概要
レベル | 成長期 |
---|---|
タイプ | 爬虫類型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | ロックブレイカー、ファイアーボール |
初登場の『デジモンテイマーズ』では、ウィルス種でありながら主人公のパートナーデジモンを務めた、シリーズでも非常に珍しい存在である。
亜種としてX抗体版がおり、自分の力を受け入れたことでデジタルハザードの刻印が消えていて、炎を纏った腕で殴る「ファイアーミット」を習得している。
デジモンバトルクロニクルではカオスデュークモンの進化ルートを埋めるように黒い亜種であるブラックギルモンが新たに登場している。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
まだ幼さを残す恐竜のような姿をしたデジモン。まだ成長期ではあるが、デジモン本来が持っている“戦う種”としてのポテンシャルは非常に高く、肉食獣のような凶暴性を秘めている。
腹部に描かれたマークは“デジタルハザード”と呼ばれ、コンピュータデータに対して多大なる被害を及ぼす可能性があるものに刻印される。しかし、この能力も平和的に利用さえすれば、デジタルワールドの守護者たる存在となりえるだろう。
得意技は強靭な前爪で岩石をも破壊する『ロックブレイカー』。必殺技は強力な火炎弾を吐き出す『ファイアーボール』。
活躍
デジモンテイマーズ
CV:野沢雅子
主人公・松田啓人の落書きをデジノームがデジモン化させた存在という設定。
生まれたばかりであることから、純真無垢で非常に好奇心が旺盛。だがそれ故に感情には素直に行動し、一度闘争本能が目覚めると歯止めが利かないことも見られた。
さらに当初は言葉も喋ることも出来なかったうえ、その意味もほとんど理解していなかった。鳴き声はポケモンよろしく『ギル』であった。
ペットサイズのテリアモン、身を隠せるレナモンと違って、身体が大きいうえに身を隠す術がない。
そのため啓人の家には置いておけず、仕方なく普段は公園で誰にも使われていないところを内緒で拝借して、「ギルモンハウス」と称して住まわせていた。
穴掘り遊びが好き。そのためギルモンハウスの壁に穴を開けてよく遊んでいたが、そのことがデジタルワールドへのゲートを開通させることに繋がった。
人懐っこい性格なので、デジモンを知らない人間とでも割と打ち解けやすい。啓人の母からは当初は恐れられていたが、後に受け入れられる。また、5年2組の子供達はヒロカズの紹介で存在を認知しており、騒ぎにならないようにクラスの秘密とされている。進化するごとに性格が勇ましくなっていくが、グラウモン時にはやや幼さが残っている。
ちなみに劇場版第1作では成長期であるにもかかわらず、本編以上の戦闘力を発揮しており、水中という圧倒的に不利な環境でティロモン、カードスラッシュでの援護があったとはいえ、完全体であるアノマロカリモンを倒すという戦果を挙げている。
なお、『TVアニメ&劇場版アニメデジモン公式超図鑑』(集英社刊)によれば、ギルモン系の鉱物は全てパン系で統一されている模様。
好物はギギモン:ひとくちあんパン、グラウモン:フランスパン、メガログラウモン:ライ麦パン、メギドラモン:くさったパン、デュークモン:クロワッサン、クリムゾンモード:バナナスティックとなっている。無論、劇中ではそんなシーンはないのでこの本独自の設定と見るべきか。暗黒進化したからメギドラモンが腐ったパンになった事は想像に難くないが、他の形態が何を基準に設定されたかは不明。
デジモンクロスウォーズ
デジメモリに封印されたデジモンの一体として登場。いわばお助けキャラであるため特に性格設定などはなし。
第1話の冒頭において、タイキが見た夢の中のシルエットにも登場している。
第三期の最終決戦ではテイマーズのギルモンも登場したが、残念ながら声は収録されなかった。
なお、必殺技名が『ロックンロールブレイカー』となっている。超クロスウォーズでは完全新規技で『ファイアロックブレイカー』を習得している。
デジモンワールド-next0rder-
CV:織田優成
広瀬コウタのパートナー。礼儀正しい武士のような性格をしている。
戦闘力は低くはないのだが相手が悪いのもあって、戦績は芳しくなかった。その事に焦りを抱いたコウタの無茶な特訓により、グラウモンからスカルグレイモンへと異構築してしまう。
主人公達に倒された事で一度はデジタマに戻るが、最終的にはデュークモンへと進化を果たしている。
進化一覧
進化するごとに知性が増していく。特にメガログラウモンへと進化するとギルモン~グラウモン時に見られた幼さが消え、啓人を自身のテイマーとして強く認識するようになる。
究極体であるデュークモンに進化した際には、更に老練で落ち着いた物腰へと変貌する。