概要
レベル | ハイブリッド体 |
---|---|
タイプ | 水棲型 |
属性 | ヴァリアブル |
必殺技 | ネーロコルソ、タイタニックチャージ |
所属 | ディープセイバーズ(※) |
(※)『水のスピリットB』でスピリットエボリューションを行うと、ディープセイバーズのフィールドアイコンを得る(St-745)。
水のビーストスピリットによって進化した、ハイブリッド体デジモン。ヴァリアブル種。
イカのような触手を持つ水棲型デジモン。水中戦だけでなく空中戦も得意とし陸上では10本の触手でヤドカリのように移動する。
必殺技は「タイタニックチャージ」(デジモンフロンティアでは、最初は上手く制御ができず空の彼方へ飛んで行ってしまっていたが、セフィロトモンの体内では制御ができるようになっていた)と、「ネーロコルソ」。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力を宿した、水の能力を持つデジモン。半人半獣の姿をしており、触手は高速回転して敵を攻撃したり、収束して壁となって本体をガードしたりと攻守に使用される。触手での攻防で勝負がつかないとなると、本体は胴に収納されて巨大イカの姿でパワーアップした攻撃をする。胴部の弾力性は触手に勝り、対外の物理攻撃は無効。
水中あるいは空中での行動の方が得意だが、陸上では十本の触手を器用に操り巨大なヤドカリのように動く。性格は魔女のようにずる賢くて短気。
必殺技は口から溶解性の墨を吹く『ネーロコルソ』と、胴部を硬化させドリルのように回転させて敵にぶつける『タイタニックチャージ』。
進化
進化元
- ラーナモン(スライドエボリューション)
- 完全体デジモン+水のスピリットB(Bo-735)
進化後
- エンシェントマーメイモン(デジモン新世紀)
- ヴリトラモン(Bo-1209)※成熟期デジモンとジョグレス進化
- マグナガルルモン(Bo-1211)※マグナモンとジョグレス進化
活躍
元々女性型のデジモンとあって、ハイブリッド体の中ではセフィロトモンと同じ様にアニメでの出番に恵まれている。
デジモンフロンティア
第15話にて、ラーナモンが水のビーストスピリットを入手して進化した。
初登場時にはラーナモンの頃の面影が全く見られないその外見で皆(視聴者含む)を愕然とさせ、特にラーナモンのファンクラブだったトーカンモン達はあまりのショックに、「アイドルの素顔なんて、所詮こんなもんだよな…」と言い残し、ファンクラブを脱退した。公式設定通り、煽り耐性はラーナモンより低く、「スルメ女」、「イカスミ女」、「一生彼氏できない」だのボロクソにこき下ろされた為に折角捕らえたシューツモンを逃してしまったほど。ちなみに化粧をしているらしく、第16話では禿げてしまった。
必殺技の「タイタニックチャージ」は最初は上手く制御ができず、使おうとする度に空の彼方へ飛んで行ってしまっていたが、セフィロトモンの体内で使用した時は制御できるようになっていた。
第26話にて、セフィロトモンの「水のエリア」で泉と三度目の対決を行う。シューツモンのウィンドオブペインを食らい怯んだところにギルガメッシュスライサーが直撃し断末魔の絶叫とともにデジコードを放出した。最初にビーストスピリットを取り除かれ、ヒューマンスピリットもフェアリモンにスキャンされる。
デジモンアドベンチャー:
第20話に先行してシルエットで姿を見せ、翌21話で本格的に登場。
無数のアルゴモン(幼年期Ⅰ)を使役して航行管理システムからデータを搾取し、灯台型オブジェを介してデビモンの元に転送するとともに、マラッカ海峡で操作を掌握したタンカーを港に衝突させようとした(同時にこの騒動で報道やSNSに溢れたデータも収集していた)。
22話でバードラモン、カブテリモン、トゲモン、イッカクモンの一斉攻撃を受け撃破されたかに見えたが、保護色で周囲に身を晦ませていただけで生き延びており、23話でイッカクモン以外の3体を捕縛し、『ネーロコルソ』で痛めつける(不意を突こうとしたイッカクモンもこれで撃ち落とした)も、完全体に進化されると脱出を許し、リリモンの『フラウカノン』をイカの胴体部分に受けて怯んだところにガルダモンの『シャドーウィング』とアトラーカブテリモンの『ホーンバスター』で撃ち抜かれ消滅。データを転送していたオブジェもズドモンに粉砕された。
なお人型部分はアルゴモンを指揮するときくらいしか露出しておらず、移動や戦闘の際は終始収納したままだった。
デジモンゴーストゲーム
「ギュルルル…ギュルルル…。世界に広がれ…広がれ…。美しきねじれ……」
「お前達はゲートを通った時、美しき『ギュルルル』を感じなかったのか?ギュルルル〜♪ギュルルル〜♪私は見たわ、ねじれは根元!私は美しき、世界の中・心!」
CV:名塚佳織
第40話『螺旋海岸』で登場。
デジタルゲートをくぐったときの『ギュルルル』に魅せられ、樹木や電柱など色んな物をグルグルとねじってしまった(ただし、負荷に耐えきれないと折れたり壊れたりする)。
エスピモンの腕やジェリーモンの胴体に始まり、最終的にはデジモンだけでなくカモメや猫、果ては人間にまで被害が及びだした。
折れたり壊れてしまった無機物と違い、生物には痛みなどはない模様だが、ヤモリ人間や死霊の群れの時と同じく、デジモンの力の影響を受けた人間や動物はデジヴァイスVの疑似空間にそのまま送られてしまう。
そのため、カノーヴァイスモンと戦うこととなり、最終的に必殺技の『まっすぐ』な美しさも理解して和解し、新たな美しさを探求するため旅立つ。
描写から戦闘力は先に登場したハイブリッド体のギガスモンと同じく完全体相当だが、動機や目的が愉快犯的だったり、発言の際は頻繁に擬音をはさんだり途切れ気味だったりと、ギガスモンに比べ少々幼稚的な印象をしている。とはいえ周囲を囲って攻撃を防いだり、まっすぐ突っ込んでくるカノーヴァイスモンの『ドラゴニア』を『タイタニックチャージ』で相殺しながら「体を回転させるこちらの方が威力は上」とマウントをとるなど、知性自体は実力相応にある様子。
またギガスモン同様フロンティア以降では十闘士なのに悪役としての出番しか存在しなかったが
今作では初めて明確に悪人ではなく、かつ和解可能なデジモンというポジションで描写されるようになった。
余談だが、この『イカ』デジモンの話でジェリーモンが『蛸壺』にジャストフィットしていた…『クラゲ』なのに…。
あと、公式ツイッターによると『ギュルルル』の発音が『ル』が3つで苦労したとか。
また、捻れてしまった生物が『トイ・ストーリー』の『スリンキー・ドッグ』に似てるようにも見えたりする。
関連項目
ラーナモン(ヒューマン体) ⇔ カルマーラモン
エンシェントマーメイモン:首元のエラや半獣半人型という特徴からカルマーラモンの要素が強く出ているものと思われる。