「我等が掟を守らずして 誰が掟を守るというのだ」
「この勝負 兄の勝ちだ」
プロフィール
概要
四大貴族・朽木家の第二十八代目当主であり、朽木ルキアの義兄。
現隊長の中では最も有名であり、朽木家歴代最強と謳われている。
外見は長身痩躯で、肩にかかる位の黒髪に黒い瞳(一部の公式イラストでは紫になっている)。
頭部に牽星箝(けんせいかん)と呼ばれる貴族にのみ着用を許される髪留めをつけ、首に朽木家当主の証である銀白風花紗(ぎんぱくかざはなのうすぎぬ)という襟巻きを巻いている。
人物像
性格は生真面目で冷静沈着。厳格でルールに厳しい。
休日は四大貴族の集会に参加、読書や書道などして心静かに過ごしている。
四大貴族の一として「全死神の規範であるべき」という強固な信念を持ち、朽木家の誇りを守るために戦う。真面目ではあるが、尊大でプライドが高く皮肉屋である。
無表情で口数が少なく自分の感情を滅多に表に出さない。ルキアの極刑が決まっても異論を唱えない。その為一見冷徹に思えるがルキアを敵の攻撃から庇ったり、危険な任務が多い席官にしないよう根回したりと情のある部分も見せている。後半は完全にシスコンと化している。
ルキア同様珍妙な美的センスの持ち主で、「わかめ大使」なる謎のオリジナルマスコットを作り出して愛着を注ぐ。真顔で変な発言をしたり、微妙な芸を披露して周囲を凍りつかせたりとやや天然気味な一面も。
アニメ版の死神図鑑ゴールデンなどでは原作やカラブリ以上にコミカルな一面を見せる描写が多く、原作では絡みがない草鹿やちるからは「びゃっくん」というあだ名を付けられている。
また朽木邸には女性死神協会の秘密アジトが存在する。やちるに頼まれたネムが作り、白哉すら知らない仕掛けが多数。
池には通常の3倍は大きく黄金色に輝く珍しい鯉が泳いでいるが、浮竹への見舞い品として深夜にやちるが持っていき、半数以下に減少。使用人の間で「朽木家の怪」と噂になっている。
110年前は短気な熱血少年で、当時二番隊隊長だった夜一にからかわれる様子が描かれているが、現在の性格に至るまでの経過は不明。
ただ短気な所は割と変わっておらず、更木剣八に挑発された際には目の前の十刃そっちのけで卍解を使って攻撃し始めるほど。
経歴
祖父の朽木銀嶺は110年前の六番隊隊長で、強く慕う様子が過去篇でみられる。
実父の朽木蒼純は六番隊副隊長を務めていたが若くして戦死。
55年前に流魂街出身の女性、緋真(ひさな)と恋に落ち、周囲からの反対を押し切って結婚。
しかし5年後にあえなく死別。その1年後に緋真の遺言通り実妹ルキアを探し出し、実姉と言わず、朽木家に養子として迎え入れ自らの義妹とした。
流魂街の者の血を混ぜてはいけない、という掟を二度も破った白哉は、「掟を破るのはこれが最後。これより先は必ず守り抜く」と父母の墓前で誓いを立てた。物語当初の掟に固執する姿勢はこれが理由。
斬魄刀
解放すると刃が桜の花弁のように無数に分かれて舞い散り、敵を切り刻む。この刀身に光が当たり輝く姿は桜の花弁を思わせる。
解号は「散れ」。卍解時にも言う事がある。
詳細は項目で。
始解の強化版。
ちなみに卍解は通常、始解よりも強力だが能力が複雑化したり、強力であるが故にそう簡単に使えない制約が付いたりと、何かと扱い難いものが多いのだが、千本桜は数少ない始解の能力が順当に強化されただけという、強力でかつ扱いやすいという破格の性能を持っている。
詳細は当該項目を参照。