」などの「抜けない」系が存在する。あまりの派生の多さから「注文の多い料理店」などとネタにされている。いかに猫がホモ・サピエンスじゃないとは言え、抜けるもんにも限界があるのである(尤も、このネタはR-18系の話題なので場を考えて使う必要がある)。

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