cv:みのもんた
概要
劇場版のために作られた劇場版オリジナルキャラクターで、原作には登場しない。
ワポルに代わり、物語が進行して桁外れに強くなったルフィにも強敵となるよう設定された。
その為、ワポルとは全く次元の違う強さを誇る。
(声を務めたみのもんた氏も声をいかりや氏に似せて演技している)
それもあってかワポルも劇中で「ワポちゃんぺ」とどこかで聞いたようなギャグを言ったりしていた。
人物
弟のワポル同様の悪党。
どちらかというと悪知恵の働くワポルに対し、力尽くで物事を解決しようとするタイプ。
好戦的な面も目立ち、お世辞にも頭がいいとはいえない。
弟のワポル曰く「バカ兄貴」「まんまと俺の思い通りに動いてくれる」と、心の中では見下されていた。
悪人だがコミカルなキャラクターでもあり、ワポルとのミニコントのようなギャグを行ったり、ワポルのバクバクの実の能力の一つ、ワポルハウスを見た際にはルフィと同じ反応をしていた。
その一方でわずか13歳の少年の頃、「退屈しのぎで能力を試してみた」という理由で猛毒の胞子を打ち上げ国民の多くの命を奪うなど弟のワポルに勝るとも劣らない危険人物でもある。
だがそれでいて弟への愛情は本物であり、小説版では強すぎる能力を持ったゆえの孤独と寂しさを表す描写がある。
ちなみに目の周りの黒い模様は、火の国・キラウエアに幽閉された際に付いた煤(スス)である。
口癖は「ムッシッシ〜」「このカパ野郎が!!」「(ワポルに兄(アン)ちゃんと呼ばれて)お兄たまと呼べっつってんだろーが」
能力
悪魔の実 | ノコノコの実 |
---|---|
解説 | 毒キノコの胞子を体から生み出し、操ることができる |
主に体内で毒キノコの胞子を作り出し、操ることができる。
身体を胞子に変化させる事も可能で、分身形成やキノコによる敵の捕縛、ドリル攻撃などが可能である。
ムッシュール自身の身体能力自体も相当高く、ギア2状態のルフィとまともに戦う事ができる。
また、覇気も習得しているようで、彼の打撃はゴムにも有効であり、ルフィを流血させていた。
だが、真の能力は体の中に溜まった猛毒の胞子の爆弾「フェイタル・ボム」を10年に1度放出する事ができるという、まさに人間核兵器とも言うべき能力である。
(「キノコ」の能力と言うのも実は「キノコ雲=核兵器」という暗喩である)
だが、胞子は火に燃えやすいという弱点がある。
活躍
20年前に暇潰し目的で島中に毒の胞子を撒き散らし、多くの国民を死に至らしめたとして父の先代国王により火の国に幽閉され国外追放になっていたが、ドラム王国が海賊"黒ひげ”により襲撃された際、対抗手段として弟のワポルが幽閉を解いたためドラム王国に戻って来た。
戻って来るなり弟のワポルと共に悪政の復活を目論み、航海士ナミの治療のため上陸していた麦わらの一味と衝突した。
一時はルフィを寄せ付けない強さで圧倒したが、島唯一の医療集団であるイッシー20の開発したムッシュールの毒に対する解毒剤をルフィが摂取した事で形勢は逆転し、「ゴムゴムのJETバズーカ」で敗北。
敗北後はワポルのバクバクの実の力でワポルの体内に取り込まれ、再びルフィと戦ったが、ワポルの体がベースであるためムッシュール単体の時の方がはるかに強く、むしろ弱体化してしまった。
「フェイタル・ボム」の打ち上げもゾロとフランキーによって阻止され、最後は「ゴムゴムの巨人銃(ギガントピストル)」で兄弟諸共ルフィにより空の彼方へ殴り飛ばされ、再び追放された。
余談
2019年公開STAMPEDEにてまさかの再登場。ワポルと共に悪ブラックドラム王国にいる模様。台詞無し。
ただしパラレル扱いと思われる。
関連項目
ワンピース ONEPIECE ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜 ワポル トニートニー・チョッパー
・ワンピース映画ヴィラン