概要
初登場は『コードギアス反逆のルルーシュR2』。
ブラックリベリオン後、インド軍区へと逃れたラクシャータ・チャウラーが開発した新型ナイトメアフレームの一種で、月下の後継機にあたる機体。
性能的には、後継機だけあって原型である月下の完全上位互換と言えるものになっている。
メインフレームやコクピットの構造、基本武装はほぼ同じで、腕部のアタッチメント機能も健在。
原型機の優れた汎用性をしっかりと受け継ぎつつ、全性能を上回ることに成功している。
少数生産のエース向け機体として扱われた月下とは異なり、数を揃える余裕があったためか相当数が生産され、一般兵に至るまで広く配備が行き渡っている。
劇中、中華連邦への亡命後、蓬莱島に拠点を移した黒の騎士団に多数の機体がインド軍区から送られ、新たな主力となった。
第七世代相当の高性能機なのだが、数が揃ってしまっているためか『やられメカ』として撃破される描写が目立ち、残念ながら月下ほどの見せ場はなかった。
後に全機体に飛翔滑走翼が標準搭載され、空戦能力を得て戦闘力を増したはずだが、それでもやはり扱いは変わらなかった。
暁 直参仕様
指揮官・エースパイロット用向けにカスタマイズした機体。
朝比奈省悟や千葉凪沙ら四聖剣の生き残りメンバーが乗り込んだ通常仕様のカラーリングは青(メイン画像のものはコレ)、C.C.の専用機は薄いピンク色。
頭部の形状が変化しており、その他の外観は月下と全く同型。
量産機に比べて基本性能と通信機能が強化されている他、輻射波動を利用したシールド・輻射障壁など様々な武装が追加されている。
脚部は紅蓮等他の機体と同じ中空型に戻されている。
アマネセール
ブリタニア製KMFの装備運用を目的に開発された暁のカスタム機。基本スペックは量産型の暁より高く、輻射波動系の装備を持たない代わりにランスロット(コードギアス)と同じMVSやブレイズルミナスの系列装備を搭載している。
エリア24となったスペインで活動する「マドリードの星」に送られ、当初はマリルローザ・ノリエガが搭乗する予定だったが、戦闘に居合わせたオルドリン・ジヴォンが搭乗機とする。
最終的には龍門石窟で大破した後、ヴィンセント・グラムと共にグリンダ騎士団に回収され、吸い上げられた実働データはヴェルキンゲトリクスのものと共に紅蓮聖天八極式への改修に用いられた。
真紅のボディに加えてマントの形状をした鞘を胸に装備していることから、「赤マント」の呼称がつくと共にブリタニア軍からは紅蓮弐式と誤解されることがあった(元を辿れば、月下が紅蓮タイプの量産型であるので見間違えるのも無理はない)。
なお、設定画ではわかりにくいが漫画版では頭部が明確に紅蓮とよく似た顔をしている。
関連イラスト
一般機
直参仕様(C.C.専用)