概要
ガオレンジャーの五人がそれぞれ持っている『破邪の爪』と呼ばれる専用武器を合体させることで完成する大剣。
片手モードにしたライオンファングを装備して破邪百獣剣を持つガオレッドの「邪気…退散!」の掛け声で巨大な円を描いた後に、唐竹割りのように勢いよく振り下ろし、それと同時に伸びたガオソウルの刃でオルグ魔人を一刀両断する。直撃時に「斬」のエフェクトが表示されるのが特徴。
通常は5人で使用するが、メイン画像のようにガオシルバーを含めた6人で繰り出すパターンもあり、その際はガオレッドとガオシルバーの二人で破邪百獣剣を握る。
コピーオルグ戦では、切っ先からレーザーを発射して敵のボディを撃ち抜いてから両断している。狼鬼との決戦ではガオレッドが一人で振るい、相手を直接斬り付けてダメージを与えた。
Quest1から登場した合体武器であり、等身大戦における最初の必殺技だが終盤まで活躍し、ハイネスデューク以外で効かなかったのはキマイラオルグのみである。
シュテン、ウラ究極態、センキ(ラセツにはツエツエを盾にされ防がれた)は効かなかったが、パワーダウンしている状態ではあるがヘルハイネス時の3体は撃破している。
さらにはFinal Questにて、ガオレンジャーの窮地に駆け付けた百獣達による森羅万象・天地轟鳴・百獣アニマルハートを受けて丸裸になったセンキの心臓部にとどめの一撃を与えた。
まさにガオレンジャーを象徴する必殺武器と言えよう。
破邪の爪
ライオンファング
ガオレッドの専用武器である、ライオンの顔を模した手甲型の武器である破邪の爪。
片手に装着する事でパンチの威力を3倍にまでアップさせることができ、上下に分割する事で両手にそれぞれ装備し手甲鉤として使うこともできる。
必殺技は、分割した状態で敵を斜めに引き裂く「ブレイジングファイヤー」。
破邪百獣剣の持ち手を構成している。
また物理法則を無視した変形をすることで「ガオメインバスター」という大型光線銃にも変化(メタモルフォーゼ)させることができる。
銃口部分がライオンの頭部を模しており、口を閉じた状態で目や鬣からビームを連射する「ノーマルモード」と、口から突き出した銃口より高熱弾を放つ「ファイナルモード」の2形態を持つ。
ちなみに初期のCMでは分割した状態でデカい&牙が長いライオンファングが見られた。
イーグルソード
名前通り剣としても使える他、鍔には羽根形の手裏剣「フェザーカッター」が収納されている。
必殺技は、敵をX字に斬り裂く「ノーブルスラッシュ」。ヤバイバ&ジャグリングオルグ戦ではブルーが同様の攻撃を行う「サージングスラッシュ」を使用。
破邪百獣剣の剣先(切っ先)を構成している。
シャークカッター
ガオブルーの専用武器である、トンファーに刃の要素を取り入れたような一対の破邪の爪。サメの背ビレを模しており、厚さ5cmの鉄板すらも斬り裂くことができる。
必殺技は、左右から挟み込むように斬り裂く「サージングチョッパー」。ヤバイバ&ジャグリングオルグ戦ではイエローが同様の攻撃を行う「ノーブルチョッパー」を使用。
破邪百獣剣の鍔を構成している。
ちなみに後のスーパー戦隊の作品に登場する怪人が所有するルパンコレクションの元ネタにもなった。
バイソンアックス
ガオブラックの専用武器である、両刃の片手斧の形をした破邪の爪。刃の根元の部分にある飾りが牛の頭部を模しており、巨大な岩石も打ち砕く程の威力がある。
必殺技は、敵を袈裟斬りにする「アイアンブロークン」。
破邪百獣剣の刃を構成している。
タイガーバトン
ガオホワイトの専用武器である、バトンの形をした破邪の爪。バトンと武器らしくない名前がついているが、バイソンアックスと同じく巨大な岩石すらも打ち砕く程の威力がある。
必殺技は、縦横に振るって敵を切り裂く「白虎十文字斬り」と、ガオソウルを込めて敵を突き砕く「ベルクライシス」。
破邪百獣剣の柄を構成している。
余談
『機界戦隊ゼンカイジャー』第48カイ!では、トジテンドの首領ボッコワウスがガオレンジャーの力を悪用する形で召喚した。
関連タグ
ケントロスパイカー:獣電戦隊キョウリュウジャーに登場する必殺武器。こちらも剣型の合体武器だが、叩き斬るのではなく投げつけるのが主な使い方である。
ボルテックバズーカ←破邪百獣剣→ビクトリーガジェッド